私、堕天使ヨハネの朝は早い 朝を告げる黒い鳥のような使い魔の鳴き声が、ヨハネの覚醒させる そして、起きたらすぐに、慈愛の表情で使い魔を撫で愛情を表現 こうして堕天使ヨハネの朝は早くから始まる…… とかだったらいいのだが、現実はそんな妄想のように上手くはいかない 私、津島善子の朝は早い 善子ママ「善子、起きて。朝よ」 善子「んんっ…ふぁ…」 善子ママ「おはよう」 善子「ママぁ…おはようございま〜す…」 私の朝はママに起こして貰う所から始まる 善子ママ「おむつ、ぬぎぬぎしましょうね〜?」 善子「////」 ママに起こして貰ったら次はおむつを脱がせて貰う 実は私、高校生なのにまだ、おもらしやおねしょが治っていないのだ 善子ママ「あらあら、今日もいっぱい出ちゃったわね?」 善子「…お布団は濡れてないから、いっぱいじゃない」 善子ママ「あ、そうだったわね。偉い偉い」 ナデナデ、とママは頭を撫でてくれる 普通は高校生にもなれば、毎日おねしょするなんて怒られてもおかしくはないのだが、ママはこんなおねしょばかりの私を叱ったりはしない おねしょしちゃっても、焦らず自分のペースで治せばいいと慰めてくれる おねしょの被害をおむつだけに留めたら、褒めてくれる 失敗しても頭ごなしに否定せず、良かった部分を見つけて褒めてくれる、そんなママのことが大好きだ…//// 善子ママ「お布団汚さなかったいい子にはご褒美をあげないと。時間も余裕あるし、今日は一緒に朝のお風呂入りましょうか」 善子「ふひっ!?ま、ママと、一緒にお風呂…/////」 じょろろろろろぉぉ〜〜… ・ ・ ・ ・ ・ 朝ごはんも食べた、着替えもばっちり!さあ、学校へ! 善子ママ「善子、【替え】はばっちり?」 善子「う、うん…////」 【替え】とは、つまりあれだ… おむつ…//// さっきも言ったように、ヨハネはおもらしもよくやっちゃうの だから、学校には毎日おむつをたくさん持っていくの…//// 善子ママ「おもらししちゃったら、遠慮なく皆に替えて貰うのよ」 善子「はーい…」 善子ママ「それじゃあ、バスもあるだろうからいってらっしゃい」 善子「…いってきます!」 ・ ・ ・ ・ ・ バスに乗って、内浦にある浦の星女学院に到着 「善子ちゃんおはよう」 「おっはー善子ちゃん」 善子「…おはよう」 クラスメイトや上級生達に挨拶、そして… ルビィ「善子ちゃん、おはよう!」 花丸「善子ちゃんおはようずら」 クラスメイトにして、同じスクールアイドルのグループ、Aqoursのメンバーである国木田花丸(私はずら丸と呼んでいる)や、黒澤ルビィにア挨拶を交わす 善子「……おはよう」 花丸「善子ちゃん、保健室行こうか」 善子「え?もう行かなきゃダメなの?まだスカート汚れてないわよ」 ルビィ「う、うん…確かに、スカートは濡れてないけど…」 花丸「おしっこの匂いがするずら」 善子「うっ…」ギクッ 花丸「善子ちゃん、バスの中か、バスに乗る前のどっちかにおもらししたでしょ?マルの鼻は誤魔化せないずら」 ずら丸の言う通りだ… 実はバスが到着した瞬間、我慢の限界を迎えてしまっていたのだ ヨハネの元々の運の悪さから、普通にバス停に着くなんてことは滅多にはなく、通行人の投げ捨てたバナナの皮がピンポイントに私の足元に飛んできてすっ転んだり、子供の蹴ったボールが顔面にぶつかったり、家を出る前にトイレに行き忘れたとかで膀胱がピンチになったり…とにかくヨハネはまともにバス停にはたどり着けないので、いつも早めに家を出ている それが却って仇となりよく学校に着く前におしっこが我慢できないのだが… だからといって家を出るのを遅めたところで不幸な目に遭うのは変わらない、むしろおもらしやおねしょに加えて遅刻まで常習犯になって進級出来なくなる… 花丸「今日はまだ運良くすかーとが濡れてないけど、ほとんど毎日おもらしの量が多すぎておむつだけじゃなくてすかーとも汚して保健室でおむつを替えて貰っているんだし、むしろ帰るまですかーとが無事なことを喜んだらいいずら」 善子「…辛辣ねずら丸」 花丸「事実ずら。それに、どうせ授業中もおもらしするんだから、今のうちにすかーとを安全な場所に預ける方がいいと思うよ?」 善子「…わかったわよ////」 こうして私は、日課である朝一の保健室へと向かった そして、辛辣だが根は優しいずら丸に…おむつを替えて貰った 余談だが、今日はスカートが濡れていなかったことに驚かれた ・ ・ ・ ・ ・ ずら丸におむつを替えて貰ってから、教室へと入る 「あ、善子ちゃんおはよう!」 「ヨハネ様、今日もおむつ似合ってますね!」 善子「うっ…////あ、あんまり見ないで…////」 「えー、今更恥ずかしがらなくてもいいと思うけどな」 「善子ちゃんいつも学校では下はおむつ丸出しなんだから」 善子「毎日でも恥ずかしいものは恥ずかしいの…////」 スクールアイドル…堕天使ヨハネはファンを魅了する格好いい女子高生 なのだが、学校ではおむつ丸出しの格好を余儀なくされている これは別にいじめを受けているという訳ではない その、ヨハネのおしっこは1回の排出量が多く、おもらしする時はよくおむつを貫通してスカートや靴下、上靴などをびしょびしょにしてしまうの…//// だから、おむつですら破れるような大量のおしっこから出来るだけ衣服の被害を防ぐようにと、結果的に学校では今の丸出し状態に決まったの…//// 流石に体育で外周するときは上も下もジャージ(未成年とはいえ露出狂は社会の敵だから)で授業を受けるが、そんなことをしたらもうジャージが大変なことに…(長距離走ったんだから少しでも汗になっておしっこの量が減ってくれればいいのに…) そんな訳だから、善子はおむつ丸出しの格好で、校舎を歩く日々を送っている… 善子「////」モジモジ ど、どうしよう…トイレ…トイレに、行きたくなってきた! まだ1時間目なのに、もうおもらし寸前のピンチに陥っていた! パンツ一丁で授業なんて受けたら、下がスースーして必然的にトイレも近くなる… まあ、ヨハネはパンツじゃなくておむつなのだが… って、そんなこと考えてる場合じゃない! 授業終了まで、まだ時間があるじゃない! ど、どうする?手をあげてトイレに…? ……い、いや、まだ、まだ大丈夫 授業終了まで、20分! 全体の3/5が経過してるんだ!な、なんとか耐えられる………筈! 我慢するんだ、我慢…我慢……… 残り、15分…… 残り、じゅっ、分…… の、こり……の、こり…… じゅいい〜〜〜… じゅぼお〜〜〜…!!! 「うわ、善子ちゃんがまたおしっこ漏らしてる!」 「ええっ〜?」 「またかよ〜」 じゅぼお〜〜〜…!!! やだ…音… ![]() 花丸「先生、善子ちゃん早速おしっこ漏らしたずら」 ルビィ「保健室、連れて行ってあげてもいいですか?」 「行ってこい」 しゅうう… 永遠のように長い気がした、一瞬のおもらしを終えて、気付いたら私はずら丸とルビィに連れられ廊下を歩いていた ・・・ああ、また間に合わなかったんだ ルビィ「善子ちゃん、お股が濡れて気持ち悪いかもしれないけど、保健室までの辛抱だよ。がんばルビィ」 花丸「大丈夫、マルが優しく替えてあげるからね」 善子「…………うん」 高校生にもなって、おむつも取れないこんな私を、馬鹿になんてしないで優しくしてくれる… そんな優しい友人達に連れられて… 今日も私は、おむつを交換して貰うのだった 〜おしまい〜 |