「ああっ、おしっこしたい・・・」 「トイレに行きたい!」 今、体育館では音楽発表会の練習が行われていた。 同級生といっしょに楽器を演奏しながら、おしっこを我慢するかほる。 「我慢、つらいよう・・・」 「休憩まだかなあ・・・」 こんな状態であるから、練習に集中できるはずもない。 そんな時、一人の男子生徒が「トイレに行きたい」と先生に訴えたのだ。 「しょうがないわね。いいわよ、行ってきて」 楽器を床に置き、急いでトイレに向かう生徒をみて、ほかの男子生徒も何人か、トイレへ行く許可を先生にもらっていた。 「ああっ、私もトイレ・・・」 そう思い、かほるも先生にトイレに行く許可を得ようと思った時である。 近くにいた先生が、 「もう、ちゃんと休憩時間にトイレは済ませておいてよ。何人トイレに行っているのよ」 と言ったのである。 そのため、内気な性格のかほるは、手を挙げることができなくなってしまった。 そのまま、休憩に入ることもなく、練習が再開。 ますます、尿意が強まり、もう練習どころではなくなってきたかほる。 みんなの前にもかかわらず、おしっこ我慢のもじもじが止まらなくなってきたのである。 「ああっ、おしっこ・・・」 「なんで、先生あんなこと言うのよ」 「早くトイレ!」 そんな時、一人の先生がかほるに声をかけてきた。 「トイレに行きたいんじゃないの?」 かほるの様子を見かねた先生の優しさであった。 しかし、こともあろうに、かほるは嘘をついてしまった。 「いえ、大丈夫です・・・」 他の同級生もいる前で、どうしても「トイレに行きたい」といえないかほるは、トイレに行く絶好のチャンスを逃してしまった。 それから、どれくらいの時間が経過したであろうか? 短い時間であったと思われるが、かほるには長い時間に感じられた。 楽器演奏が終わり、床に体育座りをして、先生の話を聞く生徒たち。 その中にいて、一人腰をくねらせながら、また股間に何度となく手を持っていき、おしっこが噴き出さないよう、必死にこらえるかほる。 もう、我慢の限界が近づいており、おもらしまでのカウントダウンが始まっている状態である。 「はやく、休憩にして!」 「おしっこ、漏れる!」 そんな中、やっと先生が、休憩に入ることを許可してくれた。 「これでトイレに行ける!」 立ち上がり、急いで一番近くのトイレに向かうかほる。 個室に入るやいなや、体育ズボンと下着を一気に下ろすと、出口を探し求めていた悪魔の水が、いっきに噴き出してくる。 急いで、和式便器にしゃがみこむかほる。 音消しをすることもなく、大きな音をトイレ中に響かせながら、かほるは排尿の快感と、安ど感に浸っていた。 |