投稿第206話
桃花のファーストラプソディ





これはまだ桃花と智花が雫中学に転校してくる前のお話

 

智花「桃花!後もう少しだから、頑張って!

 

桃花「う、うん..

 

普段は一方がトイレ我慢をしているともう一方も似たような状況であることの多い2

 

しかし、今回は桃花だけが我慢しているようだ。

 

智花「ご、ごめんね、桃花、お姉ちゃんが..

 

智花「もうちょっとで朋美お姉ちゃんのお友達の家に着くみたいだから..

 

 

御端希家に遊びに来ていた2

 

そうしていつものように2人して大きい方を催したが

 

余裕があったため、桃花はトイレを智花に譲った。

 

しかし、不幸にも智花がトイレを詰まらせてしまったのだ!

 

数分間格闘したが治る見込みのないトイレ

 

智花を待つだけだと完全に油断をしていた桃花の便意は急速に高まり、あわや決壊寸前!

 

朋美が慌てて百合にトイレを貸して欲しいと電話をかけ

 

百合「えっ!緊急事態なんだよね?うん、鍵を開けておくね」

 

との快諾を受けて智花と桃花の二人は御端希家を出発した

 

本朋美が道案内をすればよかったのだが、

 

トイレ修理の業者さんを呼んでしまったため、家から出ることができない。

 

方向音痴ぎみな二人に不安はあるが、あまり余裕もない

 

小粒家を探して歩き回り、それなりの時間が経過してします

 

朋美いわく10分もかからないはず、桃花の不安も便意も高まってきて..

 

こうして冒頭のシーンである。

 

桃花「この道、本当にあってるのかなあ..

 

半分諦めたように桃花が呟く。

 

桃花(もう、もっちゃうよお..!)

 

キリキリと今か今かと肛門が排便の準備を始めている

 

桃花「...もうそこらへんに隠れて」

 

智花「だっ!だめだよこんなところで!」

 

いよいよ弱気になってしまう桃花

 

二人にお野グソの経験はない、さらにここは住宅街、

 

誰が見ているかもわからないので迂闊な判断はできない

 

絶望的な状況と思われたがそこに..!

 

百合「智花ちゃ〜ん!桃花ちゃ〜ん!」

 

なんと百合が駆けつけてきた!

 

百合「トモちから連絡がきてそろそろ来ると思ってたの!」

 

百合「こっちだよ!!」

 

正義感の強さも相まってなんとも心強い百合

 

手際良く二人を自宅まで誘導する

 

百合「玄関もトイレのドアも空いてるから!入ってすぐ右だよ!」

 

桃花「あっ、ありがとうございます!!」

 

大慌てで靴を脱ぎ捨て、家の中に消えてゆく桃花

 

 

 

智花「あ、あの、ありがとうございます」

 

お礼を言う智花

 

百合「大丈夫だよ!困った時はお互い様だもん!」

 

智花「あ..もしかして、前に駅のトイレを譲ってくれた人じゃ..?」

 

百合「えっ!あの時の!?嘘!トモちの親戚だったの?」

 

すっかりお気楽ムードになってしまっている二人、家の前で談笑を始める

 

 

一方桃花は..

 

桃花(でちゃうう〜!!!)

 

最大限肛門に力を込め、トイレに飛び込む

 

百合がしっかりトイレの蓋も上げておいてくれたため

 

桃花はパンツを下ろして便座に飛び乗るだけっ!

 

※プシュッ、 ※プリプッ..ムスッムスムスッ!!

 

桃花「はあああああ

 

長らく耐えた後の至福のうんち、どんどんとお腹の奥から押し出されてくる。

 

※ムスムス..

 

絶望的な状況から一転して快感にひたる桃花…

 

 

 

しかしそこに..

 

大粒(..なんだ、使用中か?)

 

大粒がやってきてしまった!!

 

当然来客があることなど知るはずもない大粒

 

※プリッ

 

大粒(しかも現在奮闘中じゃないか)

 

トイレの中からはうんちの音が聞こえるのみ

 

さらに悪いことに..

 

大粒(おい?鍵がかかってなくないか?)

 

なんと慌てるあまり桃花は鍵をかけるのをすっかり忘れてしまっていたのだ!

 

大粒「まったく、無用心な家族をもつのは大変だな..

 

大粒「注意をしておかなくては..な」

 

言い訳の様につぶやく大粒。

 

唯一事態を止められる百合は断章の真っ最中外!

 

 

そうして大粒はドアノブに手をかけ……………

                                           

※ガチャッ!

 

大粒「おい!鍵がかかっていないぞ!」

 

トイレのドアを勢いよく開けてしまった!!

 

大粒「は..?」

 

そこにいたのは当然百合でもなければ彩でもない

 

う○ち中の御端希 桃花であった

 

桃花「えっ...

 

突然の出来事に頭が真っ白になる桃花、

 

予想外の光景に固まる大粒

 

永遠とも思える数秒の時が流れた..

 

※ムスッ

 

桃花「いやああああああああ!!!!!!!!!」

 

思わず立ち上がり必死に抵抗する桃花

 

それでも出るう○ち

 

ブツは便器を外れ、便座に撒き散らされてしまう!

 

大粒「いや!!悪い!いや!ええ!!??」

 

いまだに何が何だかわかっていない大粒と桃花

 

そこに悲鳴を聞きつけた百合が現れる

 

百合「大粒ちゃん!!!何やってるの!!!!!」

 

大粒「あっ百合!!いやこれは!!」

 

百合「ここから出て行って!!!」

 

鬼のような物凄い剣幕で大粒に迫る百合

 

命の危機すら感じた大粒はもはや弁明の余地なく別室にと追いやられた..

 

百合「大丈夫!?桃花ちゃん!?」

 

桃花「うわぁああん..ごめんなさい、おトイレ汚しちゃったぁ」

 

その後百合が主体となって後片付けをする。

 

なにかとお手洗い周りのトラブルの絶えない小粒家。

 

後処理は慣れたモノである。

 

 

 

 

 

結局大惨事になってしまった。

 

さたに排便中という最も恥ずかしい姿を異性に見られてしまった桃花

 

受けたショックは計り知れない。

 

桃花「もうお嫁にいけない..

 

智花「ええと、まず元気出してさ、今日は詩織お姉ちゃんがお寿司買ってきてくれるから..

 

桃花「うん..

 

大変なことがあっても二人で分け合えば二分の一、また一つ乗り越えていくのでした。

 

 

 

一方大粒は

 

百合「大粒ちゃん、最低!」

 

彩「あんたはいつかやらかすと思ってたわ」

 

大粒「………………

 

罰として

・風呂、トイレ掃除、洗濯、ゴミ出し、買い出し三ヶ月

・彩からの飛び蹴り

・姉妹からの冷たい視線

・二度と人の入っているトイレのドアを開けないこと

・人にお漏らしさせること禁止!!

 

など様々な罰を受け、大反省を命じられた

 

しかし当の大粒は

 

大粒(今日は眠れねえかも..

 

厳しい罰もどこ吹く風、今日の光景で頭がいっぱいであった

 

初めて遭遇した姉妹以外のう○ちと擬似お漏らし

 

もともとの持っていたお漏らし性癖

 

もはや後戻りのできない域はとうに過ぎてしまっている。

 

数ヶ月後、桃花と智花は雫中学校に転校してくる。

 

お互いにこの時すでに出会っていたことに気がつくのはまだ先のお話。











投稿者:nozoki侍さん