「トイレに行きたい・・・」 全校生徒が運動場に集合し、校長先生の話を聞いている最中、一人激しい尿意と戦う女生徒かほる。 委員をしている関係で、なかなかトイレに行く機会がなく、そのまま閉会式を迎えてしまったのである。 「ああっ、おしっこしたい・・・」 今にも漏れそうなおしっこを必死に我慢するかほる。 しかし、校長先生の話はまだ終わりそうにない。 「早くしないと、漏れちゃうよう・・・」 「おしっこ、おしっこ、おしっこ・・・」 トイレ我慢が限界を迎えているかほるであったが、彼女の危機的状況を理解しているものはまだ誰もいない。 「ああっ、おしっこ漏れる!」 「抑えてないと出ちゃうよう!」 かほるの、か弱い水門は、もう決壊寸前である。 あそこを抑えていないと、本当におしっこが漏れそうである。 「ああっ!」 かほるは、みんながいるにもかかわらず、とっさに右手で股間を抑えてしまった。 「ああっ、神さまお願い、助けて!」 「お漏らしだけは絶対に嫌!」 さて、かほるはトイレまでおしっこを我慢することができるのか? 運動会閉会式中のおしっこ我慢 2 「うぐぐぅ!!」 歯を食いしばり、必死に尿道口を締め付けるかほる。 とっさに自らの股間を抑えた右手を離し、平然を装おうとする。 しかし、右にいた男子生徒と、後ろにいるクラスメイトには気づかれたようである。 二人ともかほるの方に視線をやり、何事かと彼女の様子をうかがっている。 「おしっこ我慢してるなんてバレたら、恥ずかしい!!」 「こっち見ないで!お願いだから見ないで!!」 5秒ほどかほるを見ていた二人だったが、また前を向き、校長先生の話を聞き始めたようである。 「早く終わって!!」 「おしっこ漏れる!!」 「トイレ、トイレ、トイレ!!!」 もうかほるの頭の中は、トイレでおしっこすることでいっぱいである。 そんな時、今日一番の強い尿意がかほるを襲った。 「はうぅ!」 体中を硬直させ、必死にダム決壊を防ごうとするかほる。 しかし、もう「おしっこお漏らし」までのカウントダウンは始まっている。 「漏れる!!!」 かほるは、みんながいるにもかかわらず、とっさに両手で股間を抑えてしまった。 そんな彼女をよそに、校長先生の長い話はまだ続くようである。 さて、かほるはトイレまでおしっこを我慢することができるのか? 運動会閉会式中のおしっこ我慢 3 「もうダメ・・・」 かほるのおしっこ我慢はもう限界だった。 前にいる担任の先生に事情を話して、トイレに行かせてもらおう。 そう考え、列から離れようとして動いた時であった。 「ああっ!」 動いたことにより、刺激が加わり、おしっこが漏れ始めたのだ。 「ダメ!!!」 「おしっこ、止まって!!!」 しかし、もうかほるの水門は言うことを聞いてはくれなかった。 両手で必死に股間を抑えるが、紺色ブルマから染み出したおしっこは、見る見るうちにかほるの指を濡らしていく。 「ああっ、ダメ!!!」 かほるの太股を伝い流れ出るおしっこ。 履いている白色の靴下や運動靴も、あっという間に薄黄色に染まっていく。 足元に大きな水たまりを作りながら、もうどうすることもできないかほる。 そんな彼女の様子に気付き、ざわつく周りの生徒たち。 異変に気付いた保健の先生が駆け付けるまで、かほるはただ茫然とその場で立ち尽くしていたのであった。 (この物語は一部フィクションです。かほるの妄想も入っています) |