りんご 「まずい〜〜っ!!」


突如部屋から飛び出したりんごは慌てて階段を下り急いで靴を履く。


なびき 「あ、おはよ〜 どしたの…?そんな急いで」


りんご 「遅刻しそうなのよっ! 私朝ごはん要らないからねっ」


なびき 「あ…!」


無論大学と高校では登校時間は違う。


なびき 「ごめ〜ん!! 早く起こせば良かったね!」


りんご 「いや、なびきはいいの! あんの目覚まし!帰ったらただじゃおかないからっ!」


なびき 「ごめんねぇ〜… りんご…」



そう言い残すと勢い良くドアを開け外に飛び出したりんごは
朝一番のおしっこも出さないまま雫高校へと走り出した。




生徒会長のりんごの自慢の一つ、皆勤賞。

入学してから無遅刻無欠勤のりんごにとって遅刻などもってのほか。

なんとしてでも卒業まで貫き通したい!





そんな甲斐あってかギリギリ登校時間内に間に合う。


りんご 「はぁ… はぁ… はぁ…」


りんご 「なんとか… 間に合ったわね…」



荒井 「よ〜っし!さあ、お前ら席に着け!」


荒井 「今日は代理で私が受け持つことになった」


荒井 「そして今日の授業は特別大事なポイントを教える」



りんご 「ふぅ…    ふぅ…」


まだ呼吸も整わないまま数学の教科書を開き始める。


荒井 「お前ら!ションベン漏らしてでも席を立つんじゃないぞ〜」







一時間目の鬼荒井の緊張した数学の授業が終わる。

なにげなくトイレへ向かうりんごだが珍しくトイレは長蛇の列。

並ぶのもめんどくさいと思ったりんごはその足でオレンジのパックジュースを買い

屋上で空でも眺めていた。


飲み終えると二時間目、歴史の授業のため教室へと向かった。

















キーンコーンカーンコーン………


そして二時間目の授業が終了する。


りんご 「……ふぅ…  …。」


りんご 「…………」



りんご (そういえば今日まだ一回もトイレに行ってないのね…)


これといってそこまで尿意は強くないがとりあえずここで用を足しておかないと
次の時間、いつトイレに行きたくなってもおかしくない。

そう思ったりんごは歴史の教科書をしまい席を立ちトイレへと向かった。








そしてちょうどトイレにたどり着く頃、後ろから声が聞こえた。


いかりや 「おう、生徒会長。」


りんご 「ん…?」


いかりや 「はっはっは…。ちょっと話がある。いいかな…?」


りんご 「…… あの… トイレの後でもいいでしょうか…?」


いかりや 「んんん〜〜…? それはいかんのう…」


ゴゴ…


いかりや 「実は急ぎの用事でな、来月の学園祭の催しについてだ」


りんご 「…今じゃないとだめなんですか…?」


ゴゴゴゴゴ………


いかりや 「当たり前じゃ!」


りんご 「はい…分かりました… (なによ、もう…)」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!






雫高等学校いかりや校長。総責任者でかつ計算高い男。

そして…

おもらし性癖所持者である!!



彼のトイレ妨害計画はりんごがトイレに向かう表情を見た瞬間に始まっていた!!



キーンコーンカーンコーン………


りんご 「あ……」


いかりや 「さて、三時間目か…。胡桃会長よ、ちゃんと授業を受けるのだぞ。 わっはっは」


りんご 「なんなのよ…一体…」


さほど尿意の強くないりんごはやむなくトイレを諦め三時間目の授業を受けることにした。




三時間目の授業も終盤にかかる頃りんごは急に喉の渇きを覚える。


りんご 「ん〜… あと10分か…」


おもむろに携帯を取り出したりんごはメールを打ち始めた。


りんご 「 ※正昭!授業が終わったと同時になにか飲み物用意してちょうだい!   っと…。」


もう自腹で飲み物は買いたくないのかそんなメールを佐竹に送信。


遠くの席から佐竹がりんごに目線を送る。メッセージは届いたようだ。







しばらくして授業が終わる直前に佐竹は教室を出て行った。


そして終業のチャイムが鳴ると同時に佐竹は戻ってきた。


佐竹 「オッス!会長!さあどうぞ!!」


りんご 「うふふ、上出来ね!」


りんごは佐竹にそう告げると用意してくれた飲み物を手に取り飲み始めた。



だがその飲み物とは………




世にも恐ろしい悪魔の魔茶「高級千里茶」であった!


言わずと知れた最強の尿意発動率を誇る利尿作用激高のお茶である!



りんご 「あら… おいしいわね〜〜 このお茶。」


佐竹 「今日はフンパツして高級なお茶を用意してきました。 それはそうと会長。 例の件の事ですが…」


りんご 「おっ 返事きたの!? 聞かせて!」


なにやら密談のりんごと佐竹。その内容は良からぬ事なのか、はたまた良い事なのか。

待ち望んだ返事をりんごは興味深く聞いていた。






キーンコーンカーンコーン………


佐竹 「では、後の事はこの私にお任せ下さい。」


りんご 「頼むわよ!」


報告を終える頃ちょうど四時間目の授業が始まろうとしていた。


りんご (あ…… トイレ行くの忘れてた……)


四時間目の開始直後にりんごは思い出していた。

そして教諭が書いた黒板の式をノートに書き写そうかとシャーペンを持った瞬間悲劇は始まった…!!



※キュゥゥウウウ〜〜〜……!!


りんご 「………っ !!」


りんご (なっ…なに…!?)



突如として襲う下腹部の圧迫感。背筋に流れるトリハダ。この季節に似合わない汗。

持ったシャーペンが震えだしていた。

そして無意識に両足をさらに閉じて括約筋に予想以上の力が入る。


りんごは突然おしっこがしたくなった!!!


りんご 「な…なんで急に…?」


額に一筋の汗が伝うりんごは突然すぎる尿意に少しばかり疑問を持った。

だが答えは簡単だった。

朝から一度の排泄もしていない上、千里茶、いやもう利尿剤と言えようお茶を飲んだが為だ。

身体の水分は恐ろしいほどのスピードで尿へと変化を遂げてゆく。


りんご 「な… なんでよ… もう…!」


尿意を覚えた瞬間から授業はすべて上の空、ただ一つだけはっきりしている事は

現時刻だけ…!



りんご (あと…40分……)



想像しただけでも戦意喪失しそうな残り時間。だがりんごにも意地はあった。

つい最近彩と一緒におもらしを披露したりんごだったが

授業中の「トイレ宣言」はりんごのプライドが許さなかったのだ。

意地でのこの時間を乗り越えトイレに駆け込む。そうりんごは決めていた。


そして今日のりんごのパンティー、

一番のお気に入りの純白パンティー(ブランド生地29800円)。


これもりんごを意地にさせた要因の一つでもあった。


りんご (はぁ… はぁ… はぁ…)


これ以上我慢するとおもらし快感モードに突入してしまう…!

そしてこれ以上おもらしを披露してしまうと会長の沽券に関わる。

そんな思いでりんごは懸命にアソコを人知れず押さえつけていた。


りんご (はぁ… はぁ… はやく…! でちゃいそう…!)


次第に強くなる握力。出口を必死でガードする刺激は同時にクリ○○スも刺激していた。


りんご (あ… いやん… だ… だめぇ… はぁ… はぁ…)


りんご (出…ちゃうよ… そんな…に… 刺激… しない… で…)



半分快感モードに足を踏み入れていた頃、奇跡とも言えよう終業チャイムは鳴ったのであった…!



キーンコーンカーンコーン………



りんご 「お…っ お… お…  終わったあぁ〜〜っ!!!」



思わず声が出たりんごは同時に教室を飛び出していた。


りんご 「はぁ…! はぁ…! はぁ…! はぁ…!」






だが勢い良く飛び出したもののほんの数メートルでりんごに異変が!


りんご 「 はぁ…っ!! はぁ…っ!! だっ だめ…っ! 走れない…! 」


あまりにも急激に増えたおしっこを必死で我慢し続けた膀胱は

りんごに激痛を与え行く手を妨害した。


りんご 「だ…だめ… だめ… 走ったら… 出ちゃう…」


それでもりんごは汗で濡れた手をアソコにがっちり押さえ付けながら

千鳥足になりつつも一歩一歩と一心不乱でトイレを目指した。


りんご 「 はぁ…  はぁ…  はぁ…… 」

りんご 「でちゃう…! でちゃう…!  でちゃう……」





手を離したら一瞬でこぼれてしまう…!





そんな言葉を自分に言い聞かせながら最後の力を振り絞るりんご。

少しずつ…少しずつ… 確実にトイレは近づいてきた。


りんご 「 はぁ、はぁ、はぁ! あと…ちょっと… 」






そして…!

ついにりんごの意地が勝り念願の天国とも言えようトイレに到着した!!


便座のフタを開けると同時にスカートをまくりパンツを思いっきりズリ下げる!





りんご 「出ちゃだめぇえええ〜〜〜〜!!」




















パンツを下げ終えると同時に便座に腰を勢い良く下ろすりんご。


その瞬間全ての力は消え、

りんごのアソコから熱いおしっこが一気にビームの様に噴射したのであった。



※ぢょおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜…… 01



瞬く間に安堵の空間が広がる。

もう、しぼむ力に任せたままおしっこは噴出し続ける。

音消しも忘れたりんごはただただその開放感を無我夢中で味わっていた。






しばらく放心状態が続くりんご。



勢いは少しばかり衰えたものの奥底から出続けるおしっこは終わることを知らない。


1分30秒経過するも溜まりに溜まった熱いおしっこは遠慮なく便器の表面を叩きつけていた。



りんご 「 はぁ…………   はぁ…………  はぁ…………… 」



















約2分。


りんごの中で記録的とも言えよう長時間の放尿は終わった。


そしてその後もしばしの放心状態が続く。


我に返ったりんごはその雫でびっしょりになったアソコ回りを拭こうと紙に手を伸ばすが……



りんご 「 ……  ん…?     え……? 」



なんと!そこに残されていたのはトイレットペーパーの芯のみであった!



りんご 「えええええ〜〜〜!?」



普通なら入る時に確認するか、別途でティッシュを用意しておくとかそれが普通なのだが。

まああそこまで切羽詰ったりんごには無理な話であろう。




りんご 「……………」



しばらく考えたりんごは「彼女」にメールを送った。


※「普通科トイレ、紙を持ってきて」…と。





りんごにとってはちょっぴり気が引ける。そして罪悪感。

だが彼女はりんごにとって一番の理解者でもあった。



数分後、彼女は紙を持ってりんごの前に現れました。 02





妹肌のりんご、お姉さん肌の彩。

今日はいつもよりなんとなく波長が合い

まるで姉妹の様に彩はりんごのお世話をしたのでした。