投稿第217話
MOTHER3 クマトラの秘密






くっさ~いおばけ「くっそぉー、覚えてろ!」
クマトラ「おとといきやがれ」

彼女の名はクマトラ、出生は王族だが、とある事情から山で性別不詳の人[マジプシー]と過ごしていた。
男勝りの野生児で一目で印象に残る赤髪を生やした美人さんである。

クマトラ「まったく、あいつらもしつこいな。オレの方が強いんだからやめとけばいいのに」

彼女はある目的のために廃墟や森へと入り探索をしているようだ。
一人では無謀に思えるが、子供時代に覚えたサイキックで戦いでも困ることはなかった。
戦いを終えたクマトラは一息つく。

 ブルルッ!!

不意に彼女の体に悪寒が走ったようだ。
一瞬ではあるが、手はその時下の方に添えられ身体を下から上へ押さえこむような動きをしていた。

クマトラ「んっ///そうだった。こんなことしてる場合じゃなかった。
早くいつもの場所へいかないとな。」

廃墟の中で一通りの探索を終えたクマトラは、
そういって先ほどの戦闘中の華麗な足さばきとは打って変わり、
何かを抱えこぼれないようにしながら足早にその場を後にする。

彼女が仲間を探索し始めてから1年、森の中で暮らしていた。
敵から襲われないようにするために、それも理由であったが、もう一つ理由があった。

クマトラ「早く、早くっ!」

廃墟を抜け、整備された道からはずれ雑木林の間へと姿を消していく。
一歩一歩と光がところどころに差し込む草木の間を進むと、道が開ける。
彼女の隠れ家だ。

ここは、昔マジプシーとよく遊びに来ていた思い出の場所。
神聖な力があるのだろう。強いモンスターもここには寄り付かず、人を襲わない小動物達が住んでいるくらいだ。
夕焼けに照らされた池の近くに進むと、そこには何度も使用し縫い合わせたテントがある。

クマトラ「ただいま我が家!っとその前に...」

しかし彼女はそこには入らない。奥の木々の間を抜けていく。
彼女だけの秘密の場所、そこへ向かうのが家に帰ってからのルーティーンだ。

一歩一歩、足を進める、それに比例するようにあることに気づく。
臭いだ、華と自然のリラックスする匂いが、嗅ぎなれた、森には似つかわしくないその臭いがきつくなっていく。
特定の場所でしか認識することのないこの知っている臭い、それはどこか?

クマトラ「到着っと」

その場所は直径1m強の開けた場所、中心辺りはなぜか土の色が違うように見え、
それは見事な鮮やかなキノコが生えていた。

アンモニア臭、これを読んでいる人なら気づいていたかもしれない...。
ここは彼女だけのおトイレなのである。

彼女が男勝りの俺っ娘というのは先の説明通りだが、そんな彼女には潔癖症という一面もある。
そんな理由からトイレには悩みも多かった。
外でのトイレは洋式でなければ我慢し、廃墟などのトイレなんてもってのほかだった。
敵の建物に入ってもトイレ中に襲われることを恐れ、使うことはなかった。
しかし、トイレだって一日中我慢なんてできない。
仲間たちとはぐれ、一人で行動することになったクマトラは、
なんとかこの問題を解決しようとした。
そんなときこのおトイレのことを思い出したのだ。
まだクマトラが子供時代、マジプシーたちと遊んでいたときトイレを我慢できなくなった。
トイレを我慢できない彼女の為に、彼らはこの秘密のおトイレを教えてくれたのだ。
クマトラなぜかこのおトイレならできる安心感を覚え、以来遊んでいるときに催したらここで済ますようになった。

それから10数年後、今では、彼女の唯一自身の我慢のすべてを受け止めてくれるおトイレとなったのだ。

ガサッ!

近くで物音に気付いたクマトラは周囲を警戒する。

クマトラ「・・・誰も来てないよな?まあオレの縄張りに気づく奴なんかいないか」

一瞬戦闘できる状態に入ったクマトラだが、安全が確認できると頬が少し火照った、どこかワクワクしているような表情に戻った。

クマトラ「あ~もうそんなのどうでもいい、もう我慢の限界だ」

そういった彼女は自身のワンピースのスカート部分をガバっとまくり上げる。
彼女のかわいらしい髪色そっくりな色の縞々パンツがお披露目される。その股間部分は彼女の潔癖な部分が表れているのか、一滴もシミはなかった。
パンツを脱いでおトイレの体制をとる。彼女の放尿スタイル。和式が嫌いな彼女が編み出したスタイル。
足を大きく広げ、下に垂れないように下の口を開く。女性ではそうそうお目にかかれない立ちションスタイルであった。

クマトラ「はは・・・おしっこぉ♡」

彼女の表情が男らしい表情から妖艶な表情へと変わる。
同時に彼女の大人らしい毛が生え揃うその奥がかすかに震えて忙しなくヒク付く。
お尻も上へくっと引き締まり、綺麗なお尻の孔が、ぷくっと膨らむ。



それが彼女の黄色い放水への合図だった。01    戻る 02

「っ―――――!」

 ぶじゅびぃぃぃぃぃーーーーーっっっ!!!じゅごごごごごごごぉおおーーーーーっ!!

放たれた衝撃は、足の付け根からほと迸った。
我慢の限界を迎えていたおしっこ。
水撒きのホースを潰したような派手な音が森の中で響き渡る。

 ぶじゅぅぅぅぅぅぅ・・・!!

「んぅぁぁっ・・・気持ちいぃーーーーっ!!!」

彼女において誤算、嬉しい誤算があった。
我慢して我慢して、出すおしっこ。それはなによりもすごく気持ちいいものだったのだ。
ダンジョンに潜り、ぎりぎりになったり、敵に捕まりおもらししそうになった時も、
彼女はなんとかここへたどり着いてその欲求の塊を解放してきた。
潔癖症の彼女が安心してすべての欲求を解放できるこの瞬間は他の何よりも代えがたいものとなったのだ。

クマトラ「限界まで我慢して出すおしっこって・・・なんでこんなに気持ちいいんだ・・・♡」

なんども拒否され焦らされたおしっこ。解放を許された体がその喜びに打ち震え、脳が快感が溶けていく。

クマトラ「さっきのやつらも可哀そうだな。オレがおしっこ漏れそうになったから暴れてたって知らずにさ」

 じゅぶびじゅぉいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーっ!!!!

すでにおトイレは濃い黄色い湖が形成され、あたりは生ぬるい湯気とむせるような臭いに包まれていた。
キノコもおぼれかけている。

クマトラ「やばいぃっ・・・!気持ちいいやつがきたぁっ...!もっとぉ、もっとおしっこいっぱい出して気持ちよくなりたい...」

ぶしゅぅぅぅ---じゅびびびぃぃぃ---ッ!!!ちゃぷんちゃぷん、びちゃびちゃびちゃ......

放尿も後半、おしっこの勢いは最大出力に達する。
周囲のキノコはじっとり変色し、おトイレもいよいよ満水間近だ。
そして、その時は訪れる。

クマトラ「あぁ...もぅ...むりぃぃぃ......!くるくるくるぅぅっっっ♡♡」

ぶじゅぅっ!ぶじゅぅっ!ぶじゅぅっ!

彼女は子供時代にマジプシーと離れたことから性についてもあまり知らなかった。
結果彼女の欲求の発散方法はおしっこを限界まで我慢して、おトイレでぶちまけるという間違った認識となった。

 ピュッピュッ!!・・・ポタッ、ポタッ、ポタッ・・・

クマトラ「へへへ・・・おしっこ気持ちよかった・・・♡」

すべてを終えた彼女は先ほどまでの凛々しい彼女に戻り、おトイレを後にする。
おそらく、池で体の汚れを落とすのだろう。
後に残るのは黄色い湖と彼女のおしっこで立派に育った色鮮やかなキノコだけだ。

彼女がその間違った性知識について理解するのも、おトイレが解決するのももう少しさきになるだろう。
それまではこうやって彼女の醜態を私の目に焼き付け続けようと思う。
私は彼女の黄色い液体を回収した後ここを後にした。

くっさ~いおばけ「ひひ、これからもお世話になるぞ」


END





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投稿者:ナイトバードさん