東宮真桜(はるみや まお)初登場!「大雪大ピンチ!(後編)」 CC2020年12月8日 午後1時 「ふぁ〜っ!」 真桜は大きなあくびをしながら、起き出した。 「浅井ちゃん、もう着いた…って何これ?マジ…」 真桜は車の窓から見える光景に驚いた。 「先輩、『着いた?』じゃないっすよ…もう1時間こんな状態です。東京出て関越に入ってしばらくしたら、この大雪…ラジオの情報だとこのまま立ち往生見たいっすよ…最悪っす!」 浅井はハンドルに腕を置き、両脇に積もる雪を恨めしく眺めた。 「で、どれくらいで休憩できそうなの?腰が痛いわ。」 真桜は腰を撫でながら、ペットボトルのお茶を一口飲んだ。 「あっ、先輩。お茶はあんま飲まない方がいいですよ。」 真桜はぐっと大きく目を見開いた。 「今、ラジオで言ってたんすけど、この雪、降り続けるみたいで、今日は丸一日動けないようですよ。」 「動けない…?」 真桜は驚いた表情でペットボトルに蓋をした。 「どういうことよ。」 「なんせ、急な積雪で除雪が間に合っていなくって、見通しは8時間くらい足止めみたいですよ。今、食料と携帯トイレを配っているみたいですが、いつ届くことやら…僕はさっき外でしましたけど、先輩は携帯トイレが届くまでできないでしょ。」 真桜はその言葉にドキッとした。 東京を10時過ぎにでてすでに3時間。ちょうど下腹部に重みを感じていたころだった。 「マジ?最悪ね!」 いつものように強気な言葉だったが、表情は少し曇っていた。 午後3時頃… 『まずい…これはかなりまずい…』 真桜は尻をゆっくり動かし尿意をごまかさないと我慢ができなくなってきていた。 脚を組んだり、戻したりしながら高まる尿意と戦っていた。 「先輩、大丈夫ですか?」 浅井は心配そうに声をかけた。 「バカ、大丈夫なわけないでしょ!女性がもう5時間もトイレにいっていないのよ。漏れそうよ!」 真桜は引きつった顔で太もも付け根をたたきながら答えた。 「そうですね。携帯トイレ、なかなか来ないですね。」 浅井がそういったとき、真桜は堪らずシートベルトを外して、パンパンに張った下腹部をいたわるようにさすり始めた。 『本当、ヤバイ…漏れそう!』 真桜の膀胱はキリキリと痛みだし、重く突き刺すような衝撃が何度も彼女を襲い始めた。 『あかん、ほんまに漏れる…あーむかつく!』 下腹部をさすっていた両手は堪らず股間に移り、しっかりと股の間を押さえていた。 「先輩…顔色悪いですよ。」 浅井は心配そうに声をかけた。 「うるさい!ちょっと静かにしててよ!あー、もう!我慢できない!外でしてくる。」 『ほんと最悪!どこか物陰ですませよ。最悪、尻見られるくらいで済むなら仕方ない。漏らすよりましか…』 真桜は顔を引きつらせながら、切羽つまって野ションの選択をした。 そして、その決意とともに真桜がドアを開けようとしたとき大きなサイレンがなった。 ウゥーン!ウゥーン! 「何よ?」 すぐにでも飛び降りようとした真桜だったが、辺りの緊張感が彼女の伝染し、車のドアを開けるのを停めた。それは正解だった。 「山より熊が降りてきました。ドライバーの皆さんは絶対外に出ないようにして下さい!」 数百メートル先で食料などを配布していた救助隊の車のスピーカーから警報が発せられた。 そして大きなクマが食料の匂いを嗅ぎつけ、食料車付近からこちらに近づいてきた。 「最悪なタイミング…」 真桜は恨めしそうに外を眺めた。 『早くクマどっか行ってよ!どうする私…もう漏れそうだし…浅井には見られるが、このペットボトルにする?いやこんな小さな口にどうやって入れんのよ…ここは我慢するしかない…か…マジで最低!』 真桜はしばらく尿を我慢することにした。 『しかし、ここまでオシッコ我慢したのは久々…脂汗出てきた…なんか尿道のまわりしびれてきたし…まさかここで…ないない私に限ってない!』 パンパンに張った膀胱はいつ収縮するかわからない状態だった。それを必死に食い止めようと尻に力を入れて、括約筋を締めけていた。 括約筋によって締め付けられた大陰唇の間にある深い陰裂はその圧力で熱くなっていた。しかしその時、その陰裂の中に別の熱いものが走った。そして、それはじわっじわっと真桜のパンティに熱い雫を数滴ほとばしらせるものだった。 「ぅぐっ…」 真桜は下唇をかみ、その端正な顔をゆがめて、たまらず股間を押さえた。 「先輩!」 浅井は怪訝な顔で真桜を見ていた。 少しちびったようだった。しかし、いくら気の強い女と言っても年頃の女性、さすがに小便をちびったとは言えなかったようだった。 「だ、大丈夫。でもちょっとやばかった…ギリギリセーフや。」 もちろんこれは嘘である。セーフではなく、パンティは2アウト状態で尿が染み出ていた。 股間を押さえた真桜の指はその湿度を感じていた。 「ホント大丈夫ですか…と言ってもクマがいるから外には出られないし…どうしますかね…あっ、僕が先輩のオシッコ飲むとか(笑)」 バシーンッ 「痛っ!すいません」 「浅井、笑えねぇ。」 浅井の頬に真桜のグーパンチがさく裂した。 お調子者の浅井なりにジョークで和まそうと思ったのだろうが、もちろん逆効果だった。 『このバカ、何言ってる!でもマジでどうする…あかん…このままやったら出てまう…』 膀胱のキリキリとした痛みは一層強くなってきており、さすがの真桜も徐々に弱気になってきていた。 額に浮かぶ脂汗と小刻みに揺れる真桜を見て、お調子者の浅井もさすがに反省をしているようだった。 午後4時過ぎ… 辺りも暗くなってきた。猟友会も到着し、クマとの格闘が繰り広げられていた。 「…」 このころになると真桜は両ひざを固く閉じ、その膝を両手でしっかとつかむようにしてじっと固まったように前を向いていた。 体は小刻みに震えていたが、まるで石化したかのようにじっと前を向いていた。 そんな固まった真桜の表情が情けなく一気に崩れた! 「…うぅ…苦しい…はぁ、はぁ、はぁ…うぅっ…」 浅井は苦しそうな真桜を見ながら、どうすることもできず見ないふりをしてハンドルを握り続けた。 『もうあかん…マジで出る…オシッコ漏れる…ウソやん!いややん!』 それでも最後の力を振り絞って真桜は迫りくる尿意に必死抵抗していた。 しかし、その抵抗は虚しく、固く閉じた大陰唇の隙間に熱いものが先ほどとは比べ物にならい勢いで流れ込んできた。 『うそ、あかん!あかん!』 必死にふとももを閉じたが、その熱いものは一気に堰を切ってしまっていた。 真桜の股間とパンティの間にじわっと熱いものが広がった。 じゅっ!じゅっ!ちゅぃーーーっ! 布に水が激しく当たる音が聞こえたかと思うと女子の尿道を尿がすり抜ける音が車内に響いた。 『あかん!あかん!いややん!』 01 02 03 ちゅーっ… 「ああっ…」 その時、苦しそうなうめき声から何か力の抜けたため息のような声に変った。 股間から尻に広がる失禁のぬくもりを自覚した真桜はすっかり抵抗する力を失っていった。 そして、真桜は下唇をかみしめながらゆっくりと頭を下し、自分の股間を見つめた。そこには見たくない、いや認めたくない現実が待ち受けていた。 ピタリと閉じたデルタゾーンは三角形の盃のように黄色い尿を溜めていた。 「せ、先輩…」 浅井のその声に真桜は恥ずかしそうに彼を睨んだ。 その表情は切なく、悲しく、そしてあきらめと羞恥心が入り混じった複雑な表情であったが、何とも言えない色っぽさがあった。 「浅井…誰にも言うなよ…」 「あっ、はい。もちろん…」 浅井は目の前の光景に驚き、どんどんあふれでる真桜の股間の尿を凝視した。 「見るなよ!見るな!」 「は、はい!」 車には濃い尿の匂いが充満した。 丁度そのころ猟友会の麻酔銃がクマを撃ち、ゆっくりとクマが眠りについた。 「あーマジ、最悪…」 真桜は、全部出し切ったあと、ゆっくりと股を開いた。デルタゾーンにたまっていた尿が一気にシートに落ちた。 真桜の股間から尻にかけては、彼女のおもらしでぐしょぐしょになり不快感しかなかった。 「気持ち悪い…最悪や!」 真桜は恥ずかしさを隠すようにわざとらしく大きな声を上げた。 「こうしたら早やく乾くかな?」 そう言うと、エアコンの噴き出し口を調整して、自分の股間辺りに風が当たるように設定して股を広げた。もちろんこの行為も失禁をした恥ずかしさの裏返しであった。 しかし、この行為は真桜の羞恥心をさらに刺激する結果となってしまった。 そう我慢に我慢を重ねた20代の健康的な女性の濃い失禁尿に当たった暖房の風は、その尿の匂いを増幅させ車にまき散らしたのだ。 真桜はすぎにその匂いに気が付き慌てて吹き出し口を上に向けた。 「や、やっぱやめーよ」 その時の彼女の耳は真っ赤だった。 そしてこのあと車が動き出したのは4時間後だった。 その間、真桜は濡れた股間が気持ち悪いのか何度もズボンを引っ張っていた。 冬場で乾きも悪かった。 さらに最寄りのサービスエリアに到着したのはその3時間後の午後11時過ぎだった。 さすがにこのころになるとすっかり乾いていたが、ベージュのチノパンには黄色いシミがしっかりついてしまっていた。 真桜はサービスエリアでようやく着替えることができた。 長時間失禁で濡れた衣服のままでいたので、彼女の白い肌はすっかり赤くかぶれていた。 |