キャストラウエスタンノワール アンカー財団編 第1話 クレア・L・マスターソン大尉 リバータウン近郊 夜のとばりが下りた荒野にゆらゆらと炎が揺れる。 さやかはナイフで切ったハムをその炎であぶって口に入れた。 「さすがに冷えるな。」 「そうですね。でも明日の午後にはリバータウンですね。」 なびきはそう言って、両手に包むように持ったカップを口に注いだ。 ぶるるっ! 「寒い!こう寒いと・・・どうもオシッコ近くなるね・・・ちょっと行ってくる。」 詩織は立ち上がり、2人から見えない場所まで移動した。 カサカサと音を立て下着を下し、しゃがみこむと、薄っすらとした茂みの奥にやわらかそうな大陰唇が左右に見えた。 そしてそれらが作る深いクレパスから色の濃い小便が噴き出した。 シューーーーーーっ! 「ふ〜っ」 詩織は大きくため息をつき気持ちよさそうに放尿をつづけた。 シューっ、ぴゅっ、ぴゅっと残尿を出し来ると当りは静寂に包まれた。 白い尻を振り、尿を切ったあとサッと下着をあげ、2人のもとに戻ろうとすると何やらうめき声が聞こえてきた。 「えっ?」 詩織は耳を澄ませた。 「う・・・っ、うっ・・・」 を苦しそうな女の声が聞こえた。 詩織は声のする茂みの方に近づいた。 ゆっくり覗いてみると、ガンマンの恰好をした少女が傷だらけで倒れていた。 背中には大きな傷もあった。 「大変!」 詩織は慌てて駆け寄り、体に触れた。 「ひどい熱!何とかしなきゃ!」 詩織は2人を呼びに戻った。 3人は、バーボンで傷口を消毒するなどその少女の応急処置をした。 「ひどいな・・・」 「応急処置だけでは持たないですね。一度、医者に見せた方がいいですね。」 さやかはそう言った。 「そうだね。リバータウンに運んで病院連れて行こうか?」 「いや、彼女をリバータウンに連れて行くのは、まずかもな・・・」 詩織の提案をさやかは否定し続けた。 「よく見てみて、彼女の首のネックレス。アンカー財団のモノだ。この傷の追い方から何かから逃げてきたのだろう。アンカー財団で何かやらかしたのか、はたまた何か別のことなのかわからないが、わからん以上はリバータウンは危険と判断した方がいい。」 「なるほど!」 詩織は頷いた。 「では、ブルーオアシスへ?」 なびきのその問いにさやかは頷いた。 「ああ、モーリー先生に大至急見てもらおう。」 そう言うと3人はその少女を馬に乗せ、ブルーオアシスへ引き返した。 2日後、ブルーオアシス モーリー先生の診療所 ゆっくり目をあけるとそこには見知らぬ天井が見えた。 アヤは飛び起きようとしたが体に激痛が走った。 「い、痛い!」 「お目覚めかなお姫様。」 涼子が声をかけた。 隣にはさやかが腕を組んで立っていた。 アヤは激痛に耐えながら、ベッドから起き上がろうとし、そのまま床に倒れた。 「早く、行かないと・・・間に合わない・・・私がこんなところで・・・」 そう言いながら自由にならない自分の体に腹を立て、床を叩いて悔しがった。 「何か訳ありって感じかい?聞かせてくれないか?」 さやかは優しくアヤの肩に手を置き言葉をかけた。 リバータウン 駐屯軍 憲兵取調室 「おいおい、聞いたか今日の取り調べ、俺ら憲兵ではなく、親衛隊のブレンダ・カラー少佐が自らやるらしいぜ。」 「少佐自ら?そいつは大ごとだな。マスターソン大尉か?女の争い、いやだね〜。少佐に目を付けられていたからなぁ。大尉、ヤバいんじゃないか?」 「しかし、俺ら憲兵を差し置いて、罪状もよくわからんし・・・」 「おい、ここではそれ以上言うなよ。司令のジャック・ロー大佐ににらまれたら、いつ、こっちも大尉みたいになるか・・・こわい、こわい。早く駐屯軍から総司令部に戻りたいね。」 憲兵隊員たちが口々に噂話をしていた。 「クレア・L・マスターソン大尉、あなたに限ってと思っていたけどねぇ。まさかあなたが内通者だったとはねぇ。」 クレアは両手を後ろで縛られた状態で椅子に座っていた。ブロンドの髪はポニーテールのように後ろで結わえられていた。 制服の上からでもわかるふくよかな胸と透き通る白い肌に赤みを帯びた唇。 薄いグレーの生地が太ももに貼りつき、その肉感のある下半身を想像させた。 そして彼女は強くブレンダを睨みつけていた。 パチーン! 「なんだ!その挑戦的な目は!私は上官だぞ!」 ブレンダは力任せにクレアのほほを平手でぶった。 白い頬は一気に赤くなったが、クレアの眼光は衰えなかった。 「まぁいい、またあとで来る。それまではこの部屋に監禁だ。サタケ少尉!部屋を見張っておけ!」 「はっ!」 6時間後。 ガチャと取り調べ室の扉が空き、ブレンダが入ってきた。 ブレンダは長い髪をかき上げ、テーブルの上の残された食事をみた。 「なんだい、与えられた食事も食べれないのかい!まぁいい。早く吐いて楽になっちまえよ。どうせお前は死刑だ。だがな、お前たちが誰に助けを求めようとしているのか、きっちり吐いてもらうまでは殺さんよ。人間以下の、家畜以下に扱ってやるよ、ひぃひぃひぃ」 ブレンダはサディスティックな笑みを浮かべた。 「お前たちには屈指しない。軍を私物化し、領民に危害を加えるお前らなど、上官でもなんでもない。必ず引きずりおろしてやる!」 クレアはそう言い放った。 「ふふふっ、その威勢のよさ、どこまでもつかねぇ」 そして、しばらくにらみ合いが続いた。 徐々にクレアは整理現象を我慢できなくなってきた。 下腹部が徐々に重くなり、膀胱に尿が溜まり、尿道口付近に不快感を覚え始めた。 ブレンダにトイレを申し出るのも癪に障るので、クレアは、しばらく我慢をしていたが、さすがに限界に近付いてきた。 そこで彼女は意を決して、ブレンダに毅然と告げた。 「少佐、トイレに行かせてください。」 極めて平静を装い、またグッと睨みつけるような眼差しで言った。 「はぁ?ダメだ!そんなもの通じると思っているのか?」 ブレンダはいやらしく上から目線で否定した。 しかし、クレアの膀胱も満タンに近づき、短い女性の尿道ではいつ外に押し出されるかわからない状態まで来ていた。 そしてクレアは堪らず立ち上がった。 「容疑の固まっていないものを必要以上に拘束すること、生理現象を我慢させることは軍規違反のはずですが?」 そう言ってクレアは立ち上がり、サタケ少尉を怒鳴りつけた。 「サタケ少尉!縄を解きなさい。私は奴隷ではありません。トイレを使用します!」 「は、はい!」とその迫力に押されて、慌ててサタケ少尉はクレアの縄に手をかけた。しかし、そのサタケの顔面をサーベルの峰が思い切り直撃した。 「バカか!ここはジャック・ロー大佐とこの私がすべてルールなんだよ!こんな小娘の言うことを聞くなバカ!」 ブレンダはサタケを叱り飛ばし、さらにクレアが動き回らないように、縛られた両手を天井から吊るさせた。 「人権侵害ですよ、少佐!トイレぐらい行かせて下さい!」 クレアはそう言い放ちながらも、両手を吊られた状態でモジモジと太ももをすり合わせた。 怒鳴り散らすクレアを横目に涼しい顔で、「いい光景だね〜」とブレンダは嫌味な笑みを浮かべた。 「クレア小隊 隊長、クレア・L・マスターソン大尉。ここで小便を垂れ流したくなければ、はやく吐きなさい。早く楽になりなさいよ。あなたもいい歳してお漏らししたくないでしょう?」 絡めるような声でクレアに迫るブレンダだった。 しかし、クレアは睨みつけながら「トイレ、行かせてください。」としか答えなかった。 しばらくするとジワジワとクレアの額に脂汗がにじみ出てきた。 両脚もせわしなく動き、グレーの制服のパンツの上からでもわかるその健康的な太ももを激しくすり合わせ始めた。 「と、トイレ行かせてください・・・。こ、これは人権侵害です。」 クレアの声は幾分か震えていた。 「ふん、いい気味だね。私にたてつくとどうなるか分かった?クレア大尉、ずいぶん顔色が悪いねぇ。」 「トイレに行かせてください・・・」 「バカの一つ覚えみたいに、それしか言えないのかねぇ。これからお前が小便を垂れ流すところ見ていてやるよ、フフフッ」 隣でサタケ少尉が困惑の表情を浮かべていた。 クレアは下腹部に刺す様な痛みを感じ、全身を小さな虫が這うような痺れを感じていた。 下腹部は以上に重く感じ、尿道口のまわりは自分のモノではないような違和感を感じていた。 「うっ・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 クレアは体をよじりうめき声をあげた。 限界まで張り詰めた女性の膀胱に残された道は膀胱破裂か収縮による失禁しかなかった。 彼女の膀胱は後者を選び始めた。 そして彼女は自分の股間にじわっと生暖かいものが広がるのを感じた。 「いい光景だね。いい歳した女がおもらしなんて恥ずかしいだろう?早く吐いてしまえば、トイレだけは行かせてやるよ。はいちまいな。」 まだシミにはならなかったが、ブレンダはクレアが少量を失禁したのを見透かしたような言い方で絡んできた。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」 そしてクレアの息はどんどん荒くなっていったがその眼光は衰えなかった。 「ふん!同じ女として情けをかけたつもりなんだがねぇ。そんな目を続けるんなら、もうここで垂れ流せ!」 ブレンダは眼光の衰えないクレアにいらだった。 「お、お前なんかに、ぜ、絶対屈しない・・・、ここから生き延びて、お前を人権侵害と軍の私物化の罪で、ギロチンにかけてやる、うっ!」 気丈にも啖呵を切ったクレアだったが彼女の膀胱は限界だった。 彼女は大きく顔を歪め、身をよじった。 その時、じわっと股間にシミが広がった。そしてグレーのパンツの股間の部分が変色した。 「はっはっはっ!威勢のいいこと言うが下半身はカッコ悪いね。ション便のシミができちまったね。」 ブレンダは失禁したクレアを罵倒し始めた。 隣でサタケ少尉が好奇の目でクレアの失禁痕を凝視していた。 クレアは顔を赤らめた。そして、とうとう膀胱の中で行き場を失ったクレアの尿は尿道口へと一気に逃げ場を求めて押し寄せて行った。また膀胱の筋肉も限界を迎えようとしていた。 それでも必死に大陰唇を閉じ、これ以上の失禁を耐えようとするクレアだったが、尿道口に熱くほとばしるもの感じた。 「う、うっ!クソッ!」 グチュグチュ、シューーーーーーっ!チュイーッ、シューーーーーーっ! クレアは自分の股間に熱いものが広がる感覚を覚えた。31歳のクレアには、それは懐かしいぬくもりでもあった。 妖艶な大人の女性とは思えない、少女のような激しい放尿音が響き渡り、クレアの股間に一気にシミが広がったかと思うと、そのシミは太ももを伝い、床に黄色い水たまりを作っていった。 クレアは全身が羞恥熱くなるのを感じながらも、下唇を噛みしめブレンダを睨みつけた。 「汚いね〜。三十路過ぎの女がお漏らし?恥ずかしいね。部下に見せたらどう思うかね」 そういやらしい笑みを浮かべると何やらサタケに指示を出した。 「汚い女だ!ちょうど夜も明けたし、これからお前を干してやるよ。」 ブレンダはそう言うとまたもサディスティックな笑いを浮かべた。 闘技訓練場 「おい、さすがにひどいな。」 「あまり見るな。大尉にはいろいろ助けてもらったろ。」 兵士たちがクレアを見て口々に話していた。 その視線の先には、後ろ手に縛られ、下着姿のクレアが悔しそうな表情を浮かべ立っていた。 下着の股間の部分はまだ濡れて黄色く染まり、その貼りついた下着は彼女のクレパスを映し出していた。 「クレア・L・マスターソン大尉は、取り調べ中、失禁をした!よって本日一日、闘技場の訓練のある間、立たせておく!」 ブレンダが皆に告知した。 「ひ、ひどい!」 それを見て、怒りの形相で唇噛む女がいた。 クレア隊の隊員ミキ・カトー(加藤美樹)少尉だった。 ミキはすぐにでもクレアのもとに駆け付けたかったが、クレアは目線でそれを御した。 しばらく、さらし者にされたクレアは汚れた制服ごと水風呂に入れられ、その後、独房に入れられた。 「必ず、この屈辱とジャック・ロー一味の不正を正す!」 独房の中で心に誓うクレアだった。 続く |