内定式

女子ラクロス実業団NO.1の実力を誇るKAWAYA化学に内定した加藤美樹は内定式に向かっていた。
もちろんラクロスの実力を買われてのことだが、理工学部の美樹はKAWAYA化学で新規の製品開発にも興味があり、スポーツ枠ではなく一般社員としての実力も評価されての入社だった。

そんな大切な日に彼女の乗る電車は人身事故で電車が大幅に遅れた。
今日は加藤美樹にとって大切な会社の内定式。
生真面目性格の美樹は「遅刻」なんてことが許せず、駅を降り一目散に内定式の会場に向かった。

開始2分前にギリギリ到着した。
少し尿意を感じていたが、内定式は1時間の予定だった。
1時間くらい何とかなると思い内定式会場に入った。

式は淡々と進んだ。
社長の祝辞、事務方の連絡など淡々と終わり、ちょうど1時間で終わろうとしたときのことだった。

「えー、突然ではありますが、本日はKAWAYA化学の関連会社の名誉会長である河屋 覗(かわや のぞく)会長がお見えです。内定者の皆様に是非、祝辞を述べたいとのことです。」
「では会長よろしく、お、お願いします。」
司会者は緊張のあまり声が裏返っていた。

「ワシが、河屋財閥の筆頭、河屋 覗であーる!」

すさまじい威圧感を放つ老人は、そう切り出すとしゃべり始めた。
その威圧感に美樹は粗相をしそうになった。
いや内定式に来ている女子学生の内、数名は失禁したに違いない。
それくらいの迫力だった。

会長は気持ちよくしゃべり続けた。
長くても10分ほどかと思ったが、しゃべり続ける。

美樹の尿意は徐々に強くなり、その丸みを帯びた尻を椅子の上で左右にずらしながら、尿意と戦った。

「会長のお話ながいなぁ・・・お手洗い我慢できなくなってきた・・・どうしよう・・・」
美樹は不安になり始めた。
会長の迫力はすさまじく、トイレに行かせてください などと言える雰囲気ではなかった。

「ふーっ・・・・」美樹は大きくため息をついた。

そろそろ苦しくなってきた。
下腹部には重い不快感がのしかかってきた。

会長の話はどんどん熱を帯び、30分を越えた。

びっくん!
美樹は不意にきた尿意に背筋をピンと伸ばして顔面を引きつらせた。
もう漏れそうだった。
拳を作り、スカートの上から鼠径部というか太ももの付け根あたりを強く押さえ、必死で我慢した。

またしばらくして次の尿意の波がやってきた。

じゅわっ。

「えっ!」

美樹はその尿意の波のあと股間に広がった温もりに驚いた。
そう彼女は少量の小便をちびってしまったのである。

何気なくお尻に手を当て、スカートに染み出ていないかを確認したが、どうやらスカートまではシミていないようだった。しかし、先ほど出てしまった小便は下着と陰唇部分をべっとり貼りつかせ、美樹の股間に不快感を与えていた。

そのあとも何度か大きな尿意の波が美樹を襲ったが、何とか耐えていた。
いつの間にか、背中をS字に張り、膝をぎゅっと握るように持ち、突っ伏したように体をこわばらせ座っていた。
「もうダメかも・・・」
そう思った時だった。

「では諸君!4月に会おう!」
会長が絶叫した。
そして、ようやく河屋会長のスピーチが終わり、会長が降壇した。

美樹は今すぐにでも席を立ち、トイレに駆け込みたかったが、司会担当の社員が簡単な説明を始めた。
「会長の言葉を胸に、4月から我がKAWAYA化学の一員として・・・・」とどうでもいい話をし始めた。

ズーンという尿意の波が美樹を襲う。
その波は膀胱から尿道に何とも言えない不快感を与え、足元からしびれるようなざわつきが体を駆け巡った。
「あと少し・・・、我慢しなきゃ」
生真面目な美樹は両足を固く閉じ、背筋をピンと伸ばし、必死に漏れそうな小便をこらえた。
しかし少量は漏れてきていた。
額にはジワジワと脂汗もにじみ、美樹の端正な顔は強張り、引きつっていた。
必死に耐える美樹だった。

「・・・では皆さん4月にお会いしましょう!」
司会者がそういうと美樹はすぐさま立ち上がり、ホールの出口に向かって小走りで向かった。

スカートの裾を軽く引っ張るように小走りで出口に向かう。
裾を引っ張るのでその小ぶりだがハリのいい丸みを帯びた尻が目立った。

本当は股間を押さえたかったのだが、厳しくしつけられ、生真面目な性格の美樹には大の大人、しかも年頃の女性が、みっともない恰好はできないと思っていた。

「あっ、ダメダメ!」

小走りに走りながら、足がフロアにつくリズムに合わせて、尿道をすり抜けていく熱い水流を彼女は感じた。

そして5,6歩進んだころにはとうとう床に点々と雫の跡を作り始めた。

「いや!絶対いや!」

美樹はあふれ出る自分の尿を堪えようとしたが、どう堪えていいかわからなかった。
小走りに走りながら、ホールの外にあるトイレに向かおうとしたが、ホールの大きな扉に手をかけたとき、とうとう一気に彼女の水門が開いてしまった。
堰を切ったようにほとばしるうら若き乙女の尿。

ぐちゅぐちゅ、しゅーーーーっ、しゅーーーーっ、ぴゅーーーっ。

最初、強く下着の布に尿が当たる音が聞こえたかと思うと、服の上からの失禁であるのに、短い尿道をすり抜ける女性特有の激しい放尿音を響かせた。

「もうダメ・・・でちゃいました・・・」
誰がいるわけでもないが美樹はうなだれ、失禁しながらゆっくりとしゃがみこんだ。

最初に股間に暖かく広がった美樹のおもらしは、ゆっくりとしゃがむことで股間の中央から徐々にお尻の方に広がっていった。
そしてしゃがみこんだ美樹のグレーのスカートからお茶でも濾(こ)されるように、黄色く熱い尿がスカートから染み出して、フロアに大きな水たまりを作っていった。

しゃがみこみ、うつむくと足元に漏らしてしまった尿が広がるのが見えた。
美樹は恥ずかしさのあまりうつむき両手で顔を覆った。
耳は真っ赤になり、肩は小さく震えていた。

しかし、しばらくするとすくっと顔をあげ、立ち上がった。
立ち上がると、スカートに溜まった尿が足元にざっと零れた。

そのぬくもりに一層顔を赤らめた美樹だったが、
「すいません、失禁してしまいました。後片付けはします・・・」
と気丈にもスタッフに声をかけた。

育ちが余程いいのだろうか。
22歳の女性が人前で失禁をしてなかなか言える言葉ではない。
しかし、そんな彼女も余程恥ずかしいのか目には大粒の涙をためていた。

スタッフは気にしないようにと促し、美樹を女子トイレに誘導した。
美樹はトイレに入り、パンストと白のパンティを下し、残尿を放尿した。

「はぁ・・・、やっちゃった。」
洋式トイレの便座に座り、濡れた下着をみてつぶやいた。

残尿を出し切った後、パンストと下着を脱ぎトイレットペーパーでそれらを包み鞄にしまった。
そして脚についた尿を拭き取り、薄い陰毛についた雫を拭き取り、クレバスから臀部にかけて尿を拭き取った。
しかし、濡れたスカートはどうすることもできなく、大きなシミをお尻から裾までつけたまま会場を後にし、駅まで向かった。

不自然に鞄をお尻にやると、何かを隠しているようで好奇の目が集まった。
グレーのスーツだったのでシミは目立って仕方なかった。
羞恥心を胸に家路につく美樹であった。










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投稿者:Lemon Juiceさん