ジャック・ローの反乱の後、情報源の要を失ったノーザン帝国は急速に力を弱め、その後、わずか半年で帝国制は瓦解し、WC2019年3月1日ウエスタン合州国の介入でノーザン共和国が誕生した。(※ウエスタンセンチュリー) そしてノーザン共和国は、誕生したその日に、リバータウンの北側の国境線の街サンクトグラードをウエスタン合州国に割譲することを条件に両国の和平が結ばれ国境線が確定し国交が回復した。 国境の街サンクトグラードは両国平和の象徴の街として、ニューランド市(シティ)と改名し、ウエスタン合州国の統治権の下のもと両国の国民がビザなしで渡航できる街になった。 それから3年― WC2024年4月2日 ニューランド市(旧サンクトグラード)中心地。 両国の国民がビザなしで渡航できるこの街は、一定の税金が免除されていたためわずか3年のうちに大きな発展を遂げていた。 週末や夜には近隣のリーバータウンやブルーオアシスなどからも大勢の人が押しかけ、数年前まで国境線で両国の軍隊がにらみ合っていた場所とはとても思えないほどの発展ぶりだった。 カランカランッ 「いらっしゃいませ!」 ![]() メグミ・インナーソーク(染内恵)は入り口の方に向かって元気な声を上げた。 カウボーイスタイル男が二人、ゆっくりと店に入り、テーブルに座った。 「ランチを二つ…」 「ありがとうございます!」 男たちは暗そうな顔つきだった。 「メグミちゃん、できたよ〜」 しばらくすると厨房の奥から声が聞こえた。メグミは「は〜い」と答えて、ランチをトレイに乗せ、二人組のところに持って行った。 「お待たせしました!今日のランチのボルシチです。お召し上がり下さい!」 「・・・おい、ここはウエスタン合州国の統治下だぞ。」 「えっ?」 メグミは怪訝な顔をした、その瞬間、男の顔が変わった。 「貴様、ウエスタン合州国の統治下のこの街でノーザン共和国の料理を出すとは何事だ!貴様らは戦争に負けたのだよ。大きな顔して商売するだけじゃなくて、ウエスタン合州国の我々にこんなものを食べさすのか!」 いきなり大きな声を出し、メグミに詰め寄った。 「申し訳ございません!」 奥から初老の女性が出てきてメグミと男との間に入った。 「申し訳ございません、店主のフミ・ウッドハイ(高木フミ)です。今日のところはこれで…ご勘弁を…」 そういって、数枚の紙幣を彼らに渡した。 「ふん、ばばぁは話が分かるな…しかし、このウエスタン合州国のこの地でこんなまずい飯を出した罪はまだ消えないな。このアマ、まだ青いがうまそうじゃないか…」 音はそういうとメグミの右手で腰を引き寄せ、もう一方の手で胸をまさぐった。 「いやん!」 メグミは抵抗したが、ボタンを引きちぎり胸に手を入れまさぐった。 「小さいがいい感触じゃねえか」 メグミは気丈にも男を睨み返したが、下半身は素直で少量の尿が漏れていた。 ツゥー…一筋の尿がメグミの太ももを流れた。 「おっ、こいつちびってるぜ!」 その言葉にメグミは顔を赤らめた。 「おじさん、そういうプレイも嫌いじゃないぜ〜」 そういうとメグミを捕まえている男は、彼女のスカートをまくり上げた。 「おいおい、パンツが濡れてるじゃねーか。気持ち悪くないか?はぁ?」 男はメグミのパンツの黄色く染まった部分をクレパスに沿ってなぞり始めた。 濡れた下着はメグミのクレパスに食い込んでいった。 「おやめください!その子はまだ未成年なんです!」 フミは必死に止めようとしたがもう一人の男に足を引っかけられ店に転んでしまった。 「おい、フミ!お、お前ら…」 厨房の男(体育教師の高木先生)が声を震わしながら包丁を握りしめ立っていた。 「貴様、俺たちを誰だと思っている?俺たちに牙を向けるのか?うん?」 「まあこの女のパンツは向いてやるぜ!」 そういうとメグミの濡れた下着に手をかけて、クレパスをさらさせた。 その行為に彼は恐怖でそれ以上動けなかった。 「知ってます!あなたたちが誰なのか!ノーザン共和国の壊滅を望む政治団体 WWWP(ウエスタン・ワールド・ワイド・パワー)、いや実態は、平和になり銃規制により職にあぶれたウエスタン合州国の落ちこぼれ元ガンマンさん!」 入り口には、大きな荷物を持ったアンジェリカ・グリーンフィールドが立っていた。 |