CC2020年8月5日 「皆さん、肉焼けましたよ〜」 斎藤の元気な声が聞こえた。 「うわぁ、おいしそう〜」 彩がそっと箸をのばした。 「まったく、最近の若い奴は…まずは先輩に譲るとかないのか、まったく!」 武藤が頭をかきながら憎まれ口をたたいた。 「武藤巡査部長、お肉は若い子からでいいでしょ。彩ちゃんは、村下班唯一の10代なんですから、大目に見てあげてくださいよ、私もたべちゃお」 恭華も皿を出すと、斎藤が大きな肉の塊から器用に切り分け皿に盛った。 「おいしい〜」 恭華は仕事の時の厳しい表情とは全く違うあどけない笑顔を見せた。 村下班は一斉の非番を許され、新人二人の歓迎会を兼ねたバーベキューで暑気払いを行っていた。 「まぁ、遠山警部補と小粒巡査が加わってからも事件続きで、仕事以外の話もできなかったからな。今日は羽目を外して楽しもうぜ!」 涼子はそう言って、缶ビールを男前に飲み干した。 「恭華ちゃん、こっちも食べてみて、おいしいよ。」 「斎藤さん、ありがとう!美味しい!」 斎藤が料理の腕に恭華の目じりも下がりっぱなしだった。 「うん、なんかお前等、いい感じじゃねえか」 武藤が二人をからかい始めた。 「武藤さん、そんなことないですよ」 斎藤は少し恥ずかしそうにいったが、武藤の憎まれ口は続いた。 「さては、このエリートお嬢様の放尿プレイにやられたな斎藤(笑)」 「・・・」 思わず恭華の頬が赤らんだ。 「まぁ、爆弾もパンツの中で大爆発じゃな、がっははは!」 大笑いしながら恭華をからかう武藤だった。 「もう!武藤さん!デリカシーないんですから!」 その行為に彩は頬を膨らませて唇を尖らせた。 「悪い、悪い、怒るな、少しからかっただけだよ、がっははは!」 「うん?しかし小粒、お前も高校生の時…うぐっ」 「武藤巡査部長…少しおしゃべりがすぎますわ…酔い覚ましにトウモロコシでもどうぞ!」 彩は武藤の口にトウモロコシを突っ込んだ。 万引きの疑いをもたれ武藤に尋問中され、その間トイレに行かせてもらえず、彩は失禁をしたという苦い経験があった。武藤はおそらくそれを話そうとしたのだろうが、彩はそれを許さなかった。 「おい、おい、武藤。彩を本気で怒らせると殺されるぞ(笑)」 そのドタバタ劇を楽しむかのように涼子のビールが進んだ。 しばらくすると、涼子が立ち上がった。 普段は長ズボンが多い涼子だが今日はリゾートの装いだったので、すらりと伸びた白い脚が美しかった。 「ちょっと、ション便してくる。」 「おい、おい涼子、お前もいい歳の女なんだから、そろそろ言葉遣いも気をつけろよ」 「ご忠告、ありがとう、武藤巡査部長。」 そう笑って涼子はトイレに向かった。 「あ、私も!」 「私も!」 恭華と彩も続いた。 「なんだ、連れションかよ(笑)」 武藤は微笑ましく笑った。 山道を降りていく3人。 「しかし、遠いな…」 涼子は尻をプルンプルンと震わせた。ビールを大量に飲んだ涼子は2人より先に限界が来てしまったようだ。しかし、図太い神経の涼子は動じなかった。 「お前等、先行っていいぞ。」 「えっ?」 「先、言っていいぞ。」 「はい…」 恭華はすぐに察した。 「彩ちゃん、行きましょ」 二人はトイレのある広場の方に向かって行った。 キョロキョロッ… 二人の姿が見えなくなると涼子はあたりを見渡し木の陰に入っていった。 「この辺でいいか…ビール飲むとどうも近くなるな…」 そう独り言をいいながら、ゴソゴソとズボンのベルトを外し、しゃがみこんだ。 下着を下すと同時に勢いよく黄色い液体が股間の深い谷間から飛び出してきた。 グチュ、グチュッ!シュッ――――ッ! 膀胱にパンパンに溜まった尿がふくよかな大陰唇の谷間から勢いよく飛び出し続けた。 そして、びちゃびちゃと土にあたり大きな水たまりができた。 「ふっ〜すっきりした」 涼子は安堵の表情を浮かべた。 「トイレまでは持たなかったな…部下の前で失態は避けたいものだ…」 そして全部出しきったら、おかしくなってきた。 『警視庁の警部が小便を我慢できずに野ション…軽犯罪法違反だな』と思うと滑稽だった。 続く |