彩 「百合ちゃん、いっしょに行こっか」
百合 「うん!」
台所に立つ絵里ママの所へ二人が駆け寄りこう言った。
ママ〜! わたしたちもあらう〜!
今日は珍しく母の食器洗いのお手伝い。
慣れないお手伝いだが絵里ママは優しく微笑んで二人を迎え入れてくれた。

洗いは彩。すすぎは百合。そして食器拭きは絵里ママと
3人役割分担でいつも我が家に上る食器たちを洗う。
絵里ママ 「彩ちゃん百合ちゃん、お上手ね〜 ママ助かっちゃう〜!」
彩 「まかせてぇ〜!」
百合 「……」
ちょっぴり元気が無い百合。
実は先ほどからトイレに行きたいのだがママのお手伝い、滅多に味わう事の無い「使命感」で
おしっこをずっと我慢しているのだった。
お姉ちゃんの誘いで百合も一家の役に立っている。
そして頑張る彩を横目に百合も頑張らないと! ちょっぴり目覚めた乙女のままごと精神。
だが、まだ幼稚園の百合におしっこを我慢する力は思った以上に発達していなかった。
※ちょろちょろちょろ………
ひっそりと聞こえる水の音。
絵里ママ 「ふん〜♪ ふふん〜〜…♪ んん〜…♪」
鼻歌交じりの絵里ママは全く気が付かない。
百合はその場であっという間に「おもらし」をしてしまった…。
百合 「ぁ… ぁ… ……」
一方彩は…
彩 (ん……… ふぅ… ふぅ…)
なんと彩も食器を洗い始めて数分でおしっこがしたくなっていた。
だが百合と同様、小学生2年になる彩にも使命感でトイレを我慢していたのだ。
百合 「あ…ん…」
ふと、隣の百合の声が聞こえた。
百合 「おおつぶちゃん…」
彩 「ぇ…?」
百合の顔を見ると顔を真っ赤にしてちょっぴり涙を流す百合の目線は後ろを見ていた。

彩 「百合…ちゃん…?」
百合 「おおつぶ…ちゃん… ないしょ…ネ…」
後ろを見ると大粒がなぜか百合をじっと見つめている。
そして不思議と思った彩は百合の方を振り向くとなんと足元に水溜りが広がっているではないか。
「百合ちゃんがおもらしをした。」
そう悟った彩はすばやく大粒の前に立ちはだかる。
彩 「見るなぁ〜!!」
大粒 「じぃ〜〜〜〜〜……」
無言のまま大粒は彩たちの隣へとゆっくり歩み寄ってきた。
百合 「うっ… うぇっ… うぇぇん…」
今にも泣きそうな百合。
そして彩にも尿意の限界が近づいてきた。
食器洗い終わればトイレに行ける。それなのに腕を組んで高みの見物な大粒。
一瞬で頭に血が上った彩は大声で大粒に命令をした!

彩 「おおつぶ〜〜っ!!!」
大粒 「じ〜〜〜〜……」
自分にも迫るおもらしの危機。大粒に命令しても微動だにしない大粒に彩は更に怒る!
彩 「手伝わないから百合ちゃんがおもらししたんでしょ〜っ!! 手伝えっ!!」
だが…
あまりにも興奮したせいか、小学2年の彩は感情のあまりパンツを温めてしまった………
彩 「………! あ…っ!!」
彩 「見るなぁ!! ばっ… ばかぁ!」 01
大粒 「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………」
百合 「ぅぇ… うっく… ひっく…」
彩にとってはちょっぴりキツめなジーンズ。自らのおしっこでとっても恥ずかしいシミを魅せてしまう。
※じゅぉおお〜〜〜〜……
ぴったりと肌に密着したジーンズにおしっこの行き場は無く噴出の音が漏れ出る。
彩 「こっ… このぉ〜〜…」
彩 「見るなって言ってるでしょ!!」
彩は手に持っていたスポンジを勢い良く大粒の顔へ投げつけた!
※バッチィ〜〜ン!!
思いっきり顔面にスポンジがヒットした大粒。
大粒 「…………………」
大粒 「う…………」
大粒 「うぇ………」
大粒 「うわ〜〜〜〜〜ん!!」
なんと大粒は泣き出してしまった!
先ほどまでの騒ぎをよそにして陽気な絵里ママは初めて大粒の泣き声で我に返る。
絵里ママ 「わっ…!? どっどしたの…??」
彩 「う…… うっ… うっ… うぇ〜〜…ん…… え〜〜〜〜〜ん!!」
なんと彩まで泣き出してしまった。
百合 「うわぁぁ〜〜〜〜ん…!!」
泣くまいと頑張って頑張って耐えてきた百合も2人を見て泣き出してしまった。
絵里ママ 「ちょっ ちょっと〜 どうしちゃったの〜!? 3人とも〜〜」
突如目に映る3人の泣き姿と彩、百合のおもらし姿で焦る絵里ママ。
3人の姿を見た絵里ママは食器洗いを中断し
御風呂を沸かし4人で仲良く入る。

着替えを済ませた後、皆でアイスを買に行きました。


