(実況) 「さぁ、夏の甲子園決勝戦、9回裏2アウト満塁!このピンチをしのげるか、竹俣アンジェリカ君!!聖水学園がここを抑えれば、史上初、女子チームの甲子園優勝です!しかし、迎えるバッターは先制ツーランを放った佐竹君!佐竹君ここでもう一本打って逆転サヨナラ優勝か!それとも竹俣君が抑えきるか!観客の視線はこの二人の対決に注目しています!」 大詰めになった試合、実況の声も力が入っていた。 多くの観客も灼熱の太陽のもと、二人の対決の行方を静かに見守っていた。 『はぁ、はぁ、はぁ…、もう腕が限界…膀胱も…最後の力を振り絞るの!』 アンジェリカは力の入れ方を間違えると一気に漏れ出しそうな尿意を堪えながらセットポジションに入った。 そしてクイックで左足を上げ投球動作に入った。 (実況) 「竹俣投手、クイックモーションから、投げた!」 『来た!優勝は俺がもらうんだよ!女に負けて堪るか!』 左バッターボックスのカワヤ工業の4番・佐竹は、クロスファイヤーに入ってきた内角高めのストレートに渾身のスイングをした。 カキーンッ! 芯でとらえた音が真夏の甲子園の夏空に響いいた! 「えっ!」 アンジェリカは打球の方向を見た。 その打球は大きくライト方向に飛んだ! 「真桜―っ!」 キャッチャーの美樹が叫んだ。 「これ切れるんか?ギリギリのラインに落ちるんか?ファールか?そんな考えてる暇ない!とるんや!せやけど、もう、あかん!これに飛びついたら、もれてまう!あかーん!」 真桜の限界まで堪えた尿意が猛烈な集中力を生んでいた。 「優勝できるなら、もらしてもしゃーない!今日のパンツお気に入りやけど…お母ちゃんごめん!これが私の最後のワンプレーや!えーぃ!」 真桜が外野フェンスに向かってジャンプした。しかし、ボールは大きくフックし、右に切れていった。 「あかん!届かん!」 そして、真桜の目の前で、そのボールは彼女のグラブの先を抜けて、フィールドに落ちて行った。 「真桜!」 ベンチの涼子が身を乗り出してさけんだ。 ドーンッ! 真桜は勢い余ってフェンスに激突した。 それと同時にボールもグランドに落ちた。 「ファール!」 審判は落ちた場所を見ながら大きく叫んだ。 その瞬間、一瞬だけ聖水学園ナインはホッと息をついた。 ベンチの涼子も一瞬の安堵からか、じわっとかなりの尿を漏らしてしまった。それはユニフォームのズボンにシミとなって表れた。 選手と異なり、監督の涼子だけは、長ズボンだったので、内腿まで黄色く染まってしまった。まだ全部は漏らしていないようで、恥ずかしそうにきゅっと内ももを締めてごまかそうとしていた。 しかし、そんな安堵も一瞬で消え、すぐに真桜の方に注意が集まった。 外野フェンスに激突した真桜は、俯むせになったまま動かなかった。 「タイム!」監督の涼子がタイムをかけ、ライトに駆け寄った。 フィールドの選手たちも一斉にライトに向かった。 ちゅーっ…しゅぃーっ! うつ伏せになった真桜から女性の放尿音が響いいた。 そして真桜の体の下に黄色い液体があふれてきた。 ![]() 「真桜!」 みんな声色を変えて、真桜に近寄った。 「あ、いたっ、たっ、たっ…、頭から突っ込んでもうたわ…うぁ…漏れてるし…」 真桜はそういいながらゆっくりと膝をついて体を起こした。 限界まで我慢した真桜の尿は、その瞬間もまだあふれていた。 そして股間がキラキラと光り、ショートパンツの裾から黄色い水流がいくつも流れていた。 「真桜!」 近寄る涼子の顔を見ながら真桜は微笑んで答えた。 「監督…すんません!とれませんでした。それに…」 真桜は、うつ伏せで漏らしたので胸まで濡れたユニフォームを一瞥して、恥ずかしそうにペロッと舌をだして笑った。 「真桜、守備は大丈夫か?」 ファーストの蓮美が確認すると真桜は天を見上げた。 ポーカーフェイスの蓮美だが、ふとももは鳥肌が立っていた。 おそらくパンツには数滴染み出ているのであろう…。 「すんません、もう走られへんかもです。せやけど、ライトに飛んできたら次は絶対捕りますから、大丈夫です!」 そういって、小便まみれのユニフォーム姿で、すくっと立ち上がって、佐竹の方を見た。 「わかった。まぁ私もちょっとちびったしな。高校3年間悔いを残すな!」 涼子はそういって真桜の肩を軽くたたいた。そして、ゆっくりとベンチに戻っていった。 ベンチに戻る涼子の後ろ姿のその尻には恥ずかしいシミができていた。 この時点で、さやか、真桜の失禁、涼子監督のおチビリと甲子園ファン以外にも多くのファンくぎ付けになっていた。 余談だか、さやかの失禁は真夏の太陽でずいぶん乾いていた。しかし色が濃かった分、恥ずかしいシミがよりくっきり浮かびあがっていた。 「プレイボール!」 審判が声を発し、試合は再開した。 「しまって行こーね!(ホント、しっかり締めなきゃ漏れちゃう!)」 美樹の声が甲子園にこだました。 アンジェリカも肩で息をし、大きな体を上下に揺らしていた。 もちろん膀胱は破裂寸前だった。 続く |