もそもそと落ち着きの無い様子。





2〜3回、寝返りを打ちまた眠りに就こうとするがすぐに落ち着きがなくなり




そうしている間にも完全に目が覚める。

































愛子 (………………どうしよ…)


布団の中、尿意で目が覚めた愛子は少しばかり考える…。


愛子 (困ったなぁ… トイレに行きたくなっちゃった…)

愛子 (……………)


身体をよじり尿意に耐えるしぐさでかすかに聞こえる布団の音。
静まり返った部屋の中、愛子の周りだけが鼓動で響いていた。


愛子 (……う〜〜ん……)


すぐトイレに向かえば何の問題も無いのだが
向かえない理由はただ一つ。


夜道が怖い!


綺麗な月明かりの夜道だったとはいえ
一人だとさすがに怖く感じる。


愛子 (ひ…一人じゃイヤだしなぁ…… はぁ… はぁ…)

愛子 (このまま寝ちゃおうかな…  大丈夫、おねしょなんてしないよ)



どうしても一人でトイレに向かえない愛子はこのまま寝る事を決意。
そして強引に眠りに就こうとした時、ちょうど隣で気配を感じる。


愛子 (…!)


タイミング良く目を覚ましたのはメグミであった。


メグミ 「…!  愛子…? 起きてるの…?」

愛子 「あ…、うん 起きてるよ〜  あ…あのね、メグミ…」

愛子 「お…おトイレ…一緒に行かない…?」



メグミ 「あ、あぁ… 一緒について行ってあげるよ」


しょうがなく一緒に行ってあげることにしたメグミ。

だが、実は愛子が目を覚ます数分前にメグミはすでに目を覚ましていた!

彼女も一人で行くのが怖くて強引に眠りに就いたが浅い眠りに就くも
やはり尿意で目が覚めてしまった。
そしてタイミングよく愛子も目覚めていた。

メグミが言おうとしていたセリフを先に愛子が言ってしまい思わず強がってみせたが
メグミにとっては全然「しょうがなく」ではなかったのだ。


メグミ 「ま…まぁ 一緒に行こっか… ネ」


なぜこんなタイミングよく二人とも尿意に襲われたのか…。

先ほど寝る前に行ったトイレだが
その時に溜め込んだおしっこは膀胱をかなり膨張させていた。
そしてその反動のせいもあってカラッポになった膀胱は一気に縮小。

普通の量でもMAXに感じる尿意。
なのでさほど時間も経過していないのに尿意で目が覚めたというわけだ。

そして夕食においしくてつい飲みすぎた特製ジュース。ソレも原因の一つであった。



佑香を起こさないようにと静かに布団の上を歩きドアを開ける二人。


※「ギィ〜…」


だが怖がってトイレに行けなかった二人を更に驚かせる光景が。


メグミ 「…え………」

愛子 「ちょ… ちょっと…」


月明かりは雲で隠され先ほどの風景とは一変、
そして虫の音色など本当にあったのか?と思うほどの闇夜を包む異常と化した静寂ぶり。

あまりの静か過ぎる闇夜の道は手の持つ灯りなど全くの無力化。
無限に広がる恐怖は二人の度肝を抜いた。


愛子 「な…なにこの暗さ… さっきと全然違うじゃない…」

メグミ 「こ…これは…… やばいな…」


この時点でアソコがムズムズし出す二人。
これが「恐怖心」というやつであった…。


愛子 「これ… 行けるの…?」

メグミ 「い…行くしか ないよ… 他にトイレ無いんだもの…」

愛子 「う〜〜〜ん… 外でする…  っていうのは無理… かな…?」

メグミ 「愛子は良くても私は絶対無理! 私はどうするのよ!」

愛子 「だってぇ〜… ちょっと…怖すぎだよぅ この… 道…」

メグミ 「いいから行くよ! 大丈夫だって!」

愛子 「う…うん〜…」


とたんに尿意が強くなる。
この先10分は歩かなければならない事を考えるともう出発しないと間に合わない。
そう思った二人は闇夜のせいもあってか人目を気にせず
アソコを押さえたまま歩き出した……。


道はなんてことは無い直線の一本道。
ヘタに曲がりさえしなければまず問題なく事務所に着く。

だが1m先も見えない夜道のため距離感が全く掴めず後ろにとてつもなく恐怖を感じ始める。
元々怖がりな二人にとっては人生で数本の指に入るほどの最悪の歩みであった。

そして徐々に二人とも壊れていく…。


愛子 「 はぁ… はぁ… 」

メグミ 「………… ふう…   はぁ… はぁ… 」

愛子 「だめ… メグミ… すごく怖い…」

メグミ 「私だって怖いよ… でも… でも…」

メグミ 「怖いって思うからだめなんだよ」


愛子 「こんなの… 無理だよ〜…… はぁ… はぁ…」


二人の歩く足音と呼吸の音だけが妙に響く。


愛子 「私… もう…     チビっちゃいそう……」

メグミ 「ソレは私も同じ! で…でもこんな所でもらしたら恥ずかしいでしょ? 我慢!」


アソコが恐怖でスースーする。
そしておもらしは絶対に阻止せんと力いっぱい我慢する二人。


だが…


二人が歩む方向とは全く別の方向から何かが聞こえてきた…。


カサリ…


愛子 「………え!?」

メグミ 「……………!」

愛子 「今… あっちから変な音が聞こえなかった…?」

メグミ 「う… うん…」

愛子 「やだ… なんの… 音…?」



先にチビったのは愛子であった。



※じょっ……


愛子 「やだ… なんかいるよ… 絶対! はぁ… はぁ…」


※じょろっ…


メグミ 「だ… だいじょubu…… はぁ… はぁ… はぁ…」


※じゅっ…



そしてメグミもとうとうパンツに小さなシミを作る。


徐々に震えが大きくなる二人はもうチビった事にすら気づいていない。


愛子 「だめ! もう帰ろう! 戻ろ!メグミ!」

メグミ 「あぁ… もうだめ… 帰ろう… あっちで… おしっこしよう…」





そして、来た道を戻ろうとした

次の瞬間…!





ガサガサッ!!!


※「フーッ!!!」



メグミ 愛子 「きゃああああああ!!」





突如何者かが目の前に出現!!



灯りで一瞬見えたその影に驚き腰が抜けた二人は受身も取れず思いっきり倒れこむ!


※ドスン!





恐ろしく気が動転した二人はその影は一体何者なのかなど判別不可能。

ただただ大マタ開きで怯えるメグミ。  

腰を抜かしてなお逃げようと四つん這いになる愛子。

そして、

先ほどのチビりのシミを一瞬でかき消す大きなシミと生温かさが彼女らを襲った……。


※しゅうっ… しゅわああぁぁ〜〜… 01       戻る 02





地面にオシリが密着しているメグミは物静かにおもらしの音が響く。

そして腰を上げている愛子は激しく恥ずかしい音を立てながら大量のおしっこをもらし続けた。



数十秒は記憶にないだろう。

おしっこ足らず「大」ですらもらし兼ねないこの恐怖、震えながらのおもらしはしばらく続いた……。



その後猫と気付いたのはおしっこを全てもらした後でした。
















一方、佑香はと言うと………………




































佑香 「 う……    ん……… 」


メグミ、愛子が意を決して事務所に向かった数分後に佑香は眠りから覚める。


そう、あの二人がもよおしたという事は当然佑香も尿意に襲われる。


佑香 (…   トイレ…………)


佑香 「ね… ねぇ… メグミ…」



トイレに一緒に付いてきてもらおうとメグミに布団の中から小さく声をかける。


佑香 「……… メグミ…?」


反応はない。


佑香 「ねぇ…、メグミ?」


身体を起こしメグミの方を見る佑香。
しかしメグミはもちろん愛子の姿も見当たらなかった。


佑香 「!」


居ない事に気付いた佑香はすぐに電気をつけて確認をしたがやはり姿はない。


佑香 「や… やだ… トイレかな…」


突如慌てる佑香。


実は佑香はこの程度位なら夜でも一人でトイレに行けるのだが
「ここのツリーハウス」だけは違っていた。

二人とも行ったばかりじゃないのかとすぐさまドアを開けて姿を確認する。
だがやはり二人の姿はなく、目に入ってきたのはメグミや愛子も恐怖と感じたあの闇夜。


佑香 「あ…… あ…  やだ… 怖いよ… どうしよう…」


足が小刻みに震えだす佑香。

二人とも居るし一晩だけなら大丈夫と。
だがまさか一人っきりになり更にトイレに行きたくなる状況…。この状況だけは絶対に避けたかったのだ!


外を見たとたん急に腰に力が入らなくなりその場に座り込む佑香。


佑香 「はぁ… はぁ… っく……」


アソコに力をぎゅっと入れ懸命に耐える。


そう、佑香は子供の頃ここの細道でちょっとした恐怖体験をしそれがトラウマとなっていた。
そしてここのツリーハウスの夜道だけは一人じゃ歩けなくなっていたのだ。

あの時の恐怖体験が一気に蘇り更に尿意の焦りも重なり気が動転してくる。


佑香 「だめ… 怖い… だめ…」







そして…







この不気味な静寂の中…


少しの風が吹き、小さな物音が佑香の背後で響いた…。


だがその小さな物音は、


佑香の尿意を一気に限界にさせるのには


いとも簡単な物音だった………。



※カタン……



一瞬で血の気が引きそれと同時に佑香の膀胱は決壊を迎えた…。






佑香 「あ……………」 01          戻る 02



部屋に響き渡る佑香の排泄音。

衣類の密着のせいもあってトイレとは違うおもらし独特の排泄音が響いていた。





やがて目を真っ赤にした二人が瀕死の状態で帰還。
もう事務所に行く必要が無くなり途中で戻ってきた。

ドアを開けると放心状態の佑香の姿があった。

そして下半身に立派な大きなシミを作った3人はしばらく見つめてそして泣き出す。

安心からなのか、恥ずかしさからなのか、それは3人にしか分からない。





事務所にわけを話し(もちろんおもらしの事は伏せて)風呂場を借りる3人。
でもそれは…、すこし明るくなった朝方の事でした。

こうして次の日も恥ずかしくもありちょっぴり「おもらし」を意識しながら
練習を頑張る3人でした。





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