織田 「いいか御端希。実況解説中はトイレは厳禁なんだ」


織田 「悪いことは言わないが済ませておけよ!」



詩織 「はっはい!」



数年に一度の局目玉番組オールスターゲームの実況に抜擢された詩織。

その重要性は織田も詩織もよく知っている。



そして…今宵。



詩織の悪夢のオールスターゲームは開始された!





詩織 「さあ!今夜のオールスターゲーム!世紀のこの一戦はわたくし御端希詩織と」


詩織 「藤波アナでお送り致します!」



藤波 「宜しくお願いします」





藤波 「今夜の試合はあの選手とあの選手も来ていますからね〜 直接対決が楽しみですよ〜これは」



ほぼ満員の球場は熱気と興奮に包まれていた。

試合序盤、詩織も好調に解説し試合も熱いゲームを魅せながら進んでゆく。











詩織 「おっとストライク三振! この回は2者を残し得点ならず。チャンスを生かす事ができませんでした」


藤波 「今のボールはなかなか打てる事できませんよ」











織田 「ふむ…詩織のヤツまあまあな解説するじゃないか」


スタッフ 「えぇ、とても初めてとは思えませんね きっと勉強してきたんでしょう」


織田 「今回で高評価なら上も認めるからな〜」


織田 「おい、徳川。彼女に差し入れ持っていってやれ」


徳川 「はい!分かりました」


織田 「あ、コーヒーはやめておけよ〜」


徳川 「え…?なぜです?」


織田 「ん…?あ、あぁ…。まあ…気にするな (利尿作用があるからな)」



別スタッフルームで詩織の実況を見守る織田ディレクター。

詩織の音声も聞こえるコントロールルームである。








両チーム同点のまま終盤戦、熱気はさらに上昇し客の声援が球場に響く。


詩織 「ついに勝負は延長戦に突入しました〜!」


藤波 「ここでピッチャー交代来るでしょう。守りを固めつつ攻撃に来ますよ、きっと」


オールスターゲーム、白熱の試合を魅せながら勝負は延長戦へともつれ込んだ。









だが少しばかり詩織に異変が…。






現時点試合時間2時間30分が経過していた。


そして試合前にちゃんと出しておいたはずの「おしっこ」が膀胱に溜まり


排泄のサインを詩織に送り始めたのだ。






試合は長丁場が予想された。







詩織 (あ… やだ…  トイレ行きたくなっちゃったかも…)




藤波 「ここで代打きましたね〜。彼は今期当たってる選手ですからね 相手にとって怖いですよ、これは」


詩織 「ということは対決きましたねっ えっと…そう、5年ぶりの顔合わせになるんですね」





焦りが見え始める詩織。

急激に尿意が高まらないことを祈るばかりであった。





試合は13回突入。

この回で勝負が決まったとしても表と裏のゲーム時間も計算しないといけないから
強制的に数十分は我慢しないといけない。 

そんな計算ばかりに集中してしまう詩織。



詩織 「……………(ふぅ…)………(んふ…)……」


藤波 「おっと、送りバントですね〜 まあここは歩かせた方が良いかもしれませんねぇ」


詩織 「………そうですね……いいと思いますよ…」










織田 「………」


織田 「御端希〜 もう少し話を膨らませてくれ〜 口数減ってるぞ〜」





ルームから詩織に指示を出す織田。

この時織田も少し様子が変だなと気付き始める。



織田 「……御端希…、 どうした、調子悪いか…?」


詩織 「い…いえ…大丈夫ですよ」


スタッフ 「織田さんちょっといいですか? 変更が入りましたので少し打ち合わせを…」


織田 「あぁ、分かった。今行く。 徳川、少し席外すから何かあったら呼んでくれ」


徳川 「はい、分かりました」





試合はさらに延長へと続く。





詩織 (はぁ… はぁ… どうしよう… きついよ…)


詩織 (ちゃんとトイレに行ったけど… ここまで伸びるとは思わなかったなぁ…)


詩織 (はぁ… はぁ…)






もうじっとできない詩織。いや…、じっとしてはいけないのだ。

なんとか隣の藤波アナにばれないようにと細かく足踏みをする詩織だが、いつまでごまかせるのか…。

この後尿意がさらに強くなれば足踏みだけで凌ぎきる事は困難であろう。






藤波 「おお〜〜と!!3塁打〜! ランナーおっと様子伺って3塁で停止!」


詩織 「……っ!!」


藤波 「これはチャンスですね〜 どうくると思いますか?詩織さん!」



驚いた詩織。

なんと今の拍子でついに「おチビリ」をしてしまった!




じわりと…ゆっくりと…パンツに尿の温かさが微かに広がった。






詩織 「こ…これはチャンスですよ〜! ここで得点が入ればほぼ決定でしょう!」



なんとか対応できた詩織。

だがこのおチビリの「第一投」が詩織にとって負の連鎖となった…!



尿が少しばかり排出されたことによって身体は「排尿OK」のサインだと思い急激に尿意が高まる。




身体は完全におしっこ排出モードになってしまったのだ!




詩織 (あっ… あっ! くぅぅ…! んん〜〜〜っ!! だめっ!)


詩織 (だめっ! ここでっ! 出しちゃ…… くぅ… ふぅ…ふぅ… だめ…!)





だが……



無常にも…







尿は少しずつ詩織の尿道を通り過ぎる。


微かな音を立てながら………






藤波 「さあ16回裏!ここで1点を守りきれば勝利となります!」



いつの間にか一点が入った事さえもう分からない詩織。

意識は完全に尿から、そして「おもらし」へと集中していた。


尿はパンツからスカートへ、スカートから椅子へと徐々に伝わり、そして徐々に広がり

確実におチビリの証拠を残していく。

温かくそして静かに。





詩織 (どうしよう…どうしよう… バレちゃう… もうこれ以上出したら…バレちゃう…)











織田 「ふう…、どうやらこの回で試合が決まりそうだな」


徳川 「あ、おかえりなさい織田さん」


織田 「どうだ…?何か変わった事あったか?」


徳川 「いえ…特にはありませんが… 詩織さんが少し元気なさそうで」






織田 「なに…?」








藤波 「0点に抑えました〜! この長丁場を制したビクトリーチーム!ついに勝利しました!」



詩織 「……………………」



藤波 「さあこの後はじっくりスタジオで解説していきましょう!一回スタジオに返します! 夢野君〜」



ついに試合が決まり実況解説が終わる。

それと同時に藤波は席を立った。



藤波 「ふぅ〜! 俺トイレ我慢してたんだよね〜 悪い詩織さん。ちょっと先に席外させてもらうよ!」


詩織 「……………………」


藤波 「ふう! トイレ… トイレ…」










徳川 「お〜ビクトリ〜勝ちましたね〜」


織田 「おい、御端希…?」



ルームから呼びかけるも返事が無い。

そして織田は詩織の微かに聞こえる息遣いに気が付いた。



詩織 「……………………」


詩織 「……………ふぅ………………………ふぅ………」


詩織 「………………………だめ……………でちゃ………」




ガタッっと席を立つ織田。



徳川 「わっ… どうしたんですか織田さん」


織田 「ん、あ、いや!なんでもない!」



そう言い残すと織田は慌ててルームを飛び出し実況ルームへと走り出した。


織田 「はぁ! はぁ! 間に合ってくれ…!」










スタッフ 「お疲れ様、御端希さん。設定はそのままでいいですからね」



ちょうどスタッフも部屋を出て一人残された詩織は…


トイレに向かうことはできなかった…。








おしりのシミ。



もう痙攣でマヒ寸前の括約筋。



そして未だにチビリ続けている尿。







静かに…限界は訪れた…。01







織田 「大丈夫かっ!? 御端希!!」



勢いよくドアを開けた織田の目に映った姿は…。

今まさに決壊しておもらし最中の詩織の姿であった。



詩織 「………………………」


詩織 「……はぁ……はぁ……   織田………さん…………」



※じょろろろろ〜〜…… びちゃびちゃ…





詩織 「……ごめん…… なさい……… だめ……でした…… うっ…… うっ……」





織田 「御端希……」





詩織 「……………やって… しまいました……うぅ… うぇ……」


織田 「大丈夫だ、御端希。 ほら、コレ使え」



目の前に差し出したタオル。 

でもよく見るとこの球場には置いていない「特大」タオル。

あらかじめ用意していないと「ここには無い」タオルで織田の気持ちを察した詩織。

とたんさらに涙が溢れてきた。





詩織 「……うえ〜〜〜ん……うぅ〜〜 うぇ〜〜〜〜ん…………」





おもらしという失敗の涙なのか、


仕事を失敗したという涙なのか、


それとも織田への感謝の涙なのか……。



織田 「もう泣くな。お前の仕事は完璧だったぞ。成功だ。喜べ御端希」


詩織 「うえ〜〜〜ん………うっ…うっ…   うえ〜〜〜〜ん……」










徳川 「織田さん……うぅ……」


コントロールルームに全て会話が流れていた。

織田の優しさを見た徳川は一人感動しているのであった。










織田 「とりあえずここは任せろ。 出てすぐ右に女子スタッフ更衣室がある」


織田 「フリーの私服があるからそこで着替えてきな」



詩織 「…うっ…うっ… ありがとう…ございます〜… おださ〜ん…」



珍しく大泣きの詩織。



織田 「ほら、少し拭いてやるからこっちに向けてみろ」


詩織 「……うっ… うっ… はい…」



本当はすごく恥ずかしくておしりのシミなんてできる事なら見られたくない詩織。

タオルで拭いてもらうため席を立った。



※びちゃびちゃびちゃっ…!


詩織 「ぁ………」



スカートの中に溜まった尿がこぼれ落ちる。


織田 「む……むぅ…」



さすがの織田もちょっぴり赤面する。



詩織 「やぁん………はぁ… はぁ…」



だがそれ以上に詩織も恥ずかしさで胸が裂けそうだった…。02



織田 「さ…さぁ… こ…これで大丈夫だ… はやく着替えて来い!」


詩織 「はい……ごめんなさい…織田さん…」



波乱万丈な初の実況解説という大役、無事成功?を収めた詩織でした。










リクエスト案:Lemon Juiceさん










ボリュームピルズ