CC2000年8月10日 あれはずいぶん昔の夏のこと。 お盆明けから育休も終わり職場復帰する私は地元の北海道にもうすぐ1歳になるアンジェリカを連れて里帰りをしていた。 自宅のある札幌市郊外からアンジェリカを連れて、車で親戚の家にあいさつに行った帰り道、車は大きな事故渋滞に巻きこまれた。 北海道といっても真夏の昼間は暑い。 ついついドリンクホルダーに手が伸びて水分をとりすぎてしまったようだった。 車の渋滞にイラついてついつい喉が渇いたのか、ドリンクホルダーの紅茶をほとんど飲んでしまっていた。 それに気づいた時には、下腹部に少し重いものを感じていた。 そう、それは尿意だったの。 この後、本当に苦しかったわ。 また親戚のおじさんの家で食べた水分をたっぷり含んだスイカもいけなかったかもしれない・・・下腹部の重みは明らかな尿意となってきて、私を襲ったわ。 ゆっくりと車が動きブレーキを踏むたびに、膀胱にじわんとイヤな鈍痛が走る・・・ 産後、失禁しやすくとなるというが、大丈夫かしらという不安が脳裏によぎりました。 後部座席のチャイルドシートを見るとアンジェリカがスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。どこかの駐車場に止めても、アンジェリカを抱きかかえてトイレまで走らないといけない、この限界の中、そんなことできるかしら・・・でもこの炎天下にアンジェリカを車に置いて行くなど絶対にできない、エンジンをかけっぱなしで?それも不安だよ・・・やっぱりアンジェリカを抱いてトイレに行くしかない、そんなことが頭の中でグルグル回っていました。 でも・・・肝心なトイレがない。何とか次のコンビニかファミレスまでこらえなきゃ・・・。 万一、漏らしたら・・・漏らしたら!そうだここは実家だ。お父さん、お母さんに笑われる・・・ 25歳にもなった娘がお漏らし・・・それは避けないと何を言われるか、そう思いながら必死にハンドルを握っていました。 車はノロノロ運転で、全然、進まない、でも私の尿意はどんどん強くなって両足を閉じていないともう漏れそうになっていたわ。 車に誰もいないことをいいことに、「オシッコ、漏れる、オシッコ、オシッコ!」と子どもみたいにつぶやいていたの(笑)今思い返すと恥ずかしいわね。 そんな時、じわっと下着に暖かいものが・・・私は慌ててオシッコの蛇口を締めたわ。 でも少し、ちびってしまったみたいで、下着が濡れたのが分かったの・・・恥ずかしかったゎ。 額にも脂汗がにじみ出て、体も小刻みに震えてきて、もうダメとおもった瞬間、アンジェリカのオムツが目に入ったの。 これにしちゃえば・・・ 悪魔の囁きだったわ。 車が止まったのを見計らって、後部座席に置いてある、アンジェリカのオムツを引っ張りだしたの。 ズボンを脱いで股間に当てなくては・・・ でもその日、私はショートパンツスタイルのオーバーオールを履いていたの・・・ これを脱がなければ・・・しかし、運転をしながらでは無理! どうしよう・・・ そうこうしているうちに、大波の第2波がやってきたの・・・尿道口の辺りからジンジンと全身にしびれが広がって行く感覚・・・今でも忘れないわ・・・ 私はきゅっと太ももを締め、オシッコを我慢したの。 身体は前かがみでもう息も荒くなっていたわ。 何度もお尻を左右に振って、シートにこすりつけるように尿意をごまかしたの・・・ もう情けなくて涙もでてきたわぁ・・・ もうもれちゃう・・・・何度もそう思いながらも必死に堪えた。 でも、もう本当に限界が来たの。 もうダメ・・・覚悟を決めたその時、左手に駐車場とファミレスが見えてきたの。 私は最後の力を振り絞って股間を固く閉じ、路肩を縫うように走り、ファミレスの駐車場に車を停めた。 そして、後部座席のアンジェリカを抱きかかえ、ファミレスに入ったわ。 たぶん、必死だったから、カギもかけずにアンジェリカを抱きかかえて、走った気がする。 なんとかへようこそ!と決まりきった店員の声が聞こえたけど、私は、「すいません!トイレ貸してください!」と血相を変えていったわ。 店員もその迫力に押されるように、トイレを指さしたのを覚えている。 私は、その指の先を見て、トイレに向かおうとしたわ。 でもその瞬間、その・・・何というか熱いものが私の股間に一気に広がって、次にその熱いものは私の太ももに流れたの・・・そう、私はアンジェリカを抱いたままお漏らししちゃったの・・・ 相当我慢していたから、恥ずかしいけどシューーーーーーって音まで響いたのを今でも忘れないわ・・・顔から火が出るとはまさにこのことね。 店員も店の客もみんな私を見ていたわ・・・ 赤ちゃんを抱かえた女がお漏らししてる姿なんて珍しいものね・・・ 今思い出して本当に恥ずかしい過去・・・ 当然、そのファミレスにはもう2度と行っていないけどね。 |