詩織 「ああっ! だめぇ〜〜〜!」

この日も本番直前におもらしをしてしまった詩織。

まだ寒い日が続き辺りに湯気がたちこめる。


織田 「ば…ばかっ! 一体何回おもらしすりゃ気が済むんだっ!」


幸いな事に周りには織田ディレクターしかいなかった時の出来事だった。


織田 「まったく! ほらっ! これで拭け! 他の連中が来るぞ!」


詩織 「うぅ… すみません〜… ぐすっ…」


慌ててズボン越しからタオルを擦り付ける。


織田 「着替えている時間なんざねえぞ!」
「なんとかよく拭いてごまかして知らんぷりして中継に入ってくれ」



これはもう自分の責任なので否応無く納得しざるを得ない詩織。

テレビ中継で濡れたズボンのままカメラに映るのは初めてだろう。

彼女にとってほぼ拷問に近い中継となった。





絶対にバレずに! 絶対にバレちゃダメ!!

それだけを祈りながらどうしても隠し切れない赤面で中継を終える。

終始ドキドキが止まらなかった詩織は頑張って知らんぷりを通した。


織田Dがこっそり詩織に話しかける。



織田 「たぶんバレてはいないだろう。黒ズボンで良かったな」


詩織 「ご…ごめんなさい… 以後気をつけます…」


織田 「うむ、まあここじゃ着替えられないからスタジオに戻るまで頑張ってくれ」


詩織 「は… はい」



そう言い残すと構成部第1部隊は急いで別の撮影現場へと向かった。

詩織も次の撮影現場へと向かうのだが
ここから1時間以上かかる県外での中継リポートのため着替えはできない。

他のスタッフには絶対にバレたくないため1時間はおもらしズボンのまま我慢を決意。

現場に着いたら一目散で着替えなければ!





車は新たな現場へと向かう。


運転手 「トイレ行きたい人いませんか〜?」


スタッフA 「俺は大丈夫〜」


スタッフB 「僕も大丈夫ですよ」



詩織 「………」


ほんのちょっぴりおしっこがしたい詩織。
先ほどのおもらしは全部出し切っておらずずっと残尿感と闘っていたのだった。

あまり濡れたズボンのままうろちょろしたくはなく我慢をする。


詩織 「だ… 大丈夫です」


運転手 「了解です〜 じゃあ素通りします〜」


そのまま軽快に車を走らせる。


詩織 「!!」

だが数分後、恐ろしく強い尿意が詩織を襲った。
理由はおそらく濡れたズボンが冷えてそのまま下腹部を冷やし続けていたからだろう。


とっさに詩織が反応した。


詩織 「あ… や…やっぱりパーキング寄れますか?」


運転手 「ええっ!?」


詩織 「え…?」


驚いた運転手に驚く詩織。


運転手 「まじですか!? トイレですか!?」


詩織 「え… えぇ…」


まさかご飯を食べるわけでもあるまい。

だが運転手が焦る理由はここにあった。


この区間は車を運転する者なら誰でも知っていると言われている


「魔の区間」なのだ!


次のパーキングまで異常に遠くこの区間でおもらしをした女性は数知れない。


運転手 「もう少し早く言ってくれれば…」
「な…なるべく急いで運転しますのでなんとか頑張って下さい!」


スタッフA 「な…なんと…」


焦る運転手と周りのスタッフの空気で最悪な状況だとすぐに把握できた…。



一秒一秒が全て長く感じる詩織…

どのくらい耐えただろう…


詩織 「 …ぅ…    ん…   うっ… 」


もうもじもじするしかない詩織。
その息使いは車内に響く。

絶対にもらすまいと震えながら耐えまくる!
いつしか無意識にアソコに手が伸びていた…。



そんな耐える詩織の姿にどうしても目が行ってしまうエロスタッフども。

まあ男なら誰でも魅てしまうだろう…。(tyao談)

そして限界は突如やってきた…。 電球の寿命が切れる様に… そっと… 迎えた。 

詩織 「ぁ……」 → 静かに限界       戻る



車内に広がる排泄音。

その音はとても切なく「か細い」女性の心の涙の様だったという…。



数分後、辿り着いたパーキングに偶然なのかもしくはお店の好意なのか
女性用の下着とズボンが売っていた。

一生懸命慰めるスタッフと、また新たに他のスタッフにおもらしを見られた詩織。
おもらしをしてからずっと言葉を発していなかった。



ふと見ると下着売り場に詩織が一生懸命探していた人気のパンツが売っていた。

ちょっぴり気持ちが和らぎ大事に握り締めお会計を済ませました。