美黄流女子高等学校に修学旅行の季節がやってきた。

前回の旅行では佑香が怪我のため旅行には行けず4人そろっての旅行は今回が初。

佑香自身も初の修学旅行となった。





買い物や食事、観光地に仲間。いつもの4人組なのになぜか心が弾む。

決められた時間内でより多くの場所へと作戦会議したり。










4人が向かった場所はこの観光地域でもっとも田舎にある博物館。

4人の意見が一致して見物に向かったのだがその帰りの出来事だった…。




美雪 「…ゆかっち…?」


佑香 「……… ん…」



美雪 「どしたの? 顔色悪いよ…?」


佑香 「はぁ… はぁ… うん…」





佑香 「だ… 大丈夫だよ… 美雪ちゃん…」


明らかに元気が無くどことなく落ち着きが無く額には汗が流れていた。


美雪 「頭痛? なにか我慢してるでしょ…?」


美雪の優しい問いかけに佑香はついに告白を決めた。






佑香 「あっ… あのね… み…美雪ちゃん  実は…」






そう。佑香はトイレを我慢していたのだ。


帰りのバス停でバスを待っていた佑香に突如襲ってきた尿意。

夏の季節に飲みすぎたジュースが一気に尿意へと変わり佑香を苦しめていたのであった。


美雪 「それならそうと言ってくれれば良かったのに〜」


だがそんなわけにもいかない理由が佑香にはあった。


マップに載っている公共トイレは一箇所。徒歩での往復の時間を大体把握できる。

そして一番の問題はバスの運行時間。

このバスを逃すと次が来る時間はなんと2時間後。日程も門限も全てが狂ってしまう。


せっかくの修学旅行。ちょっとした自分のミスは皆避けたいもの。

人一倍他人の事を気遣う佑香は「トイレを我慢する」という選択をする事を3人は容易に想像できた。


メグミ 「ばかだな〜ゆかっち。そんなの我慢しなくていいよ〜」


佑香 「だ… だって… 迷惑が……」


愛子 「遅れたっていいじゃない〜 説教なんてたいしたことないんだからさ」


美雪 「さ、トイレに行こ! 身体に悪いよ」


笑顔で励ましてくれる3人の顔を見た瞬間心いっぱいに嬉しさがこみ上げてきた佑香。

だが「おしっこ我慢」はこれも人一倍悟られたくない佑香の性格。

反面、恥ずかしさも目一杯の佑香だった。





しかし…


やっぱりどうしてもここで次のバスまで2時間3人を待たせるのは時間の無駄だと判断。

かといってそのままバスに乗っても100%シートの上でパンツの中を温めてしまう。

そして濡れたパンツのまま旅館まで歩くのも絶対に避けたい。




佑香が選んだ最後の選択は




お野ションであった…。







美雪 「え!? ゆかっち、できる…の…?」


メグミ 「ゆかっち…」


そんな事しなくてもいいよ、とトイレで用足しをススメる3人。

だがどうしてもバスを遅らせたくない気持ちを3人に正直に話し

美雪には付き添いの見張りを頼んだ佑香。

佑香の覚悟はもう決まっていた。



メグミと愛子はちょっと離れた場所で見張り役、美雪は付き添いで見張り役を引き受けた。





美雪 「………… 何かあったらすぐ…呼んでネ…」


佑香 「うん… ありがと、美雪ちゃん」















木の根元に立つ佑香。



足元に広がる地面、もう我慢の限界のため足が小刻みに震えているが

初のお野ションという絶対にしたくはなかったその行動を実行しようとしている思考にも足が震えていた…。


佑香 「はぁ… はぁ…」


徐々に高くなる鼓動。息も荒くなり恥ずかしさも更にこみ上げてきた。

そんな仁王立ちして地面を見つめる佑香。




佑香 「はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…」



佑香は静かにパンツに手をかける。

そして中腰のままパンツをおろし一気に地面が目の前に迫ってきて完全にお野ションスタイルになる。




佑香 「はぁ… はぁ… はぁ……   はぁ… はぁ… はぁ…」




しばらくはしゃがんだまま開放はせず我慢を続けていた。

だがそのスタイルで微動だにせず括約筋のみでの我慢はそう続くはずも無く

まさにしゃがんだまま限界MAXに達してしまった…。



シュゥッ!


そんな第一波の「音」は佑香に聞こえた。


次第に放出の量が多くなる。


シュウゥゥ〜〜〜… 



だがここで更に襲う「羞恥心」。自分の放尿姿から目を背ける佑香。

震えが大きくなるにつれて涙も出てきた佑香はその排出音が響き渡る空間にいた。





そしてしゃがんでいる佑香はその足にも力が入らなくなり

自然と背にある木に寄りかかってしまう……。


佑香 「はぁ… はぁ… はぁ… 恥ずかしいよぅ… はぁ… はぁ…」




不自然に広がる水溜りの音はなんとおしっこが引っかかったパンツから流れる無数の滴る雫の音だった。


シャァアアア〜〜…… ビチャビチャビチャ……



お野ション経験ゼロの佑香。そして和式トイレもゼロに近いほどの経験しかない佑香は

案の定こんな状況でうまく排出できるわけも無く

純白のパンツを自らのおしっこで鮮やかな黄色のパンツへと染めてしまうのであった。


そんな事もツユ知らずただただこの恥ずかしさを耐えている佑香。



そして…


手足の指先が熱くなり…


その全身の感覚を快感が覆い尽くす頃…


佑香は涙を流しながら…


イッてしまったのであった…。











数分後、美雪と合流。

美雪は佑香にかける言葉も無いまま

まずは強く抱きしめてあげた。

30秒ほど美雪に包まれたまま佑香はただ泣くだけだった。





さらに数分後、ちょっぴり落ち着きを取り戻した佑香は改めてメグミ、愛子と合流をする。

そんな時ちょうど遠くから聞こえるバスの音に気が付く。

笑顔で出迎えてくれたメグミと愛子、そして美雪。

佑香にアイコンタクトで「頑張ったね」とでも言おうか。

そんな言葉がぴったりの再会で仲良くバスに乗り込んだ。




舗装のされていない山道に揺られながらシートで旅行マップを確認。

4人の修学旅行はまだ始まったばかり!

佑香を見張っている時に買った4本のジュースをメグミは皆に配ると

それを飲みながら4人は旅行マップに釘付けでした。










幸いな事に美雪は新しい下着を持参していた為

美雪と佑香は色違いのおそろいパンツでその日を過ごしました。