部長 「御端希、悪いがすぐ向かってくれ。車はもう出るぞ」


詩織 (あ… トイレ行きたかったのにナ… 少し我慢するか)


詩織 「はい、かしこまりました」



急遽仕事が入った詩織。

世間はこの時期珍しく大型連休に入っている。
そして交通情報生中継のため現場へと向かっているのだ。



ニュース番組開始は18時。

余裕を持って中継地点へと向かっているが
予期せぬ出来事もまれに起こる。


詩織 「………」


詩織 「…ずいぶん長い渋滞ね」



スタッフ 「はい… はい… 了解しました」


スタッフが関係者と連絡を取り状況を把握する。


スタッフ 「う〜ん…、どうやらこの先事故起こしたみたいですよ」


詩織 「え…? 事故渋滞…?」





ニュース時間を気にする詩織。

トラブルが無ければ30分程度で到着する距離。

中継地点にはトイレもあり、ちょっとした休憩も取れる。

その油断が今回も詩織の失敗へと繋がってしまったようだ…。


上司 「ふむ、本部に連絡して事故中継車を新しくこちらに向かわせろ」


スタッフ 「はい」


詩織 (…まいったなぁ… あんなにお茶飲むんじゃなかったな〜…)


詩織 (けっこう…やばいかも…)



中継地点には1時間前には入らないといけない規則なのだが
すでに車に乗り始めて2時間が経過していた。

だが詩織にとっては「2時間監禁」と同じ様なもの。
そう、なぜならトイレは一切使えないのだから。


スタッフ 「いやぁ〜 少し余裕を持って出て正解ですね〜」


詩織 「う…うん」


最近体調が悪いためか思う様に力が入らない詩織。
女性の大敵「尿モレ」と懸命に戦っていた。


詩織 (はぁ… はぁ…)


まだ我慢できると自分では自覚しているハズなのだが
どうも下半身に違和感を感じざるを得ない詩織は
スタッフの目を盗んでじかに自分の下着を触り確かめる。


詩織 (はぁ… はぁ…   ん………)




それはやはり気のせいではなかった。

指に感じるヒヤっとした水分が冷えた感覚。
前の部分を触っただけで分かるほどのシミはズボンを濡らしていなかったものの
パンツには相当のびっしょりとした広がりを作っていた


詩織 (…!! やっ やだ…! 生放送があるのにっ)


青ざめる詩織。
ズボンにシミを付けたまま生放送なんてしたら一生お嫁に行けないなどと焦る。


異変に気付いた上司が詩織に声をかける。




とっさにズボンから手を抜く詩織。

人前でズボンに手を入れて「おチビリパンツ」を触っていたなんて知られたら
それこそお嫁にいけない。


スタッフ 「今連絡入りました!」


スタッフ 「通行止めは解消されたようです」



詩織 (あ… よかった… 助かったぁ…)


上司 「くそ、ギリギリだな… まあ間に合わないよりかはマシか」


そして徐々に渋滞は解消され中継車は現場へと走らせた。





キキキ〜〜〜!!

中継地点に到着した車。
だが聞き覚えのある恐ろしい声が響き渡った!


織田 「ばかやろう!もうニュース始まってんだぞ!急げ!ウスノロが!」


詩織 (!! わぁ!織田さんだっ!)


上司 「事故渋滞で遅れるってそっちに連絡は入っていただろ?」


織田 「うるせえな!言い訳なんか聞きたくねえ! もう中継に入るぞ!」


上司 「うるさい男だ、全く…」


上司 「よし、御端希。聞いた通りもう時間が無い」


上司 「すぐスタジオから中継に回ってくるから急いで用意してくれ!」



詩織 「あっ… ト…トイレに…!」


ほぼ無理やり生放送へと強制中継された詩織。
このなにもかも最悪すぎる状況は詩織の選択肢など存在すらしなかったのであった。


夢野 「ここで中継と繋がっている御端希リポーターにお繋げしましょう」

「高速中央エリアの御端希さん〜」



詩織 「は、はい〜! こちら高速中央エリアです」

詩織 「ではここからの時間は中継を交えて混雑情報と渋滞速報、
そして今一番人気のパーキング情報もお届けしたいと思います」



こうして到着わずか1分で生放送へと突入してしまった。

その間にもチビリ続けたおしっこは一番恐れていた
そう、ついにズボンにシミができ始めていたのだった。


必死に隠す詩織。もうすでにズボンが濡れている事に詩織は気付いていた。

なるべく自然に…なるべく悟られないように…。





詩織 「で…では今人気のパーキングお土産コーナーに移動してみましょう」


そしてもじもじレポートからおよそ15分


詩織 「い… 以上、高速中央エリアパーキングから
交通情報と、パーキング情報をお届けしました〜」

詩織 「ス…スタジオの夢野さん〜 お返しします〜!」



夢野 「はい〜 御端希さん、ありがとうございました〜」




徳川 「はい、お疲れ様でした〜!」


なんとか生放送中のおもらしを回避した詩織!


詩織 (くっ…! はぁ… はぁ… はぁ…)


詩織 「 織田ディレクター… トイレに行って… 」



ここまで我慢し続けた詩織… もらさないように一生懸命頑張った詩織だったが…

声を出したと同時に「おもらし」は…始まってしまった…。


詩織 ( あっ… )





詩織 ( ああっ! だめっ! だめっ! )


堰を切った詩織のおしっこは、必死に止めようとする右手と
固く締め付けた太ももにゆるゆると流れていく。


詩織 (だ… だめぇ…  あっ   あぁ… あぁ〜…)


少しずつ流れるおしっこは緩やかではあるが
確実に大量のおしっこを排泄していた。







織田 「こら! 御端希! またかよっ!」


豊臣 「御端希さん…   カワイイっす(ボソ…」


徳川 「パンティー買ってきまーす!」


またおもらしを披露してしまった詩織。

1時間後の再中継にはスカートでオムツ着用という

20歳の詩織には過酷な生中継となりました。