※ジーワ ジーワ…

青空に響くセミの声。
うだる様な暑さとは裏腹にさんさんと輝く太陽は清々しいほどの日和を照らし出すそんな夏。


※「大丈夫?」

※「うん!大丈夫だよ!」


元気良く家を飛び出した女の子は小走りで熱いアスファルトの上を駆ける。
そして手には母からのお使いと思われる小荷物。

ちょっぴり大人気分で母の使いを全うする小学3年生の気持ちは足取りを軽快に走らせた。







※ジーワ! ジーワ! ジーワ…


男の子 「ふぅ〜 今日も暑いなぁ〜…」



寺の名前は「潜龍」(せんりゅう)。

潜龍路(せんりゅうじ)一家が住むお寺の次男坊「蓮昇」(れんしょう)。

地元のスポーツ野球少年団に入団していたが、実は物凄く運動音痴の為に万年ベンチ。

小学4年生になった頃、長男の「斬哲」(ざんてつ)がどこかから貰ってきたパソコンを見て
コンピューターに興味を持ち始めるが意地悪な兄は一切触らせてくれない。

蓮昇は自分のお小遣いで買う事を決意して土日や祝日には寺の主、父親の「誠哲」(じょうてつ)の
お参りの手伝いをして念願のパソコンを目標に日々手伝いをしている。



そして今日も父親の墓参りの手伝いを終え家に帰る。



蓮昇 「さて、ジュースでも飲もうっと」



少し長めの山門。割と広くて小学4年の友達仲間なんか呼んで遊ぶには格好の広場。

そんな境内の場で滅多に人はいないのだが灯篭の影で動く人影を見つける。


蓮昇 「ん…!?」


鳥居をくぐりその影の方へと近づく蓮昇。そして恐る恐る声をかける。


蓮昇 「だ…誰…?」



※「う… うっく… え…え〜ん… ひっく…」



なんと蓮昇と同じ位の年頃の女の子がその場にしゃがんで泣いていた。



そして驚く事にその子の足元には…01





今まさに地面に染み込まんとばかりの水溜りが女の子の足元に広がっていた。


蓮昇 「わ…」



その水溜りを見た蓮昇は多少たじろぐ。その子が「おしっこをもらした」と把握したためだ。

それでも蓮昇は女の子に声をかける。



蓮昇 「だ…大丈夫…?」


※「うえ〜ん… うっく… ひっく… うっく…」



泣くばかりで反応がない女の子。

蓮昇はその場を立って家へと駆け出した。



※バタン! ガラガラ!


蓮昇 「たっ…ただいまぁ! ねえ!誰かいる〜っ!?」


ちょうどトイレ後の姉、中学3年生の蓮美(はすみ)が玄関に顔をのぞかせた。


蓮美 「なに、どうしたの…?レン…」


蓮昇 「あ! 蓮姉ちゃん! 大変なんだ! 女の子が!」


蓮美は事情も知らぬまま蓮昇に連れられて女の子の元へと向かった。



その状況をすぐに察した蓮美はとりあえず蓮昇に家へ戻るようにと言い聞かせた。











蓮美 「嬢ちゃん、もう大丈夫よ。泣かないでね」


※「えっく…ひっく…えっく…」


顔を真っ赤にして泣いている女の子。

子供が嫌いではない蓮美の優しい言葉で徐々に女の子も泣き止んだ。



蓮美 「私の家、すぐそこなんだ。おいで、お着替えしようネ」



蓮美は女の子の手を握ると家へ連れて行く。

その子の手はおしっこか涙なのか、少しばかり濡れていて…

とても柔らかかった…。02





足音に混じるピチャピチャとした微かな音は蓮美をほんの少しだけ動揺させた。


蓮美 (おもらし…なんて 初めて見ちゃった…)


その瞬間、ギュっと蓮美の手を強く握る女の子はそれでも震えながら確かに強く握った…。

まるで妹が出来たかのように蓮美は優しく握り返した。


蓮美 「さ、大丈夫だよ。あがって」


※「う…  ん…」


初めて反応に応える女の子。それを感じた蓮美はちょっぴり笑みがこぼれる。

そのまま蓮美はシャワーのあるお風呂へと案内した。

ギシリギシリときしむ廊下。お寺独特の「香り」が漂う。



蓮美 「えへへ、ちょっと驚いたでしょ? 家がお寺だなんて。 みんな結構珍しがるのよね」


※「いえ… すてきだと… 思います…」


蓮美 「そ〜ぉ? 夜とかおっかないんだから〜 ふふふ」


※「うふ… うふふ…」


知り合ってから10分は経過している二人。女の子は初めて笑った。



蓮美 「あ、ねえ、私蓮美って言うの お嬢ちゃんのお名前は…?」




※「ん…… 」




佑香 「ゆ… ゆうかです… 下級生…佑香です…」












おばさん 「ありがとう〜!偉いわね、こんな遠くまで〜 さ、ジュースでも飲んでいきなさい」


佑香 「うん! ありがとう〜!」


夏の日差しで喉がカラカラな佑香。日本に戻ってきたばかりの帰国子女である。

この間小学校の転入も終えやっと自宅周辺の街並みも覚えた頃だった。

このおばさんは母の古くからの知り合いらしく佑香も何回か顔を合わせている間柄であった。



※ゴクッ…! ゴクッ…!



おばさん 「じゃあお母さんに宜しくね またおいでね佑香ちゃん」


佑香 「は〜い! おばさま、ごちそうさまでした!」


お使いを終え家に戻る佑香。だがそこで思わぬトラブルが起きる。


佑香 「あ……」


気の優しいおばさんがおかわりを用意してくれたジュース。

佑香もおいしいとゴクゴク飲んだジュースがなんと尿意に変わってしまったのだ…。



佑香 「ふぅ… ふぅ…」



急激に強まる尿意。佑香も道を急いだ。


だが、まだ発展途上の小さな「膀胱」はもう限界を迎えようとしている。


佑香 「……………」


佑香は少し道をはずれコンビニやスーパーを探す。そう、トイレを探す選択肢を選んだ。




佑香 「だめだ… ないなぁ… はぁ… はぁ…」




残念ながらそれらしき建物は一切見つからず途方に暮れる佑香だが…






佑香 「あ…あれ…? ここ…どこだろう…?」


なんと道に迷ってしまった佑香。トイレどころではなくなってしまったのだ!


佑香 「はぁ…! はぁ…!」


とりあえずがむしゃらに走る佑香。残された気力が無くなる前に!

まずはこの尿意、おしっこをなんとかしなければ!と、もらす寸前の佑香の足取りは遅くなるばかり。



歩けなくなる前になんとかしないと!



そう思った佑香にひとつの大きなお寺が目に映った。

ここなら貸してくれるかも!と、佑香はそのお寺に意を決して入った。




だが本堂まで距離がありついに動けなくなる…。





もう決壊数秒前…




佑香 「はぁ! はぁ! だめ…! あと…ちょっと…!」



左手で灯篭に手をかけ右手はアソコをがっちり押さえるも…03





佑香 「あ… あっ! あっ… あ…」


思わずしゃがみ込む佑香だがもちろんそんな抵抗は無意味であった。


※プシュ…ッ! ジュブジュブッ!









蓮美 「よろしくネ、佑香ちゃん!」


佑香 「よろしく…おねがいします…」



蓮美 「さ、まずは洗わなくちゃネ 服は私の貸してあげるから心配しないでね」



蓮美は佑香を風呂場へ案内すると佑香の服を脱がせようとする。

ドキッっとする佑香。それもそのはず。肉親以外には一切裸は見られた事がないのだから。


佑香 「あっ… あの… 脱ぐ…んですか…?」


蓮美 「あら、そうよ〜 脱がないとシャワー浴びれないもんネ」


佑香は「お姉ちゃんの前で脱ぐの?」と問いかけたつもりだったが… だが自分のために介抱してくれている蓮美の

言葉に佑香は罪悪感で申し訳がなかった…。




佑香は蓮美の言われるまま全裸となった。





手際よく脱がす蓮美。

だが一瞬目に入る佑香の「アソコ」。

ズボンはもちろんの事、パンツまで染み渡る黄色い「シミ」と若干のおしっこの匂い。


蓮美は思わず息を飲んだ…




耳まで真っ赤の佑香は目を合わせることができなくうつむき加減。

その火照った身体は若干震えていてアソコを手で隠そうかもじもじしている…

今にも残りのおしっこが飛び出してきそうな小さな可愛らしいアソコは水分が帯びていた。


蓮美 「い…今… シャワー出すね! 待ってて」


蓮美は慌ててシャワーを出し温度調節をする。その間にも佑香の存在がとても気になっていた。


蓮美 「さ…さ、おいで… 佑香ちゃん…」


シャワーを片手に佑香を呼ぶ蓮美。

蓮美の前に立つ佑香。もちろん佑香は目をつむっている。



蓮美 「………………」



なんだろう… なんでこんなにドキドキするんだろう……04





普段滅多に焦る事のない蓮美に珍しく自分でも分かるほどの動揺で自身に問いかけた。

すぐ目の前にある佑香のアソコ。しゃがんでいる蓮美には本当に目の前だった…。



蓮美 「あ…熱かったら 言ってね…」



佑香 「…う…ん…」



そう言うと蓮美はまず佑香のアソコにシャワーを当てた。

一瞬ビクリと反応する佑香。それはもちろん蓮美にも分かった。

そのまま数秒アソコに当てた後徐々に腰周りやふとももなどに広げていった。




そしてついに…




蓮美は佑香のアソコに手を伸ばした…




※ビチャビチャビチャビチャ……


響き渡るシャワーだけの音…。

そっと中指から佑香の股間へと潜り込ませた。その中指が佑香の肌に触れる。

そのままさらに中へ潜り込ませるとシャワーの温度とは違う肌の温度が確実に伝わってきた。



蓮美 「………………」



荒れる息を殺してその手を前後に動かす蓮美。

むにゅむにゅと柔らかい感触。佑香は蓮美の手をどう思っていたのだろう…。

いったんシャワーをアソコから外し蓮美は石鹸を持ち軽く揉み解した後

石鹸の付いた手で再び佑香のアソコへ手を潜り込ませた。




ここで蓮美と佑香は驚く。



石鹸のおかげで先程とは比べ物にならない位の「ぬめり」。

あまりにもすごい「絡みつく感覚」で蓮美も冷静さをついに失ってしまった…。


蓮美 「はぁ… はぁ… はぁ…」


佑香はさらに強く目をつむり顔を背けて耐えている。

しばらく佑香のアソコを触り続ける蓮美。




蓮美はこの時… 濡れていた。




無言で蓮美はふとももの内側を両手で開くようにと少しだけ力を入れた。

それを感じ取った佑香はすこし躊躇うも… 少しだけ股を…広げた。


蓮美はついにアソコの奥まで念入りに洗い始めた。



時折見せる佑香のピクリ!とする反応。



佑香 「… んっ… ふぅ…!  っん… 」



そして佑香も声が出ない様に頑張っている…。



おそらく佑香は自覚はしていないが女の子の「あの部分」に、たまに当たるのだろう…。

もちろん蓮美はその「感じる部分」を知っているが一応「洗っている」素振りを見せなければいけないため

そこばかり触るのは不自然だと思い(というか自分も恥ずかしくてあまりさわれない)控えている蓮美であった。




3分は経過しただろう。




念入りに洗い終わったアソコ。

そのまま両手で下腹部をなでると次は太もも、ふくらはぎと石鹸を広げ
一通りおしっこが付いたと思われる部分を撫で終えた。



蓮美 「よし! これでキレイね」



佑香 「ふぅ… ふぅ… ふぅ…」



蓮美はシャワーを佑香に当てて泡を落とした。







佑香をバスタオルで拭く。もちろんアソコの水分も綺麗に拭き取って。


蓮美 「これ返す必要ないからネ あ、もちろんまだ使ってない新しいパンツだよ〜」


そう言うと足元で真新しいパンツの入り口を「広げ」足入れの催促をする。

まだ恥ずかしさが収まらない佑香は蓮美の肩に手をかけ右足をパンツの穴に入れた。

佑香の肩にかけたその手はとても温かかった。


そして右足が通った後左足も入れて蓮美はそのままパンツを上に上げた。

その時も一瞬目に映る佑香のアソコは少し桜色だったと言う…。

腰で手を離しパチン!とパンツ穿き終了。



佑香 「わ… 大人っぽいパンツ…」



蓮美がいつか穿こうと買っておいたちょっぴりの背伸びパンツ。

子供の佑香には大人すぎるパンティーであった。


蓮美 「やだぁ…エロいぞ 佑香ちゃん〜」


佑香 「い…いやぁん…」



ネコの絵が入ったTシャツ。

父親諭吉と母、ティアラが数年前誕生日に買ってくれた大事なシャツ。

幸いおしっこが付いていなく無事着る事が出来た。



さすがにズボンはビッショリなようだ。

蓮美は小学生の時に着ていたオーバーオールを用意していた。捨てなくて良かった〜!と内心安堵の蓮美。



そのオーバーオールを佑香に着させた。



蓮美 「わぁ、似合う、似合うよ 佑香ちゃん!」


佑香 「ありがとう…蓮美…お姉ちゃん」


蓮美 「ふふふ、(お姉ちゃんか…)」





パンツのみ05   Tシャツ+パンツ06   オーバーオール07






ちょうどそんな時母親の蓮枝が帰ってきた…。




蓮美は母親に女の子が道に迷っている事を伝えた。



もちろん、



おもらしの事は伏せた。



蓮昇も空気を感じたのか蓮美に全てを任せた。



母、蓮枝は佑香に住所を聞くと車で佑香を送った。









こうして蓮昇と佑香、小学生時代では最初で最後の出逢いとなった…。









母親と女の子が玄関を出るんだけど


それを見送る蓮姉とボクだが


玄関を出る時、女の子と一瞬目が合ってね。


そして彼女はボクに何かをつぶやいたんだ…。














佑香は蓮昇におもらしを目撃された事や蓮美に全裸を見られた事などあまりの恥ずかしさ故
佑香の記憶からこの出来事は消えてしまう。もちろん蓮昇や蓮美、蓮枝の顔も。

だが蓮美からもらったオーバーオールはそれはもう未来に継がれるほど大事に保管したとか。



一方蓮昇は、
実は佑香に一目惚れをしていた。それがおもらしのせいもあるのか定かではないが
蓮昇の記憶は佑香と違い一生鮮明に残るものとなった。

いつかまたどこかで必ず逢える…。そんな気持ちと共に。




時が流れ蓮昇は高校生になっていた。

コンピューター関連の高校は幼い時に夢であった「パソコン」の影響が大きく

現在16歳となった今でもその志は変わっていなかった。



だが2年生の時に行われた学園祭で二人の運命が変わる。



学園祭当日、後輩の植木と谷が「4人の女の子」を連れてきた。



植木 「先輩〜おはよです〜!」



蓮昇 「お、植木、おはよ」



その中に…



谷 「ここは色んなコンピューター関連を展示しているんだ〜」



蓮昇 「…!!」


※ガタッ!!




忘れもしない。忘れるわけがない。




見た瞬間本人だと確信した。




蓮昇 「ま… まさ…か……!」











リクエスト案:ほろほろさん