警察物語(警部補 遠山 恭華初登場!) CC2019年10月20日 警視庁 捜査第1課 「村下君、君のところの新人は元気があって言いようだが、少しやりすぎではないのかね」 捜査一課長の滝沢が迷惑そうな顔をしながら涼子に言った。 「しかし、彼女が解決した事件も多いと思います。私が責任を持って育てますのでもう少し長い目で見てやってもらえませんか。」 その涼子の言葉に滝沢も大きなため息をつきながらも分かったという信頼の表情を浮かべて言った。 「君のことは信頼しているよ。そのために警部補から警部に引き上げ、村下班の班長に任命したんだからな。しかし、組織相手にちょっとやりすぎだな。遠山君の身の安全も心配だ。何せ東大卒のキャリア組だからな、彼女は。しかも、採用試験の成績はトップときている。そんな彼女に傷をつけたら本庁はうるさいぞ。」 滝沢は上をみて仕事をするような無能者ではないが、余計な面倒なために自分の仕事が邪魔されるのがイヤだった。 「はい、心得ております。」 そんな時、大きな声がした。 「村下警部!遠山警部補がボマー7(セブン)の捜査中、特殊地雷を踏んで身動きがとれないとの連絡か斎藤巡査長から連絡が入りました!」 「何!どこだ!」 涼子は現場を確認すると真っ先に飛び出した。 その20分前、湾岸エリアの倉庫街 「先輩!ここは一気にふみこみましょう。」 勝気な恭華は張り込みの車から出ようとした。 「バカ!僕と君だけだぞ、しかも快楽爆発テロ組織ボマー7のNo.2 地雷のジュリアだよ!ここは応援が来るまで待とうよ!」 斎藤は飛び出ようとする恭華のズボンのベルトを慌てて掴んだ。 「イヤッん!斎藤さん、変なところ触らないでください!セクハラで訴えますよ(笑)」 引き戻され、助手席尻もちをつきながら、悪戯っぽい笑顔で言った。 「バカ、柄にもない声出すなよぉ。いいか、ここは涼子さんを待ちましょう。」 「先輩!でも目の前に地雷のジュリアがいるんですよ!奴が事を起こす前に踏み込みましょう!令状だってあるんですよ!」 興奮する恭華だったが、斎藤はなだめるようにいった。 「相手は爆弾テロ組織だ、ここは慎重に、いや冷静に行こうよ。今、連絡したからもう少し待て、な、わかるな」 しばらくすると倉庫からセクシーな出で立ちのジュリアが出てきた。そして、斎藤と恭華の方を見てニヤッと笑った。 「先輩!ヤツはこっちに感づいています!私、行きます!」 そう言って細身の体をしなやかに動かし、車を飛び出した。 しかし、その瞬間、カチャッ!という音がした。 異変に気が付いた恭華は足元を見ると、円形の大きな地雷の上に自分がいた。 「えっ!」 恭華は、とっさに異変に気が付き動きを止めた。 「どうした、遠山!」 斎藤は声をあげた瞬間、ジュリアが叫んだ。 「おい、貧乏刑事!お前もじっとしてろ。この気の強そうなべっぴんさんが立っているのはアタシが作った特殊地雷だ。自分の体重がスイッチになり、重心移動で体重が2s以上変動したと検知すると・・・ボン!だ。」 ジュリアはあざ笑うかのように言った。 「何!貴様も殺してやる!」 恭華は拳銃を取りだし構えた。 「おい、おい、きれいな顔して本当に気が強いな、お前。いや遠山恭華警部補。」 「これを解除しろ、さもないと・・・」 「さもないと、アタシを殺すか?残念だな。100m以内はアタシの動脈信号と連動していて、アタシの動脈が30秒以上止まればそいつも爆発するんだよ。まだ若いのにその貧乏刑事と一緒に死ぬか?」 そう言いながら恭華に近づき、恭華の拳銃を自分のふくよかな胸に当てた。 そして、おもむろに地雷についてある点検口を開けた。そこにはタイマーと赤い動線と青い動線があった。 「どうだい、面白い趣向だろ?タイマーONして、ハイ、これ!」 そう言って、ハサミを斎藤に投げた。 「爆発まで時間は300秒、つまり5分だ。それまでにどっちか選んで切ってやれ。どちらかを切ると爆発は解除。間違えるとボン!一瞬でミンチだ。」 「貴様!」斎藤はとびかかろうとしたが、それをいなすように続けた。 「貧乏刑事さん、アタシに構ってる暇あるのかしら?もう残り4分20秒だよ。あっ、それと恭華ちゃん、自分で切ろうとてもいいけど、しゃがんで重心変わってもボンッだからね。こっちのお兄さんにこれからの長い人生を預けなさい。ほんじゃ」 そう言って颯爽に去っていった。 「先輩!私は大丈夫ですから逃げてください!」 気丈に振舞う恭華だがさすがに足元で減っていくカウントに体の震えが止まらなかった。 「バカ、言うな!僕も刑事だ、君を救う!」 いつもちょっと頼りない斎藤だが、意外と男気はあるようで、その言葉に恭華の少しときめきを覚えた。 「斎藤さん・・・ありがとう、ございます・・・」 斎藤は、足元を確かめ、地雷がないことを確認し、恭華の足元の時限装置に向き合った。 残り2分30秒を切っていた。 ちょうどそのころ、遠くでパトカーのサイレンの音が聞こえた。 斎藤は、無線機に手を当てた。 「こちら斎藤巡査長、遠山警部補が時限式の特殊地雷を踏み残り時間1分45秒です。今からでは爆発処理班も間に合いません!私が何とかしますので、皆さんは救護班の準備を急いで!あとは100m以上の距離を取ってください!」 斎藤は絶叫した。 「斎藤!遠山!」 パトカーから降りた涼子が二人のもとに向かうとしたが大勢の男に止められた。 「離せ!私の部下だぞ!」 パーンっ!絶叫する涼子の頬を強くはたく音が聞こえた。 「涼子!班長のお前が取り乱してどうする!斎藤を信じてやれ!」 それは4月から捜査一課に抜擢された武藤だった。 「警部に向かってビンタとは大変失礼しましたと言いたいが、しかし、今のお前は俺の背中で寝小便してたガキの涼子のまんまだよ!しっかりしろ!警部!」 武藤の言葉に涼子は冷静さを取り戻し、斎藤を信じ、二人を見守ることにした。 ガチガチッ・・・・恭華は顔面が蒼白となり歯がガチガチと震えていた。 「さ、斎藤さん、私・・・死ぬんですかね・・・」 「おっ、いつも強気の恭華様がどうした!いきなり23歳のかわいい女の子ぶっても遅いよ(笑)」 斎藤はそう言ってニコッと微笑んだ。 その声にハッとしたのか急にいつもの口調に戻って大きな声をあげた。 「斎藤巡査長!撤収しなさい!警部補として命令します!」 「その調子!と言いたいけど、もう少しの間だけかわいい女の子でいていいよ。さぁ行くよ!」 いよいよタイマーは60秒を切ってきた。 落ち着いていた斎藤も流石に表情が硬くなってきた。 そんなとき、ポタポタ・・・と斎藤の手の甲に暖かい液体が上から降ってきた。 「うんっ?」 見上げると恭華のグレーのスラックスの股間が黒く染まり、そこから黄色いものがポタポタと落ちてきていた。思わず目を合わせる二人だった。 「はっ、はっ・・・ちびっちゃいました・・・怖い時、オシッコ漏らすってあるんですね。この生暖かい感触、中三のとき以来です(笑)。」 失禁の温もりで少し落ち着いたのか、それとも漏らしてしまった照れ笑いかわからないが、恭華は微笑んでいた。そしていつもの強気の声に戻って次のように言った。 「斎藤さん、このまま死んだら、私、格好悪いので、絶対、助けてくださいね。私がこんな格好悪い死に方するなんて認めませんからね。」 気丈に振舞う恭華だったがその目にはうっすらと涙も浮かんでいた。 それでも気丈に振舞う姿はとてもいじらしく可愛かった。 ![]() そんな恭華を見て、斎藤も決意を決めた。 「おう!任せとけ、恭華ちゃんオシッコあたたかかったから俺も落ち着いた。腹も決まったぜ!」 そう言って2本の動線に向き合った。その時、タイマーは残り4秒を回り時間が刻まれていった。 「えーい!」 斎藤は赤の動線にハサミを入れ、迷いなく切った。 パチン! 一瞬の静寂が広がったが、直後にその静寂を破る音が恭華の股間から響いた。 ちゅぃーーーーーっ! それは女性独特の、しかも若い女性独特の力強い放尿音だった。それは下着やスラックスの中で起こっていたがよく響いた。 そして、その音とともに恭華の股間には、温もりというより生命の証かの如く熱いモノが広がった。 恭華は徐々に恐怖が解け、自分の股間から内ももにかけて広がるぬくもりに日常の感覚を取り戻していった。 ゆっくり目をあけ、「はぁ、はぁ、はぁ、わ、私、生きてる・・・」とつぶやいた。 少し落ち着いたのか、足元に斎藤がいたことを思い出し、自分の失禁でどうなっているかを想像して顔を赤らめた。 「斎藤さん・・・あ、ありがとうございます・・・あの・・・ごめんなさい・・・」 そう言いながらも恭華の股間から安堵の尿がどんどん溢れてきた。 恭華の足元に這いつくばって爆弾を処理していた斎藤の頭に大量の尿が降り注いだ。 「ごめんなさい・・・・安心したら、あの、オシッコ・・・全部・・・漏れちゃいました。」 そう言って恭華は腰が砕けるようにしゃがみこんだ。 涼子をはじめ捜査一課のみんなや救護班などが駆け寄ってたが、みんな恭華の股間に広がる失禁痕に何と声をかけていいかためらっているようにも思えた。 そんな中、ガサツな声が響いた。 「がっはっはっ!キャリア組の恭華様もまだまだガキだな、明日から俺が鍛えてやる!」 武藤がそう言い放った。 その一言で場が少し和んだ、そして恭華もそれに応えた。 「巡査部長!これは若気の至りです!あなたみたいなセクハラ巡査部長に鍛えられなくても私は立派な警察官になってみせますよ!」 憎まれ口をたたきながらも場を和ませようとする武藤に感謝し、同じ憎まれ口で返す恭華であった。 「がっはっはっ!威勢がいいな、警部補。しかし、腰抜かして股間にそんなシミ作って言うもんじゃないぜ、がっはっはっ!」 恭華は、その言葉に、開いていた両足を閉じ、シミを隠すように前かがみになった。 「もう!それがセクハラなんです!見ないでください!私だってまだ23歳の女の子なんですからね!」 恭華は、あかんべーをしながら悪戯っぽく返した。 「女の子だぁ?お前に再起不能にされた反社会的勢力は何人いるんだ、まったく!半年もたたずにこれだけ暴れたヤツは涼子以外にいねぇな。しかし、こういうの好きな変態も多いらしいから、写真撮って売ってやろうか(笑)。がっはっはっ!」 みんなこのやり時に先ほどまでの緊張がウソのように和んでいた。 和んで冷静さを取り戻した恭華は股間の不快感をより一層強く感じ、とても恥ずかしくなった。 そんな輪の中にゆっくり涼子も入ってきた。 「遠山警部補、今回の件はいい勉強になったな。」 涼子はきびしくも優しい言葉を恭華にかけた。 「は、はい・・・村下警部にもご迷惑をおかけしました・・・以後、一層の努力をし、立派な警察官になって見せます!」 意志の強いしっかりとした眼差しで涼子に言った。 涼子は微笑んで、「いい決意だ、しかし武藤巡査部長が言うようにおもらしズボンのままじゃ説得力ないな。早く戻って着替えろ。」といいながらそっと恭華の肩を抱いた。 恭華はゆっくりと立ち上がり、救護班の持っていた毛布を体に巻いてパトカーに乗って警視庁に返っていった。 遠山恭華23歳、股間に失禁で貼りつくパンティの不快感とともに立派な警察官になると誓った日であった。 遠山 恭華 23歳 CC1996年9月21日 東京都港区生まれ。東京大学法学部卒。警察官僚。 身長169p・58s Cカップ。 黒髪サラサラ系でロングヘア。捜査の時は髪を結わえる。 細身だが、逮捕術、剣道、柔術、合気道の達人。 CC2019年5月に捜査一課 村下班に配属。階級は官僚なのでいきなりの警部補! 名前は似ているが遠山麗華とは無関係。 |