WF 第1話 野営

セントラル合州国 北西部 フロンティア3
深い森の中、鳥や虫の鳴き声だけが聞こえる静かな夜。
夜空は星が落ちてきそうなくらいに透き通っていた。
そして森を抜けた川の近くの平地にいくつかのテントが張られていた。

スーッ、ス〜ッ…
テントの中は3人1組で兵士たちが寝ていた。
今回のピスデビルの討伐作戦も7日目と疲れが出てくるころで、皆、ぐっすり眠り込んでいた。
その中に、新兵のアンジェリカ・グリーンフィールドもいた。
彼女も気持ちよさそうに寝息を立てて眠っていた。

このテントには士官学校を卒業した新兵、アンジェリカ・グリーンフィールド准尉、アンジェリカが所属する小隊の小隊長アヤ・リルビー少尉、一般兵のコトリー・オンザウッド伍長がいた。
とくにアンジェリカには初めての実戦、遠征ということもあり、疲れ切ったのか深い眠りについていた。その寝顔は戦闘の時の形相とは異なり天使のようだった。

しばらくして、うっ…うっ…と、うめき声がテントに響いいた。
その声は、アンジェリカからだった。
連日ピスデビルと戦っているため悪夢でも見ているのだろうか、急に苦しそうな顔になった。
彼女は、小さなうめき声をあげながら、身もだえた。
そして、次の瞬間、ちゅぃーっ…じゅじゅっ…とアンジェリカの尻の方から水が布に当たる激しい音が響いいた。
「はっ!」
アンジェリカは慌てて飛び起きた。
「!」
股間を押さえて慌てて尿を止めようとしたが、決壊を始めたアンジェリカの水門は締め切ることができなかった。漏れ出る小便は、アンジェリカの股間にシミを作り、尻に生暖かい感触を広げていった。そして、それは敷いた薄い毛布にしみ込んでいった。
「どうした?」
うめき声を聞いた見張りの大きなバトルアックスを手にしたナスターシャ・チェルレンコ曹長がテントを覗き込んだ。
「アンジェリカ准尉…」
ナスターシャはアンジェリカの股間から尻に広がる黄色い水たまりに驚き、慌ててアンジェリカをテントから出した。
「准尉!早く服を脱いでください!匂いがやつらに嗅ぎつかれるまでに燃やします!」
「ええ、わかりました!」
アンジェリカも慌てて、小便まみれの軍パンを脱いだ、その横でナスターシャはアンジェリカの小便で濡れた毛布をテントから出し、油をかけ、火を放った。
アンジェリカも脱いだ軍パンと下着を慌ててその火にくべた。
騒ぎを聞いたほかの兵たちも起き出してきた。
「どうした?」
オリエンタル国出身の髪の長い女性が声をかけてきた。
「副長!アンジェリカ准尉が粗相をしたため、適切に処置しました!」
ナスターシャは大きな体をピンと伸ばし、敬礼しながら答えた。
「副長!私、アンジェリカ・グリーンフィールドは夜のお花摘みをしてしまいました!」
下半身丸出しで、アンジェリカも少し頬を赤らめ背筋を伸ばして敬礼をした。
背筋を伸ばして敬礼しているので、丸出しの下半身は、陰裂はきれいに縦に走っていた。
それはまるで大陰唇が「気を付け」をしているようであった。

「ははっ!まぁ新兵にはよくあることよ。私も最初の遠征では疲れてよくやっちゃったものだ。」
その言葉にアンジェリカは意外に思ったが、指揮官の優しい言葉に少し安堵した。
「まぁ昨日はグリーンフィールド准尉と同期のイーストパレス准尉(マオ・イーストパレス=東宮 真桜)も戦闘中、盛大にやってしたな。気にするな、早く川で洗って臭い消してきなさい。」
その女性はそうアンジェリカに声をかけた。
彼女は潜龍寺大尉。士官学校出身者ではない、たたき上げの兵でありながら、ピスデビル討伐部隊で副長まで上り詰めた女だった。
そして、彼女の二刀流の剣技とその戦いぶりから「鬼の副長」と畏れられていた。
実際は、厳しくも面倒見のよい女性でもあった。

「アン!昨日、よくもワロタな!お前も、もらしとるやん!(笑)」
マオが別のテントから出てきて、下半身丸出しの間抜けなアンジェリカを見て笑った。
「うるさい!戦闘中、怖くて毎回ちびってる癖に!」
「うっ…ちびるのは私だけちゃうやん!コトリー伍長も盛大ももらしとったで!」
マオは頬を赤らめながら反撃した。
コトリーは恥ずかしそうに股間を押さえた。
そして、夜明け前、兵士たちの笑い声が響いいた。
それはもうすぐ始まる戦闘の恐怖を忘れようとみんな笑いに逃れようとしているようでもあった。

早朝
日の出とともに兵士は一斉に起き出し、川で朝一の放尿を済ませ、隊列を組んで進んだ。
ピスデビルは尿をエネルギーとするため、若い女性の尿に対する嗅覚は鋭く、臭いを消せる大きな川などがないと女性は放尿ができないのであった。

皆が川で朝一の濃い尿を出した後、指揮官が全軍に指示をだした。
「本日はピスデビルの巣穴をせん滅します!近くに臭いを消せる川はありません!お手洗いは済ませおいてください。そして、討伐中にお手洗いが我慢できるように水分は控えるようにしてくだい!」
討伐部隊 隊長 クレア・L・マスターソン少佐の声が響き渡った。
新兵のアンジェリカ、マオなどはぎゅっと下唇をかみしめ覚悟を決めた。
新兵にとっては初めての巣穴せん滅作成。マオは恐怖で少し下着を湿らせていた。
続く










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投稿者:Lemon Juiceさん