ミゾレメモリアル CC2019年12月20日 聖黄研究所 「ゴクリ・・」 決籾男は、床の汚れを取ろうと四つん這いになって掃除をしているミゾレの左右に揺れる尻を見て生唾を飲み込んだ。 タイトなスカートには下着のライン、そして薄っすらと尻のワレメも形が浮き出ていた。 決はデスクの書類を片付けながら、すっかり手は止まり、ミゾレの尻にくぎ付けだった。 ギュっ! 「いてー」 恍惚に浸っていると、左足先に激痛が走った。 「決さん!エッチな目でミゾレさんのお尻見てたでしょ!」 決の横には麗香が決の足先をヒールで踏みつけていた。 「いてーよ!何もヒールで踏むこたねぇだろ!それに大掃除の日にヒール履いてくんなつーの!」 決と麗香は微笑ましくじゃれあっていた。 「それにしても、ミゾレさん、相変わらず色っぽいですね。来年は私も21歳(LJの小説ではCC2018年が基準。そのためこのとき麗香は20歳なのです…ちなみにみぞれは26歳になっています。)色気でもミゾレさんに追いつきますからね。」 麗香は悪戯ぽく笑った。 「麗香ちゃんも二十歳になってからグンッと色っぽくなった気がするよ。だって麗香がミニスカートの日、決さんの視線が私より麗香ちゃんの太ももに行ってますもんね。」 そう言って舌を出した。 「ばっかもん!こんなガキに興味はねぇー!太い脚だなぁと珍しいから見てんだよ!」 決は照れ臭そうに言った。 三人は大笑いして研究室の掃除を続けた。 麗香はミゾレと麗香のデスクの間を掃除していると一枚のポラロイド写真が出てきた。 そこには、分厚いレンズの眼鏡をかけた地味な女子高生が映っていた。 「うん?」 一瞬、誰かわからなったが麗香はすぐにそれがミゾレだと気が付いた。 「ミゾレさん、これ…」 「あーそれね、私、高校生まで勉強ばっかりしてたから地味でしょ。」 ミゾレは少し恥ずかしそうに笑った。 「マジか!これがミゾレちゃん?」 決は大げさに驚いた。 「いや、しかしその端正な顔立ちは面影が見えるな。いつからこんなに色っぽくなったんだ。」 ミゾレは雑巾をバケツに入れ、そのポラロイド写真を懐かしそうに眺めた。 「私の少女時代…。大学生の時、ちょっと恥ずかしいことがあって吹っ切れちゃった。」 そう言ってゆっくりと話し始めた。 7年と8か月ほど前の春・・・ 聖黄工科大学に今年も新入生が入ってきた。 聖黄工科大学は私立理系の難関大学、しかも、この大学を卒業すれば 聖黄研究所に研究員や職員として迎えられる可能性も高く、日本屈指の工科大学である。通称S.I.T(シット・・・)まだリケジョという言葉も一般には認知されていないこのころ女子の入学生は少なかったが、そんな中、ミゾレは入学試験をトップで合格した。 初めての授業のあと・・・ 「せっかくみんな合格したんだから、今日、クラスコンパしない?」と 一人の学生がクラスの何人かに声をかけた、 学生らしく、みんなで駅前の居酒屋に行くことになったがそんな中に、 とりわけ地味な女子がいた。 度数のきつい眼鏡に髪はポニーテールというより後ろで結わえただけ、 化粧気もなく、安そうなデニムをはいて、上はパーカーにMA-1を羽織った男っ気のなさそうな女の子がいた。 でもよく見るとその肌は白くきめ細かく、眼鏡ではっきりわからないが端正な顔だちをしているように思えた。 そう彼女は、加藤ミゾレ、18歳。難関聖黄工科大学をTOP合格した最強のリケジョだ。この数日後、セクシー女子大生に変貌することをまだ誰も知らない。 居酒屋で乾杯を皮切りにビールが進む。 「加藤さん、だっけ?よろしくね!」少しイケメンの男子がミゾレに 近寄ってきてお酒がぐいぐい進む。 「・・・よろしく、お願いします」 男子とほとんど話したことがないミゾレはとにかく緊張してのどが渇く。 ついついビールを飲んでしまう。 「加藤さんって、よく見ればかわいいよね。」 この男、遊び人なのか天然純粋野郎なのかよくわからない。 でもぐいぐいミゾレに近寄ってくる。 ミゾレはうれしいのと照れ臭いのとで顔を真っ赤にしながら、ビールをぐいぐい飲んでしまう。 しばらくすると、ミゾレに猛烈な尿意が・・・ 「しまった。アルコールには抗利尿ホルモンの抑制作用があるだけでなく、ビールには新陳代謝を活発にするカリウムが含まれているんだったわ。つまり、おしっこがしたい・・・猛烈にしたい。」 ミゾレは頭の中で叫んだ。 「通常膀胱に4/5溜まったら尿意を感じる・・・でも尿意を感じてから、 猛烈な尿意まで極端に短い。これはもう限界・・・」 ミゾレはリケジョらしく、自分の膀胱を分析する。 「加藤さん、こんどみんなでバーベキューとかいかない?」 イケメンはミゾレをしつこく誘ってくる。ミゾレもまんざらでもない。 しかし、尿意は限界MAXに近づいてきた。 「男の人にトイレに行くなんて思われたくない・・・でもこのままだと 確実に漏らしちゃう。18歳にもなっておもらしなんて嫌だ・・・」 ミゾレの頭の中は恥じらいと尿意でグルグル回る。イケメン君の話に 集中したいがもうできない。 「すいません!ちょっとトイレに・・・」 ミゾレは恥ずかしそうにトイレを告げ、女子トイレへもうダッシュ。 幸いトイレは開いており、ズボンを下すなり、シューッという音を立て 豪快に放尿。ビールを大量に飲んだせいか、透明なおしっこがミゾレの クレパスから吹き出ていた。 「ふーっ、間に合った」 ミゾレは放尿を終えた後、席に戻った。 冷静になってイケメン君を見てみるとミゾレのタイプ。 ミゾレもメロメロになり話に盛り上がる。 しかし、もどって5分もしないうちだろうか、第2波がやってきた。 「これが、アルコールの脱水症状なの・・・こんなに早くおしっこに行きたく なるなんて・・・しかも、急に限界・・・」 ミゾレは初めてビールを飲むので、その利尿作用に驚いていた。 しかし、気になる男性の前で5分もたたないうちに、もう一度、トイレなんて 言えない。しかも、ミゾレはノーメイク。お化粧直しとも言えない。 次第に限界が近づく。 「加藤さん、連絡先とか教えて。SNSでいい?」 イケメンがぐっと近づいてきた。 ミゾレの鼓動はドキドキ、「は、はい」というのが精一杯だった。 SNSで連絡先をおしえてようとしたとき、幹事が「宴もたけなわですが〜、聖黄工科大学1年の仲間の出会いを祝して、三本締めといきましょう〜」というとみんな起立しだした。 「三本締めなんて古いよ〜」というヤジも飛んだが、まじめな理系学生。 もうその体制に入っていた。 「よ〜」との掛け声のあと手拍子が聞こえる。 ミゾレは耳鳴りがし、気持ちが少し遠のいた。 そして、手拍子に紛れるように尿が漏れ出したのだ。 意識が飛びそうな中、股間が熱くなり、太ももにその熱が伝わっていく・・・ もう止まらなかった。 ミゾレは呆然と立ち尽くした。その足元には大きな水たまりと股間から足元まで大きなシミをつけてただ立ち尽くした。 「加、加藤さん、だ、だいじょう・・・」 イケメン君はミゾレのことが純粋に好きだったんだろう、心配そうに声をかけてきた。しかし、それがミゾレにはつらかった。 ミゾレは、ずぶ濡れのまま、店を飛び出した。 恥ずかしくて、情けなくて、「いいな」と思う男の子の前でおもらししたことを認めたくなかった。どうして家に帰ったのかわからない。 目を真っ赤にはらして一晩中泣いた。 翌日、浴室に脱ぎ捨てた白のパンティは黄色くシミになっていた。 3日後 「加藤さん、大丈夫かな。あれから3日たったけど・・・」 「年頃の女の子だしな、どう声かけていいかわからないよ・・・」 とクラスのみんなが教室で話していたそのとき、コツコツとヒールの音が聞こえた。 長い脚にミニスカート、少し濃い目の化粧に胸元が見えそうな服。 同じ18,9の大学生とは思えないほど大人びた女性が入ってきた。 その女性は何も言わず、最前列の席に座った。 よく見ると、眼鏡をはずし、化粧をしたミゾレであった。 あのおもらし事件のあとどんな心境の変化があったのだろうか。 彼女は大きく変わっていた。 そうそれはおもらしという少女時代と別れを告げたように・・・・ CC2019年12月20日 聖黄研究所 「…そんなことがあったんですね」 麗香は伏し目がちにうなづいた。 「だから、河屋会長の実験にも協力的なんですね!」 「まぁ苦い思い出ね。」 その話を聞きながら決の股間は大きく膨らんでいた。 |