第163話





私、深山凛花は焦っていた。先ほどお腹に感じた重めの感覚。

トイレ、いきたい。

そもそも昨日の夕方、明日は朝から親がいないから朝ごはんを用意できないと聞いていたのに学校帰りに町外れのパン屋さんに寄っておかなかったのが悪かった。
そして現在朝7時、私はおしっこのことを考えながら自転車を漕いでいる。

(パン屋でトイレを貸してもらおう)

そう思うと、私は先ほど自販機で買ったペットボトルのジュースを一気に飲み干した。
家からパン屋までは40分かそのくらいかかるが、もう私がいる地点からはもう30分くらいだろう。私は足をさらにすすめた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから5分ほどいくと、私の目に通行止めの看板が入ってきた。
[この先通行止め 遠回りをお願いいたします]

(しまった、、、)

ここから遠回りとなると、もう少し時間がかりそうだ。
でも、進むしかない。私は大人しくUターンの準備をする。
お腹がまた少し重くなって、私の局部がむずっとした。

パン屋に着いたのは、それから25分後のことだった。
15分も遠回るなんて、、、。
私はいつものようにパンを2つと野菜ジュースをカゴに入れ、レジに持っていく。
こう見えても、私は結構優秀な方なのだ。
おばちゃんがはいよ、と商品をレジにかけていく。お金を払う頃、おばちゃんに尋ねた。

「すいません、トイレ貸していただけませんか」

「ごめんよ凛ちゃん、最近防犯のためにトイレはお客さんに貸さないようになっててねえ」

「え」

思わぬトイレのお預けに足を擦り寄せる。
まあ、それなら仕方ない。
私はお腹を庇いながら店を出ることにした。
もうパンはその場で食べてしまい、野菜ジュースも開ける。まあトイレも家までは持つだろう。40分くらいなら我慢できる。だって、もう14歳なのだから。
自転車を漕ぐ。

「うーん、水分取りすぎたかなあ」

私の我慢は思った以上に進行していた。
それでもまあ我慢はできる。
その時、また例の看板が私の目にはいる。

「そっか、40分じゃなくてもうちょいかかるのか」

私の計算が違ったことがわかる。行く時は遠回りに15分かかったってことは、片道、55分。もう少しで家かも、という淡い期待が一気に萎んだ。あそこが、ムズムズする。私の膀胱が、そろそろ急いだ方がいいのではないか、と私に声をかける。私は軽くお股を押さえるかわりに、着ていた水色のホットパンツをベルトと共にくいっと上に引き上げた。

おしっこ、おしっこ。自転車に乗っていてもそれは私の思考をじわじわと侵食する。最後にトイレに行ったのはいつだったか。今日の朝?いや、ゲームで寝落ちしてたものだから急いでていかなかった。じゃあ、昨日の寝る前。いや、寝落ちしてたからそれも違う。じゃあまさか。昨日、お風呂に入る前。お風呂に入ったのは昨日の夜9時。今は朝の8時。11時間分のおしっこと、さっきの野菜ジュース、ペットボトルのジュース、朝起きた時のお茶。昨日のゲーム中に飲んでいたジュース。お風呂上がりのお水が、一気に膀胱におしっことなって放出を求めている。

14歳なんだから、我慢できるよね。

きゅん、と震えたアソコにたまらず、今度はホットパンツを強く引き上げた。

続く










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投稿者:Yネキさん