これは谷と植木がハイウェイ専門高等学院に入学して3ヵ月程経ったある日の出来事
お昼休みが終わりかけの頃、谷と植木が学校の男子トイレで用を足してると
後ろの方でガチャンと個室に誰かが入る音がした
学校の男子トイレの個室に人が入いるなんて珍しいなぁ
流石に小中学生のようなバカなからかいをかける奴はこの学校にはいないけれど
お腹の調子でも悪いのかな、気の毒にと二人で会話をしていると

2人には、豪快であまり聞きなれないおしっこの音が聞こえてきた

ちょろろ、ぴしゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁ・・・

しゅううぅぅぅぅぅぅぅ・・・

 ぽちゃっ、ぽちゃっ ぴしゅっ

そうしてカラカラカラ・・・ぺり とかわいらしいおしとやかに紙を使う音

 パタン カチャカチャ じゃあああああああ

ガチャン、なんと個室から出てきたのはハナちゃんだった

とても落ち着いた冷静な声で「なんだ、あんたたち居たんだ」と言ってきた

それは間違いなくこっち側のセリフになる
植木「ハナちゃん!ななんでここに入ってくるんだよ、ここは男子トイレだよ」
谷「ハナちゃんは女子なんだから、ちゃんと女子トイレを使わないと駄目だろう」

ハナ「女子トイレが混んでて、わたし漏れそうだったから」

植木「俺らだったからまだいいけれど、いやいくないか」
谷「他の男子がいたらどうする気だったんだい」

ハナ「今日のあたしは学ランだから、100%バレないよ」

谷「いやいやいや、そういう問題ではなくてだね」

ハナ「あんたたち、私のおしっこの音を聞いてたでしょ えっちね!」少し顔を赤くしていた

谷「困ったなぁ、自分で勝手に男子トイレで用を足しておいて・・・そりゃないぜ」
植木「音を気にするになら、水を流しながらしなよ」

ハナ「そんな事のだけの為に水を流すなんて資源の無駄遣いよ」

そんな押し問答のような話をしている時に男子トイレの出入り口のドアが開いた
なんと入ってきたのは犬塚さんだった

ヒイロ「あ、いたいたハナちゃんやっぱりここにいたぁ」

谷「うわ、まさか、いぬヅかさんまで?」

犬塚「え、谷くん? もう違うわよ、私はそうじゃないの」

ハナ「ヒイロ、どうしたの男子トイレになんか入ってきて」
ヒイロ「それは私のセリフ!」
   「いくら学ラン着ているからって男子トイレでおしっこするのやめなよ」

(やめなよと言う事は、ハナちゃんは常習的に男子トイレを使用しているわけなのか?)谷と植木

ハナ「大丈夫、個室でしてるから見られる心配はないのだ」
ヒイロ「当たり前でしょう、いやそういう問題じゃなくて、女の子なんだから男子トイレはダメでしょ」
そうだそうだよと頷く谷と植木

ハナ「この時間帯は女子トイレ混むし、お漏らししたら恥ずかしいし」
  「我慢して膀胱炎になったら余計に大変だから・・・」
  「だからヒイロも混んでて漏れそうな時はこっちに入るといいよ、この時間帯なら男子いないし」

谷・植木「いやいや、現にいま俺らがいただろう!」といいながらふたり同時にハナちゃんを小突く
ヒイロ「いたでしょ、現にここに谷君と植木君が」 三人ほぼ同時に口を開いていた

ハナ「このふたりはジェントルマンだからなんの心配もないのだ」

ヒイロ「いくらこのふたりが安全な人でも、私にはそんな恥ずかしいことできないわよ」
   「他の男子が居たらどうする気なの・・・」
   「それにおしっこの音を男子に聞かれて恥ずかしいでしょ?」

ハナ「音は絶対に出るものだから、全然気にならないよ」

ヒイロ「もうハナちゃんったら、困ったハナちゃんね」

ちょっと照れ始めたハナちゃん

植木「あのう、犬塚さんにハナちゃん・・・そろそろ出て行って貰えません?」
谷「他の男子が入りづらい状態になってますので」

出入り口に他の男子が入りづらそうに待機していた

ヒイロ「あら失礼、行きましょうハナちゃん」
   「今度またハナちゃんが入ってきたら注意して追い出してあげてね」

ハナ「そんな事して、もしもあたしがお漏らししたら生涯、君たちを怨むからね」

ふたりはやっと男子トイレから出て行ってくれた

「んー、困ったハナちゃんだなぁ・・・」と谷と植木が呟いたとき
再びハナちゃんが男子トイレに顔を出し
「最後にひとつ、君たち安心して、セーラー服の時は流石に恥ずかしいので使わないから」
そう言い残しハナちゃんは自分の教室へと戻っていった


 -- 別な日 --

男子トイレから悲鳴が聞こえてきた

「きゃぁー」

「葉菜子がまた男子トイレに入ってきたぞ」

「頼むから女子トイレでしてくれぇぇ」

ガチャン、カチャ・・・
葉菜子「この学校の男子はウブなのが多いのね」
(ぴしゃあああぁぁぁしゅううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・)


「まだやっているのか・・・ハナちゃん」
そう言ってトイレの外でうなだれる、谷と植木でした










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投稿者:ほろほろさん