「近水(ちかみず)先輩!大丈夫ですか…あの…」 「だ、大丈夫!私、終電だから、先行きます。」 「流美(るみ)ちゃん、タクシー使ってもいいよ…」 「本当に平気ですから!また来週!」 みんなの心配の声を振る払うかのようの彼女はホームへと向かった。 「あーみんな直接は言わなかったけど…これだけ染み出てるからバレてるよね…」 流美は気持ち悪そうに濡れたスーツのズボンを引っ張った。 大量に摂取したアルコールのおかげで恥ずかしさも半分はどうでもよくなっていた。 酔っておぼつかない足で、失禁でへばりつく下着やズボンの不快感を感じながら階段を登り、彼女はホームで最終電車を待つ行列に並んだ。 『ああ…オシッコ間に合わなかった…みんなに見られちゃったな…月曜日会社行くの恥ずかしいな…』 流美は居酒屋のトイレで間に合わず失禁してしまったことを思い出して顔を赤らめた。 彼女のグレーのスーツの股間はしっかり黒く大きなシミができており、それに気が付く他の乗客はいぶかしげに見ていた。 そうこうしているうちに最終電車がホームに入ってきた。 一斉に電車に乗り込む乗客たち。それに流され流美も車両の奥へと押し込まれていった。 流美はドアの側に立ちたかったが、運悪く座席の前に押し流されてしまった。 『いやだ…こんなところに立ったら…私のおもらしがバレちゃう…』 少し恥ずかしそうに下唇を噛んだ。 案の定、目の前の男がそれに気づいた様子だった。 彼は流美のシミを見て一瞬目が大きく見開いた。そして、彼は流美の方を見上げた。 二人の視線がぶつかった。 流美は恥ずかしくて、変な笑みを返してしまった。男も恥ずかしそうに流美から目線をそらしたが、その視線は流美の濡れた股間に集中していた。 『いやだ…気付かれた…どうしよう…』 流美は全身から火が出るほど恥ずかしくなった。 そしてしばらくしているうちに、彼女の残された尿意が暴れ始めた。 『ああ…全部出てないから、またオシッコ出ちゃいそう…どうしよう…漏れる…』 酒も入っていて心も体も緩んでいたせいか、流美の防波堤はあっけなく崩れた。 ![]() ちゅぃーーーーーっ! 健康的な音が響くと同時に、流美の股間のシミ部分がキラキラと光った。繊維の一つひとつの隙間から暖かい流美の残尿が漏れ始めた。 目の前の男は驚いていたが、すぐに優しい目に変わった。 「ご気分悪かったんですね。大丈夫ですか?」 男のその声に、流美の何かがはじけた。 流美の顔が崩れ、顔を隠して泣き出してしまった。 「大丈夫ですよ。あなたは気分が悪かっただけ…次の駅で降りましょうか。」 そう言って男は立ち上がった。 その瞬間流美にはその男に抱き着き、その男の胸で泣いた。 「大丈夫…心配いりません」 男のその声に、流美は下半身の力が一気に抜けた。 『どうしよう…私…恥ずかしいのに、気持ちいい。抱きしめてほしい。全部出ちゃう…』 ちゅぃーーーーーっ! 堪えようとしていた流美の尿が一気に押し出される音が車両に響いた。 周りの乗客はざわめいていたが、ドアが開くなり、二人は電車を降りていった。 流美は男に肩を抱かれ、心が高揚していた。そして流美の股間には別の液体も溢れ出していた。 |