何時の頃からだろうか。



私が自分自身の性癖を抑えきれなくなり、密かな愉しみに時間を費やすようになったのは。

そう、あれはたった一回の偶然の悲劇だった。

2年前の暮れに深夜に乗せた若い女性が私のタクシー(車)で
失禁してしまってから、私はこの愉しみに目覚め始めた。



2年前の暮れ、忘年会でもあったのだろうか、彼女は一目でわかるほどに酔っていた。

若く美しい女性の酔った姿は、下半身がムズムズするような色っぽさがあり、
彼女を乗せただけで、私の気持ちは非常に高ぶっていた。


彼女は相当酔っていたらしく、行き先を私に告げるとすぐ居眠りをはじめた。

彼女の意識が遠のくにつれて、両膝が左右に開きだし、私は、気が気ではなく、バッククミラー越しに
その左右に揺れる両膝の奥を何度も眺めていた。

しばらくそんな行為をしていると、その女性が急に飛び起きた。

私は、その破廉恥な行為に気づかれたかと思いバックミラーから視線を外したが、
どうも女性の様子がおかしかった。何気なく、またバックミラーを覗くと、

彼女が手をスカートのお尻に何度も当て、ひどく動揺を見せていた。


私が、どうしたのかと尋ねると、彼女は、寝小便をしてしまったことを告げ、
着替えたいので近くのコンビニに寄って欲しいと少し照れが混じった口調ではあったが、
努めて冷静な言い回しで告げてきた。



不幸なことに、途中に車で簡単に立ち寄れるコンビニはなく、
彼女は濡れた下着のまま、 自宅マンションへと消えていった。

私は、彼女を降ろした後、彼女が失禁した尿を処理している途中、
アルコールと若い女性のフェロモンの入り混じった彼女の尿の温もりを感じ、
SEX以上に股間が熱く、硬くなる感覚を覚えた。





ここから、私の悪癖が始まった。












あの衝撃の体験から2年。その間にいろいろ失敗を重ねたが、

今では防犯カメラと偽った高感度の車載カメラまで備え付け、

決定的瞬間を捉えてはインターネット上でビデオ販売をやる始末だ。

乗せた女の子が可愛いければ、サービスといって利尿剤入りの飲み物を差し出し、

近道といっては、わざと渋滞している道などを通り、失禁に追い込んでいった。

そして今日も、ターゲットにふさわしい女が、何も知らず私のタクシーに乗ってきた。


「すいません、青葉台まで・・・」


乗せた女はそういって、シートに深く身体を沈めた。


「高速、使ってもいいですか?」


今日、首都高は大きな事故があり、大渋滞している事を、私は知ってそう告げた。


「ええ、いいですよ。」


何も知らない彼女からは、素直な声で返事が返ってきた。

金曜日の深夜1時前、渋谷から乗せた女は少しアルコールが入っているようだが、しっかりとしている。

ローライズ気味のジーンズを履いているところや、垢抜けた雰囲気から、普通のOLではなさそうだ。


「今日は、会社の忘年会ですか?この時期、飲む機会が増えて大変でしょう?

良かったら、これ、飲みますか?酔い覚ましにピッタリですよ。

スポーツドリンクなんですが・・・もちろんサービスですよ。」



私は、いつものように、利尿剤入りの飲み物の入ったポットを左手で差し出した。


「ありがとうございます。じゃあ貰っちゃいますね。」


あっけらかんというと彼女は、利尿剤入りのスポーツドリンクを紙コップに注ぎ、おいしそうに飲み干した。


「お客さん、モデルさんか何かですか?」


私は、細身で垢抜けた雰囲気から、彼女の職業が気になり、何気なく聞いた。


「・・・モデル?そういってくれるの、運転手さんだけですよ。」


彼女は少し照れながらも、少し自信ありげな表情でそう言った。


「でも、人前に出る仕事でしょ?普通のOLさんにしちゃあ、きれいすぎますよ。」


私は、少し大げさに彼女を誉めながらそう続けた。


「確かに、人前には出てるかな?運転手さん、BSの早朝のニュースとかってみる?」


「すいません、こういう仕事なもんで、朝・夜逆転の生活ですから、

朝の早いうちはまだ車ん中ですわ。」



「じゃあ、知らないっか。私、朝のニュースやってるの。こう見えて、私、フリーのアナウンサーなんですよ。」


彼女は、非常に好感の持てるさばさばとした口調でそう応えた。


「へぇ、知らなかったなあ。今度、非番の日、見てみます。

お客さんの出てる番組ってなんていう番組?」



「トップ・モーニングって言うんですよ。今度見てくださいね。」




そんな会話をしているうちに、車は徐々にスピードを落としていった。








「結構、混んでますね。」


彼女が、少し退屈気な口調で話し掛けてきた。まだ、見る限り尿意を感じてるかどうかは

分らないが、先ほど飲み干した利尿剤入りのスポーツドリンクがそろそろ効いてきているはずだ。


「そうですねぇ、どうも大きな事故があったみたいですよ。当分、こりゃ動かないな。」


私は、当分車から降りられないということを印象付けるためにそう言った。


「どれくらいかかりますか・・・」


彼女は少し不安げに聞いてきた。


「どれくらいって言っても、この様子じゃあ、あと2時間はかかっちゃうんじゃないのかなぁ。

あっ、お客さんトイレとか大丈夫、高速じゃ降りられないから、我慢してくださいね。」



私は、彼女の尿意を確かめたかったので、少々、乱暴な聞き方かとは思ったが、そう言った。


「もう、運転手さん、そんな不安あおらないでくださいよ〜。」


彼女はさわやかに笑いながら、シートにもたれ掛かった。

私は、彼女のその態度に少し不安を覚えたが、後、20〜30分すれば何らかの

兆候が出るだろうと、彼女のバックミラー越しに様子を監視し始めた。

案の定、30分ほどすると、彼女の動きが小忙しくなってきた。

足をゆっくり組み合えたり、太ももを擦ったり、いつものパターンだ。


「お客さん、寒いんですか?エアコン強めます?それとも暖かいお茶もありますよ。」


私は、そういって、別のポットを差し出した。


「もう、お茶なんか飲めませんよ〜。何気にピンチなんです。」




「えっ?ピンチって?まさか・・・」




私は白々しく聞き返した。


「結構、トイレ、行きたいんですけど・・・あと、どれくらいですかねぇ。」


彼女は、少し照れ笑いを交えて、身を乗り出してきた。


「さっきから、ほとんど動いてないですからねぇ。」


彼女は、私の話を聞きながら、ずっと先まで続くテールランプを眺めていた。


「・・・そっか・・・どこか、途中のインターで結構ですから降ろしていただけますか。

そろそろ、厳しくなってきたんで・・・」



彼女は、太ももを擦りながらそういって、また脚を組替えた。


「・・・運転手さんとかって、渋滞でトイレとか行きたくなったらどうするんですか?

やっぱり、男の人だから、そんな苦労は少ないですかね。」



彼女は、少しでも気を紛らわそうとしているのか、しきりに話をし始めた。


「そうねえ〜、少ないですね。その辺でできちゃうし・・・。

それより、アナウンサーさんとかの方が大変じゃないの?本番始まったらトイレ立てないでしょ。」



「スタジオでは、大丈夫ですよ〜。私たちがつらいのは、取材の時。

今までで一番、やばかったのが熱気球からのレポートだったんですけどね・・・」



私は、彼女の我慢話に期待を膨らませて耳を傾けた。


「この仕事はじめた頃、熱気球から、朝の天気予報ってやったんですけど、

本番中、2時間上がりっぱなしで、しかも、熱気球あげる場所にはトイレはないでしょ。

降りてから、すぐ車に乗って、トイレに向かったんだけど、もう、我慢できなくなって・・・」



「それで、どうしたんです。」


私は、思わず続きをせかした。


「恥ずかしいんですけど、ちょうどいい茂みがあったんで、止めてもらって、しちゃいました。」


「それは大変でしたね。」


私は、愛想笑いをしながらそう言った。


「もう、笑わないでくださいよ。結構、恥ずかしかったんですから・・・

それに、こんな話ししてたら、余計、トイレ行きたくなるじゃないですか〜。」



彼女は、少しいたずらっぽい笑顔でそういった。

彼女の性格からして、失禁しても泣かないな。意外とあっけらんとした態度なんだろうな。

でも、そういう方が、かえって燃える。

私は、そういう女性の方が大人を感じるのだ。

この前、失禁に追い込んだOLは泣きじゃくって大変だった。

降ろすのも一苦労だったからな。これくらいおおらかな女性の方が、私はいい。

それからしばらく経った頃、彼女の明るい声が聞こえてきた。


「やばい、やばい。運転手さん、路肩とか、車の陰でもいいからできるところ

ないですか。もう、結構、やばいんですよ〜。」



彼女は、努めて明るい口調で言ってきたが、声が少し震えていた。

それに、若い女性が、路肩で放尿をしたいということを、男の私に告白するのだ、相当、限界に近いのだろう。


「路肩ですか?もう少し、我慢してください。もうすぐ次のインターですから。」


私はそういって、彼女をなだめた。


「あ〜っ〜、早っく、早っく。」


彼女は、私と助手席着の枕の部分をつかみ、キョロキョロ周りを見ながら、

リズミカルに身体を揺すり、そう口ずさみはじめた。


「がんばってくださいね、もう少しですから・・・

私も、飲み物なんか勧めなきゃ良かったですね・・・すません。」



私は心にもないセリフを彼女に言ってその場を取り繕っていた。

彼女のリズミカルな声が吐息に混じって左の耳から入ってくる。

尿意をこらえた若い女性の吐息は、私の股間を固く硬直させていった。


「あーっ、でる。でる。でる・・・。」


彼女の悲鳴が聞こえたので、バックミラー越しに見ると、彼女は両手で股間を抑え、シートに大きく仰け反っていた。

バックミラー越しに視線が合うと、「やばっ、運転手さん、今のは、 やばっかったです。セーフです。」

と照れながら応えたが、今のは少量、ちびっているはずだ。

その証拠に、股間に手を当て、濡れたかどうか確かめるように、指を擦り合わせている。こうなれば時間の問題だ。


「大丈夫ですか?後もう少しですから・・・ねっ。」


私は、内心とは裏腹に励ましの言葉を掛け、運転を続けた。

それから、5分も経たなかっただろうか。



しばらくすると、今までより低い声で、「ああ、ごめんなさい・・・」と後ろから聞こえてきた。





私は、バックミラー見ながら、耳を済ませると、シューッという音が聞こえてきた。





「・・・ごめんなさい・・・。漏らしちゃった。・・・シート汚しちゃった分はお金払いますから・・・

はぁっ、まさか、漏らしちゃうなんて思いませんでしたよ。」



彼女は、前髪を掻き揚げるように額に手をやり、力の抜けたような声で言った。


「本当にごめんなさい・・・」


肩を落とし、少しうつむき彼女は照れくさそうにそう言った。


「いや〜、気にしないでください。結構、女の人でやっちゃう人いますから。

本当に、気にしないでくださいね。」



私は、彼女の失禁姿に抑えきれないほどの興奮を覚えたが、努めて冷静に言った。


「あ〜あっ、ズボンまでグショグショ・・・。

駅のコンビニで朝ご飯買って行こうと思ったけど、これじゃいけないですね。

もう、マンションの前までお願いします。」



彼女は気持ち悪そうに、股間にへばりついたジーンズの布を引っ張りながら、

自ら作った恥ずかしい染みを見ていた。


「もう、おもらしなんて、幼稚園でもしなかったのに〜。この歳でやっちゃうなんて〜恥ずかしいですよ〜。」


思った通りのおおらかな性格なのか、それとも精一杯の照れ隠しなのか、

その後、タクシーを降りるまで、ひたすら話しつづけていた。

ようやく、彼女が住むマンションの前に到着した。

失禁から約30分が経過している。彼女は股間に相当の不快感を覚えているだろう。

その証拠に、何度も、濡れた部分を気持ち悪そうに引っ張っていた。

それは彼女のような若く美しい女性には似つかわしくない行為だが、

その痛々しい姿が私を気持ちを盛り上げていった。


「それじゃ、気を付けてくださいね。ええっと、11,200円です。」


私は、そういって車を止めると、彼女は財布から、15,000円出し、

釣りはシート汚したからいらないといって、車を降りた。



マンションに向かって歩いていく彼女の後ろ姿は、

ジーンズで包まれた丸みを帯びたお尻にはっきりと失禁の染みがついていた。



私は、彼女が降りた後、彼女の残したぬくもりに顔を埋め、



今日も果てるのであった。










著:Lemon Juiceさん  画:tyao  モデル:さやか嬢