「ああ、早くおしっこしたい!」 今、かほるは数学の授業を受けていた。つまらなそうに話を聞く生徒達にまじり、彼女は激しい尿意と戦っていた。 授業が始まるときにはそうではなかった尿意が、だんだんと高まり始め、みるみるうちにかほるの膀胱におしっこが溜まってきたのだ。 かほるは体育の授業後、のどが渇いたからとお茶を大量に飲んでしまった。それが今になり、おしっこという悪魔の水にかわり、彼女を苦しめていた。 かほるは腕時計を見た。まだ授業終了まで15分ほどある。 彼女は切羽詰まっていた。限界近くまでおしっこが膀胱にたまり、少しでも気を抜くとそれは漏れてしまいそうであった。 そこで彼女は思い切った方法をとった。 さっと左手をスカートの中に入れると、直接ブルマの上から自身の股間をギュッと掴んだのである。 もちろんかほるは、「こんな姿、誰かに見られたら恥ずかしい」と思っているが、そんなことを言っていられないほど事態は悪化していた。 授業終了まであと5分。 かほるは先生の話を聞くことなく、ひたすらおしっこ我慢に集中していた。下を向き、左手で自分の股間を強く握りしめていた。 「ああっ おしっこ、おしっこしたい。トイレ、トイレ…」 「早く授業終わって…」 「おしっこ漏れちゃうよ…」 かほるは最悪の事態を考え始めていた。しかし、みんなのいる前でお漏らしするわけにはいかない。 彼女は、折れそうになる心を必死になって支えていた。 「キンコンカンコン」 かほるが待ち望んだ、授業終了のチャイムが校内に響き渡った。 「何か質問はありませんか?無いようでしたらこれで授業終わります」 かほるはおしっこが漏れないよう、ゆっくりと椅子から立ち上がり、一目散に女子トイレを目指した。 「はやくト、ト、トイレに!」 「お、おしっこ、おしっこ漏れる!」 トイレを目指しながら、何度となく股間に手を持っていこうとするかほる。しかし、他の生徒がいる中でそんな恥ずかしい恰好はできないと、それを思い留まる。 かほるは最後の力を振り絞り、必死になってトイレに向かった。 やっとの思いで女子トイレについたかほる。 「ああっ はやく、も、漏れる!」 彼女は少々乱暴に個室のドアを開け、急いで閉めて鍵をかけた。 しかし、かほるがパンツを下げる前に意思に反して尿道からおしっこが漏れはじめた。 「ああっ、ダメ!」 彼女は、あわてて尿道におもいっきり力を込め、決壊を防ごうとする。 しかし、我慢に我慢を重ねたかほるの「か弱い」水門は、もはや言う事を聞かなくなっていた。 あっという間に、溜まりに溜まったおしっこが流れ出し、彼女の下着を濡らしていく。 急いで下着をずらし、和式便器にまたがったかほる。 彼女の豊かな股間から放出されるおしっこは、勢い良く便器を叩きつけており、「シャーーー」という、恥かしいかほるのおしっこ音は女子トイレ中に響いていた。 30秒以上続いた排尿が終わり、ほっとする彼女。 かほるは、トイレットペーパーで濡れた下着を拭き、何ごともなかったかのようにして個室を後にするのであった。 ![]() ![]() |