聖黄(セイオウ)研究所。

近い未来、誰もが使うような最先端の科学技術を研究中の機関…
というのは名ばかり。

相も変わらず遊んでいる…いや、働いている3人がいた。




決 「おし!これは儲かるぞ!」

麗香 「まあ…ちょっと気が引けるけど…「システム」は完璧だわネ」

ミゾレが風邪で不在の元、なにやら怪しげな開発に成功した様子の決と麗香。
彼らの創る発明品は「大概」ろくでもないモノだが今回は果たして…。


決 「明日は休日。しかも「よっといで」はちょうど1周年記念の大イベントがある」

決 「さっそくコレを持っていこうじゃないか!」


よっといで。近辺では最大級のデパートで
明日のイベントにこの発明品を持って行く様だ。


決 「おい、、、」




決 「もう一度見てみたいのだ。乙女の心理システムは麗香の開発した部分だ。」

決 「そんな素晴らしい開発の親じゃないか!」

麗香 「だからイヤです。」








〜〜〜〜10分後〜〜〜〜


決 「わっはっはっは!完璧だ!」

麗香 「・・・・・・・・」





お金で釣られたのは言うまでもない。
















翌日。

決と麗香は発明品を持ち、よっといでの一部を借りて
聖黄研究所ブースを設置。

いつもの来客の10倍は要るであろうお客を待つ事にした。





麻衣 「あ、そうだ!新作ゲームのクーポン持ってたんだ。後で寄ってね」

百合 「ねえ、麻衣ちゃん。今度ゲーム教えてよ」

麻衣 「むっふっふ 任せなっさい〜 オールジャンルOKよん!」

朋美 「おや…?」


休日を利用してショッピングに来ていた朋美、麻衣、百合。
とあるブースが目に入り、気になって近づいてみる。



女性専用

一回1000円

貴女も挑戦してみませんか?



なにやら不思議な看板が目に入り立ち寄る3人。





決 「はい!らっしゃいっ!」


麗香 「簡単に説明させて頂くわね〜!」





麗香 「ルールは簡単!」

麗香 「目の前の「ボックス」に入り3分間!そう、たった3分間「何事も無く」立っていたら…」

麗香 「10万円の賞金が出ます〜!!」

決 「さあ、君たちならきっと成功しそうだぞ!挑戦してみようか!」



朋美 「3分立ってるだけで10万円もらえるの!?」

百合 「なんかすごいね!」

麻衣 「面白そう!トモち!挑戦してみなよ!」

朋美 「え…? こうゆーのって麻衣お得意じゃない」

麻衣 「何言ってんの〜トモちだって得意でしょ〜 がんばがんば!」


なんと朋美の様子を見て戦略を練るという麻衣の抜け目無い策略が始まっていた。
なんとも相変わらず鬼の策士の麻衣である…。


朋美 「そ…そかな… じゃあ一回やってみようかな!」




決 麗香 「まいどあり〜!では、こちらに!」



言われるがままボックスに入る朋美。
ちょっぴり異様なボックスだが密室ではないのでそこまで脅威ではない。



決 「では3分間、「無事」に立っていたら貴女の勝ちです!」






麗香 「では、スタート!」




開始と同時に、なにやら「機械」らしき音と共に朋美を締め付ける??

それが一体何なのか外からは見る事ができず、まるで分からない。


麻衣 「ト…トモち…? だいじょぶ…?」


決 「おっと!お嬢さんこの線から奥は立ち入り禁止ですぞ」

麻衣 「でもなんかすごい音してない?」


麗香 「むふふ…」


麗香 「企業秘密です!特許取ろっかな〜♪ 














なんと、開始40秒足らずで…



朋美は失敗に終わった…。01




麻衣 「トっ…トモちっ!?」

百合 「わっ!?」


決 「あ〜残念!! 「何事も無く」が条件だから失敗です!」

麗香 「ささ!これ使って!特製バスタオル、記念にプレゼントです!」



なんとデパートの来客面前で盛大におもらしを披露してしまった朋美。
一体何が起こったのか…?

決 「さあ!友達のお嬢さん!次挑戦するかい?」

麻衣 「い…いや… やめておきます」

百合 「トモち…さ、いこ」

決 「気が変わったらまた来てくれよな!まいどありぃ〜!」








3人は着替えもあるのでとりあえずその場を去った。


















決 「さあ、いらっしゃい!いらっしゃい〜!」





美樹 「これは何だ…?」

さやか 「わ、何だろうね、これ〜」

アンジェリカ 「わぉ、日本のデパート凄いね〜」


麗香 「いらっしゃい〜!」


大学生3人組もどうやら挑戦する様子だ。

興味津々のアンジェリカが挑戦する事に。




そして…01




美樹 「大丈夫!?アン!!」

さやか 「わっ!アンちゃん!どしちゃったの!」

アンジェリカ 「いやぁ〜〜〜!」


決 麗香 「毎度ありぃ〜!」





なんと決と麗香は女性を2分以内に99%おもらしさせる機械を創ったようだ。

一体どんな仕組みなのか、そもそもおもらしなのか、
乙女の心理が関係しているみたいだが
全てが一切不明で謎である。

だが興味を持つ女性の挑戦は後を立たず結構繁盛、
用意した200枚のバスタオルはあっという間に無くなったとか…。






麻衣 「トモち…一体どうしたの…?」

朋美 「ふぇ〜ん… あれは… だめだよ…」

百合 「なんかもの凄い音してたね…」

麻衣 「向こうで何されてたの…?バイブ?浣腸?(やけに詳しい)」

朋美 「はぁ… はぁ…」





朋美 「ううん…違う…よ」




朋美 「……あれはね…」