ハイウエイコンピュータ専門高等学院に通うハナちゃん達
何らかの事情で学校が使えない時は、レンの実家のお寺の部屋を使わせてもらっている

今日もまた午前授業で午後から学校が使えなくなる為
学校から真っすぐレンの寺に集まって夕方まで作業をすることにしたのだ

全員「お邪魔します」
皆でぞろぞろとお寺の会館の玄関から入り、前回同様に広間に入室して作業開始
谷「あれ?ハナちゃんは?」
ヒイロ「どうしたのかしら・・・」
植木「あ、いたいた、まだ廊下にいるよ」

ハナちゃんは廊下で立ち止まり嬉しそうに壁に掛かっている絵を眺めていた

レン「ハナちゃんどうかしたの」
ハナ「いえ、なんでもありません」
レン「その絵が気になるのかい、良い絵だろ鳳凰って言う鳥で極楽浄土にいる鳥なんだって」
  「俺が幼稚園くらいの時からあったような気がするんだ」
ハナ「そうだったんですか、ここにあったんですね」そういう残して、ハナちゃんは部屋に入っていった

しかし今日は暑い、いつもより余計に汗はかくし、肩も凝るし、目も疲れる・・・
それなら体を癒すために、皆でスーパー銭湯に行こうと言う話になり
それなら、今から行こうと誰かが言い出して、いつもよか早めに作業を終了しようという事になった
帰り支度をしてお寺を出ようとしたその時
レンの父でもありこのお寺の住職、誠哲とその跡取息子、斬哲がちょうど御参りから帰ってきたのだ

誠哲「ただいま帰った」
斬哲「ただいまぁ、あー、あっちい・・・」

谷・植木「おじさん、お兄さんこんにちは」

斬哲「は、ハナちゃんいらしてたんですね!」
そんな斬哲の声を掻き消すかのように誠哲が口を開いた
誠哲「お、谷君と植木君かそれに初めて見る顔の娘がおるのう」

ヒイロ「レン君のお父さんですね、初めまして私は犬塚弘子といいます、こっちの娘は肇 葉菜子といいます」
   「部屋を使わせてもらっていつもありがとうございます」
誠哲「よいよい、息子のレンがいつもお世話になっているようで大変有難い話だわ」

ハナ「お久しぶりです、住職さん」
誠哲「ん?お嬢さんは・・・、お、肇さんとこの葉菜子ちゃんか、あの時の女の子か」
  「あれから10年位になるのかな、随分と成長したではないか、立派なレディになられたな」
ハナ「そんな私なんてまだまだです、身長が全然伸びなくて・・・」

誠哲「よいよいまだまだ若いし、まだ成長期だ」
そういいながら誠哲はハナちゃんの頭を撫でまわしていた
誠哲「おっと、高校生の子に失礼だったかな・・・」

「いえ・・・」そういわれて照れ隠しをしているハナちゃん

誠哲「所で親御さんは元気にしておられるか」
ハナ「はい、父も母もとても元気です」
誠哲「今はどちらに」
ハナ「両親は、数年前に転勤で北海道に引っ越してしまったのですが」
  「私はどうしても今の学校に通いたくて無理を言ってここに残り母方の祖父母の家に住んでいます」
誠哲「そうだったのか、御両親に宜しくとお伝えしてくれないか」
ハナ「はい、有難うございます伝えておきます」

レン「なんだハナちゃん、俺の親父の事を知っていたのか」
ハナ「ちょっとだけ・・・、それよりも早く行きましょう先輩」

なんとかしてハナちゃんと話したがる斬哲だがタイミングが見つからずにいた

レン「親父、お袋にも言ったんだけど、俺ら今からスーパー銭湯に行ってくるから帰りが少し遅くなるかも」
誠哲「そうかそうか、奇麗さっぱりしてくるんだぞ、そうだこれで皆で何か美味しいモノでも食べてくるんだ」
そういいながら誠哲は封筒から1万円を取り出しレンに手渡したのだ

「(いいなぁ小遣い、それにハナちゃんと銭湯・・・)」思わず声に出そうになっていた斬哲

レン「いいのか親父、サンキュー、有難う」 他全員「おじさん、ごちそうさまです!」
誠哲「足りなければもう少し渡すぞ」
レン「これだけあれば充分だよ」
犬塚「とんでもございません、充分に間に合いますので」
誠哲「そうか、遠慮などせんでもいいのに、気を付けて行ってくるのだぞ」
斬哲「ハナちゃん気を付けてくださいな、また来てな!」

植木「先輩、早く行きましょう!」
谷「焦んなよ、植木は、銭湯は逃げやしないさ」
植木「そういう谷だって、浮かれてるじゃないか」
ハナ「子供ねぇ・・・」


スーパー銭湯に着いたハナちゃんたち


植木「ここから先は、別行動だね」
谷「4,50分後位にしておきますか、いぬヅかさん?」
ヒイロ「そうね、それくらいがいいのかな」
また谷に濁って言われるヒイロだったが早くお風呂に入りたかったために気づいていなかった

レン「まぁ、50分後位と言う事で、上がったら暫くは館内着で、そこら辺りで寛いで全員が集まったら何か食べよう」
全員「さんせーい!」「異議なし!」「はい」

ハナ「じゃ、早く行こうよヒイロ」
ヒイロ「もう慌てない慌てないで、ハナちゃんったら」
ハナちゃんはヒイロの背中を押し女風呂と書かれた暖簾の向こうへと消えていった

その先の脱衣所でさっそうと生服を脱ぎ大浴場へと向かう
ヒイロ「もうハナちゃん、ちゃんと隠して隠して、はいタオル」
行動がまだどことなく子供っぽさを残すハナちゃん
ヒイロもハナちゃんを追いかけたために隠しきれていなかった

洗い場で汗を流し落として湯船に浸かる二人
ハナ「ふう極楽極楽・・・ んん〜、やっぱパソコンは肩がこるわ」
ヒイロ「もうやだ、ハナちゃんったら、そんな声を出しちゃって、でもほんと肩がこるわねぇ んん〜」
ハナ「ヒイロも同じような声、出ちゃってるよ」
ヒイロ「うふふ」

ハナ「ヒイロ、そろそろミストサウナに入ろう」
ヒイロ「そうね、でもその前に水分をたっぷり補給しないとね脱水状態になったら大変よ」
二人ともサービスのお茶をたっぷりと飲みミストサウナに入り、ハナちゃんも後を追うようにミストサウナに入る
ハナ「ヒイロ、その奥の方の椅子に座ろうよ」
ヒイロ「そうね、ここだと水場も近いしいいかもね」

ここのミストサウナは少し変わっててそれぞれの椅子の足元にはほんのりと温泉の湯が流れていて
そのまま排水溝にお湯が流れ込む仕組みになっていた

ヒイロ「ああぁ足元も気持ちい、いい汗でそう」そういいながらなんとスウスウと眠り始めたのだ Zzzz

ハナ「ヒイロやっぱり寝ちゃった、そんなことをしたらきっとまた・・・」

ハナちゃんの予感はあたった、いつもの事なんだけど
ヒイロのお尻周りからは、ミストサウナとは別な液体の音が聞こえてきたのだ
そう、ヒイロはお風呂等で居眠りをすると決まってオネショをしてしまうのだ
ヒイロのおまたからは見事な放物線を描き、それが床で弾かれて鳴り響く
放尿音は幸いにしてミストサウナの音で掻き消されて周りにはバレていないが
傍にいるハナにはハッキリと女性特有の放尿音が聞こえているのであった

ぴしゃああああああああ、しょわわわわわわわ

ハナ「(うふ、今日も元気なヒイロの元気なおしっこの音に放物線、素敵)」

こう言うことが起きるためにサウナ等に入った時はできる限り他に人が居ない事を確認
そしてできる限り端っこの方で他の人から離れた場所に誘導しているハナちゃんなのだ

先ほどたっぷりとお茶を飲んでいる為に沢山出て来るし、時間もいつもの時よりも長めなのだ
ハナ「(ふふ、まだ出ているよヒイロ)」 そんな姿をみて上機嫌

ぴしゃしゃしゃしゃしゃああああああああ・・・・ぱしゃぱしゃぱしゃ・・・
ぽた、ぽた・・・ ぴちゃぴちゃ

ハナ「(うふふ、私しか知らないヒイロの秘密、何故かヒイロは気が付いていないのよね)」
初めてヒイロと温泉に行った時に気が付いた事なんだけど
何故かヒイロって浴室内で寝ちゃうとオネショをしちゃうのよね、服着ている時は大丈夫なのに
きっと湯船で寝てしまった時もシテいるのに違いない、いつかどうにかして確認したい、と思っているハナちゃんなのだ
ハナ「(あ、私もおしっこしたくなっちゃった・・・かも・・・)」

この後ハナちゃんは自分のおしっこをどうしたのかは解らないが時間が来たので
ヒイロを起こして約束通り館内着に着替えて合流
皆で今後の話なども交えながら食事を楽しんだのである

全員「ごちそうさまでした!」 そうして本日は解散となった



--その日の夜、潜龍寺での出来事--

レン「オヤジ、今日はご馳走さん、皆も喜んでたし、改めてお礼を伝えてほしいって言われたよ」
誠哲「そうかそうか、レンそれはよかったな」
レン「所でオヤジ、ハナちゃんオヤジの事を知っていたようだったけどなんでなんだ」
誠哲「まさか、レンの仲間に肇さんとこのお嬢さんが居ただなんて儂もビックリしたわ」
  「まぁ個人情報になるんだが、お前ももう高校生だし別に話しをても問題はなかろう」
  「蓮美も斬哲も一応知っておいた方がいいだろう、だけど本人にはそのことを触れてはだめだぞ」

3人とも頷いた

誠哲「特に斬哲、お前は今後住職になる人間だから気をつけるんだぞ」
蓮枝「そうよ斬哲、あなたは特に気を付けないとね」
斬哲「お袋までくどいなぁ」 俺、そんなに信用無いのかとしょげる斬哲

誠哲「10年位前だったかな、ハナちゃんって娘には10歳位歳の離れてたお兄さん、安斎(やすとき)君ってのがおったんだが」
  「身体が弱くてな高校に入れはしたんだが入退院を繰り返して、まともに学校に通えてなくてな」
  「そんな中でも入院中に絵などを描いたりして時間を潰していたんだ」
  「ホレ、会館の廊下に掛かっている鳳凰の絵、あれは安斎(やすとき)君の絵なんだよ」
蓮枝「素敵な絵よね、あなた」

3人は廊下の絵を思い浮かべていた、ちっとも知らなかった
「それでハナちゃんあの絵を眺めていたんだ」とレンは呟いた

「その安斎(やすとき)君の学校って言うのはひょっとして?」とレンは誠哲に聞いた

誠哲「そうだ、レンの通っている学校だ」
  「さっきもハナちゃんが言っていたが、今は両親が北海道に転勤しているようなんだが」
  「だけど、どうしても今の学校に通いたくて、一緒に行かずに母方の祖父母の家から通っているんだそうな」

「じゃ、その安斎(やすとき)さんは今は何をしているの」と蓮美は聞く

誠哲「残念な事に、治療の甲斐もなく高校生の時に亡くなってしまわれたのだ」
蓮枝「うちのお寺で葬儀をしたのよ、その絵もその時にハナちゃんのご両親からいただいたのよね」
誠哲「自分たちで所持していると辛いし、鳳凰の絵ならお寺にある方が相応しいってな」

レン「そうだったんだ、ハナちゃん小さい時にそんな辛い経験をしていたのか」
  「(それであの絵を眺めていたわけか・・・)」

誠哲「そうだな、だからなのかも知れんがハナちゃんが今日着ていた学生服だが」
  「あれは多分、安斎(やすとき)君が通学するのに着ていた奴だと思うのだ」
蓮枝「ハナちゃんはお兄さんの事が大好きでしたものね」

蓮美「ハナちゃんは、お兄さんの学生服を着て一緒に通わせたいって言う気持ちなのかな?」

誠哲「そうかも知れんし違うかも知れん、なんにせよ気持ちの優しい娘には間違いないだろう」

蓮美「なんだか泣かせるねハナちゃん」

斬哲「ううう、ハナちゃんにそんな辛い過去があっただなんて 涙がちょちょぎれるぜ 益々惚れた!」

誠哲「ま、そういうわけだから本人が言い出すまで決して聞いてはならんし、他所で喋ってもダメだからな斬哲」

蓮美「ほんとだよ、ザンネン!」

ザンネン「相変わらず信用ねぇな俺、俺よりもレンの方が関わること多いからレンに言えよ」

誠哲「ま、レンなら大丈夫だろう」

レン「犬塚さんは、この事を知っているのかなぁ・・・知ってても教えてくれるかどうか・・・」

誠哲「(そういえば犬塚さんって娘、安斎(やすとき)君にちょっと似ていたかな・・・、他人の空似だろう)」

こうして夜が更けていったのでした


-オマケ-

●就寝に入ったヒイロの独り言●
やっぱミストサウナって凄いね、あんだけ水分補給したのに寝るまで全然トイレにいきたいと思わないなんて
いい汗たっぷりかいたのねきっと、今度はハナちゃんとゆっくり二人きりでいこうっと♪

●就寝中のハナちゃん●
久々に自分が幼稚園位の時の夢を見ていた
大好きなお兄ちゃんと一緒に近くの河原で遊ぶ夢を
途中でおしっこがしたくなったハナちゃんはお兄ちゃんに抱きかかえられながらおしっこをした
とても懐かしくとても気持ちが良かった・・・ が・・・・
そんな夢をみてしまったから、当然目が覚めると・・・・
お尻周りがほんのりと温かさを感じていたのであった 「(やっちゃった・・・)」










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投稿者:ほろほろさん