第9話 優勝の瞬間、本来ならみんなピッチャーマウンドに駆け寄って大喜びするのだが、失禁するまで戦い抜いた聖水ナインにはそんな余力もなく、がっくりとその場にへたり込むものや、呆然と立ちすくむものばかりだった。 ただ一人、アンジェリカだけは額に脂汗を浮かべ、小刻みに体を震わしながら弾力性のありそうな健康的な太ももを固く閉じて尿意を堪えていた。 「さぁ、校歌斉唱だよ。」 審判に声をかけられ、みんなよろよろと歩き出し、整列した。 さやかは精魂尽きた体にむち打ち、キャプテンとして大きな声を上げた。 「みんな!最後はしっかり締めるよ!」 そういって、気を付けをして整列の先頭に立った。 「おっー!」 聖水ナインはその声に応じるかのように胸を張って、校歌斉唱の体制に入った。 ずらっと並んだ美女たちの健康的なユニフォーム姿はそれだけで美しかったが、彼女たちの股間や尻、ソックスにしみ込んだ尿がエロさを助長していた。 (解説) 『うほっ!今日の試合録画しておいてよかった…今晩のおかず…いやメインディッシュ!』 弾昆は股間をガチガチさせ整列する美女たちの失禁痕をいやらしい目で見ていた。 彼女たちは、失禁して時間も経っていたので、みんな濡れた下着や衣服を気持ち悪そうにモジモジとしていた。 ユニフォームのパンツの裾を何度も引っ張っている美樹や痒そうにふとももをモジモジさせる彩、また真桜は失禁時の体制が悪く、しっかり胸まで濡れていたので、パンツの裾を引っ張るだけでなくユニフォームの襟を引っ張ったりしてその不快感を和らげようとしていた。そんな姿もどこかに恥じらいがあり、それがまた失禁のエロさを増幅させていた。 これは弾昆でなくともうれしい光景であった。 その中で、アンジェリカの股間だけは、小さなシミはできていたものの、まだ決壊を免れていたので失禁痕とわかるものがみんなより目立っていなかった。 しかしそんな彼女にも刻一刻と失禁の恐怖が押し寄せてきていた。 そして、そんな中、校歌斉唱が始まった。 みんなきちんと気を付けをして校歌斉唱にのぞんだ。 ジャーチャチャン!ジャーチャチャン!チャチャチャ… イントロが流れ始め、校歌が始まった。 アンジェリカの膀胱はこのときパンパンに張り詰めていたことは言うまでもない…。 『はぁ、はぁ、はぁ…もう漏れちゃう!こんな注目されているところで漏らしたら最悪!なんとか我慢しなきゃ!あーん!助けて!』 アンジェリカは、下腹部を中心にジリジリと広がる不快感を全身に感じ、首筋や額にはじわじわとしみ出す脂汗が流れているのも感じていた。 『も、漏れる…18歳になって…こんな大勢の前のお、おもらし…それはイヤだ!みんなには悪いけど、私は絶対に漏らしたくない!』 失禁という最悪の事態を回避しようと、アンジェリカの乙女心が、今にも開きそうな尿道口と戦っていた。 必死に冷静さを装い、いや顔は引きつり、体は小刻みに揺れていたので、装い切れていなかったが、それでもアンジェリカは普通に振舞い、尿意を堪えているのを悟られまいと、流れる校歌に合わせて、歌を歌い出した。 「二子の山の 山頂の 真中(まなか)にあふる 清き水」 アンジェリカのふくよかな二子の山はプルプルと震え、その山頂の間の谷間から、清き水というよりはむしろ黄色いマグマが今にも噴き出しそうだった。 アンジェリカの二子の山、すなわち彼女の大陰唇はぴくぴくと痙攣をし始めていた。 それはまるで火山が爆発前に震えるような姿でもあった。 キリキリっ… 尿意の波が押し寄せ、アンジェリカの膀胱がキリキリと痛んだ。 『も、漏れる…漏れる!!!』 アンジェリカは堪らず、漏れそうになる尿をおさえるため、気を付けの姿勢を強め、太ももと尻をぎゅーっと締めた。 彼女の綺麗なふとももにはぽつぽつと鳥肌も立ち始めていた。 股間には、もう痛みなのか何なのかよくわからない猛烈な不快感のようなもが広がっていた。 「永遠に流れる 聖水の 清き流れは 乙女の誇り〜」 もうここまでくれば、アンジェリカを抑えるものは「乙女の誇り」しかなかった。肉体つまり尿道括約筋や膀胱は限界をむかえていたが、乙女として衆人環視の中、失禁をさらすことだけは避けたい、そんな気持ちが、彼女を支えていた。 しかし、人には限界があるものでった。 『うぅーっ…ダメかも、ダメかも、うっ…』 アンジェリカは迫りくる尿意に顔をゆがめた。それでも体は崩さず、校歌を歌い続けた。 素晴らしい精神力だった。 じゅっ!じゅっ! しかし、そんな精神力でも乙女の膀胱の限界は超えられなかった… アンジェリカの短い尿道から2回ほど、黄色いマグマが噴き出した。 「あっ!」 思わず声をあげてしまうアンジェリカだった。 そして、そのマグマは彼女の白のパンティに吸収され、股間に熱い感覚へと変わり、そして不快感とともに大陰唇や恥丘にへばりついてきた。 『ダメ!もう少し!もう少し!耐えなきゃ…あぁあん。』 彼女の目に涙が浮かび始めた。 「ああ聖水〜、聖水〜、きよき学園〜きよき学園…」 『もうダメ…あぁ…』 アンジェリカはとうとう耐え切れず、彼女の意思とは裏腹にいろんなところの力が緩み始めた。 じゅっ!じゅっ!ちゅぃー!ちゅぃー! そして、とうとうアンジェリカの清き聖水、いや黄色いマグマがパンツの中で爆発してしまった。 01 02 03 04 彼女の二子の山の間から、熱く太い黄色いマグマが大量に噴き出し、パンティを突き破り、ユニフォームのショートパンツの布の隙間をかいくぐり漏れ出し、その裾からも濁流が張りのある太ももへと流れ落ち始めた。 そして、見る見るうちにアンジェリカの股間と尻は黄色く染まっていった。 (実況)「あっ…竹俣投手…あの…せ、整理現象のようです…大丈夫でしょうか!」 アンジェリカの失禁を心配そうに見守る詩織であった。 もちろん彼女のピンクのパンティもさきほどちびった少量の尿を含んでいたのだが…。 隣の弾昆は目を血走らせて興奮していた。 しゅぃーっ!ちゅー−っ、ちゅーっ! 静まり返る甲子園にアンジェリカの元気な放尿音、いや失禁音が響き渡った。 大柄の彼女は、漏らす小便の量も大量であったので、その失禁はしばらく続いた。 甲子園の観客は息をのんで、目の前で起こっている美女の失禁にくぎ付けとなった。 そして、とうとう彼女の股間には扇形の大きなシミができ、太ももはキラキラとした黄色いしづくが付き、ソックスは黄色く染まり、甲子園の土は大きな水たまりができていた。 『やっちゃった…』 耳を赤らめて俯くアンジェリカだった。 俯くと漏らしたシミや水たまりが目に入りさらにみじめになった。 落胆するアンジェリカだったが、校歌斉唱も終わり、終了のサイレンが響いいた。 そしてその時、夏の終わりを告げる秋風のような乾いた一迅の風が吹き抜けた。 その風は、聖水ナインの濡れた股間をきゅっと冷やした。 夏の高校野球選手権は、聖水学園の選手9人と監督1名が失禁するほどの激しい戦いの末、香川代表・聖水学園が優勝。神奈川県代表のカワヤ工業高校の準優勝という形で幕を閉じた。 両校の選手はこのあと検討を称えあい、握手を交わしたという。 カワヤ工業の多感な男子には刺激が強かったかもしれないが… 本編終わり |