春桜 「あら、いらっしゃい」



春桜 「今日だけは はるら と呼ぶ事許してあげる」



春桜 「せっかく来たんだから一杯おごってあげるわよ」



春桜 「まあ呑みながら聞いてもいいんじゃない…? ふふ」

























春桜 「あった。 これこれ」


彼女の名前は 智羽 春桜。(ちう はるら)


ケーキ屋に生まれた長女、小学二年生で妹に今年1歳になった「美雪」がいる。







母 「春ちゃん〜、じゃあ頼んだわね」


春桜 「あいよ〜」


母のおつかいでいきつけのスーパーに美雪のオムツを買いにでかけていた。






春桜 「………………」


無事オムツを購入した春桜だがふと、尿意を覚えレジを出た後 外のトイレへ向った。



実は彼女…



小さい頃からいわゆる「やんちゃ」で男の子顔負けのワンパク君なのだ。


ゆえに格好も男の子そのもので初めて会う人は必ずと言っていいほど男の子と間違える。


本人はちゃんと女の子と自覚しているのだがこの「間違い」が毎度うっとおしく思っていた。




そんな「間違い」がここでも起きる…。




女店員 「あら、ちょっと… ボク〜 そっちは女子トイレよ…?」



当然「女子トイレ」で用を足す春桜だが女性店員に呼び止められた。


しかもよく来るスーパーなのに初めてみる顔。


ここ2〜3日に新しく配属された店員のようだ。





春桜 「あ… ボク女だよ」



普通に応える春桜。 だが店員の顔は曇っていた…。



女店員 「ボク〜 男の子が女子トイレに入ると犯罪なのよ…? 分かる?」


案の定信じてもらえない春桜。


春桜 「あのね、女だって!見て分からないの?」


そうしている間にも尿が膀胱に溜まる。


女店員 「君! 見て分かるから言ってるの! 男子トイレはそっちよ」


先ほども述べた様に女の子と自覚している春桜に男子トイレへ入る事は生理的に許されなかった。


春桜 「もう! 女だって言ってるじゃん! トイレ行かせてよ!」


ぶるりと震える身体。





女店員 「君ねぇ〜…」


女性店員がキレたのか、声の音量が上がり春桜を怒鳴り始めた。



女店員 「こっちは女性しか入れないの!分かるっ!」


女店員 「見た感じ低学年っぽいけどお母さんと来てるのっ!? 呼んできなさいよ!」



春桜 「…………」


女店員 「こんな頃からのぞきだなんてロクな大人になりやしないわ!」


女店員 「あんたみたいな子供は教育がなっていないのよ!」


女店員 「学校名教えなさい! 先生呼んで叱ってもらうから! どこの学校!?」



春桜 「うぅ………」


春桜の目にうっすらと涙が浮かぶ…。


こんな子供相手に恐ろしくおとなげない女性店員。


今まで言われた事のない罵声で春桜は心が揺れていた…。


そしてどうあがいても入れてもらえそうに無い女子トイレ。


小学二年生の膀胱にしては長すぎる説教であった…。





女店員 「早く教えなさいよ!学校名! そして親も呼んできなさい!」





春桜 「……………」




春桜 「ボ………」




春桜 「ボクは………」






春桜 「ボクは………………………」

































春桜 「ボクは女の子だ…!! ちんちんなんか付いてないっ!!」 01



そして………



春桜のズボンのスソからおしっこが流れ落ちてきた…02    戻る 03






幼稚園ではガキ大将をしていた春桜。



何度ケンカして勝っただろう…。



そして小学校に入っても今はまだ二年生だが一年生は春桜を慕う。



上級生にだって引けを取らない。



いつだって女の子ではあるが男の子の様なプライドは持っていた……。













大人に怒られながらトイレも許してもらえず……



そして………





失禁……。








初めて人前でおもらしをした春桜。





そして初めて人前で大泣きをした春桜。





彼女… いや、 彼の心の中に「ある固い決意」がダイヤモンドの様に誕生したのはこの瞬間だった…。







さらに…








この「おもらし」でもう一つの新しい「感情」が芽生えた瞬間でもあった…。











母 「助かるわ〜春ちゃん。 じゃあ美雪のオシメ頼むわネ」


春桜 「う…うん、 任せて」


父 「全く、本当に妹想いのお姉ちゃんだな〜 お陰でお店が助かるよ」


母 「ええ、いい子に育ったわね。  あ、パパ!スポンジ40個仕上がったわよ!」


父 「あいよ〜!」










春桜 「おいで、美雪。 オ…オムツ替えようね」




以前から美雪のオムツ替えを手伝っていた春桜だが


以前からこの「もやもやした感情」。 だが、この度あの「おもらし」で完全に覚醒、


そのもやもやに拍車がかかり春桜の目的は「美雪のおしっこ」に変わっていた。








春桜 「わっ!っぷ! こ…こら…美雪… きょ…今日も元気な…おしっこだね…」 03




美雪のおもらしオムツとたまに飛び出る「おしっこ」に夢中な妹想いの春桜であった。










春桜 「美雪… ボク…はるざくらの事、 「お兄ちゃん」って呼ぶんだぞ〜 これからも… ずっとナ…」

























春桜 「あら… あなた結構強いのね…。」





春桜 「ならもう一杯おごってあげるから」














春桜 「今日はゆっくりしていってネ」











リクエスト案:ほろほろさん

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