
織田 「なにをぐずぐずしてんだ!それは違うつってんだろうが!」
今日の収録は野外の野菜紹介中継。詩織とさやかの二人で中継するのだが……
いつになく織田ディレクターの罵声が飛ぶ。
普段も怖い織田なのだが今日の怒りっぷりはスタッフ全員の空気を一遍させていた…。
さやか (ね…ねぇ…詩織さん… 今日の織田さん、荒れているね…)
詩織 (う…うん… こんな怖い織田さん初めて見たかも… ごめんね、さやかさん…)
さやか (なら… 今… トイレとか行ったら… まずいかな…?)
徳川 「で…では…もうすぐ…中継入りまーす!」
織田で怯えている徳川の声が響いた。
詩織 (………………)
詩織 (じっ…実は… 私もおしっこ我慢していたの〜!)
さやか (え…?)
詩織 (はぁ… はぁ… で…でも怖くて… いい出せなくて… はぁ… はぁ…)
さやか (ど…どうしよう… このまま中継に入ったら… 私… おそらく…)
なんと二人とも織田が怖くてトイレを我慢していたのだ!
トイレへ行っても怒られる、もらしてももっと怒られる。そんな状況に二人は居た。
普通は怒られてでもトイレへ行く選択肢を選ぶのだが……
なんと詩織は恐るべし提案を持ちかけたのだ!
詩織 (しゃがんだ状態で漏らせば濡れるのはたぶんお尻側だけ…)
詩織 (それでカメラには正面だけ映すようにすれば漏らしたのが分からないですむかも…)
さやか (え…? ええ…!? し…詩織さんっ!? ちょっと…?)
さやか (じ…自分で…何を言っているのか分かって……?)
詩織 (だ…だって… 今日の織田さん見ていると…)
(とてもじゃないけど…言えないよっ!)
詩織も織田が怖かった…。
さやか (そ… そうだけど… はぁ… はぁ…)
さやか (でも…!このままおしっこ… も…もらせって…事だよねっ!?)
詩織 (でも大丈夫! 私に任せてっ!)
これからトイレに駆け込めば100%中継には間に合わない。
次の中継放送時間は約10分間。
中継にも穴を開けず、中継中におもらしせず、且つその10分間の中継を無事に終わらせる。
詩織が選んだ選択肢は……
「その場でおしっこ」だったのだっ!!
さやか (ム… 無理だよぅ〜〜〜!!)
当然の反応であった…。
詩織 「と…豊臣さ〜ん!! つ…次の中継は… 腰から下は… 絶対に映さないで下さいネ!!」
豊臣 「へ…? あ… あぁ… 了解だけど…」
次の瞬間…!
詩織は放送で使うボードを片手に隣でさやかをしゃがませた!
さやか (きゃっ!! しっ 詩織さぁんっ!!)
詩織 (諦めよっ? さやかさんっ!)
さやかにとって恐ろしいほど悪魔のささやきであった…。
さやか (あ…………)
さやか (あぁっ! だめっ もう出ちゃう〜っ!!)
詩織 (力を入れて思いっきり出して! 早く終わらせるのよ!さやかさん!)
だがすでに限界を超えてしまったさやか。
詩織は自分とさやかの前をボードで隠して…
詩織は思いっきり…
さやかは半分おもらしの状態で…
出したのだっ! 01
無透明 01 半透明 02 透明 03
約10秒間…
二人は思いっきり力を入れて全ての尿を出し切った…!!
うまく隠れている様で
周りからしてみれば二人は何をしているのか謎ではあった。
織田 「あ〜ん…? なにしてんだ!? あいつらっ!」
ゴ…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ……
今にも雷が落ちそうな織田であったが…その時、ちょうど中継の時間は来た。
瞬間に二人はその場から立ち無事中継と繋がる。
約10分間の中継、決してお尻を映させてはいけない!
詩織 「こ… この新鮮な野菜は…今の時期にしか収穫できないので〜す! えへっ!」
さやか 「う…うん! はぁ… はぁ… そう…! い…今だけなの! うん… で…でも… とっても…おいしいよ!」
今までの中継経験で
一番ぎこちなく不自然である中継になってしまった詩織とさやか。
そしてこの中継が終わった瞬間、
二人は… それはもうマッハと呼ぶにふさわしい速さで更衣室へと逃げていった。
夢野と付き合ってから…
ちょっぴり大胆というか…人が変わった気がする詩織でした。
リクエスト 7 掲示板ナンバー[089]
投稿者:詩織ファンさん


